皆さんは『おそ松さん』の実写映画を知っていますか?
2022年にSnow Man主演で公開された『映画 おそ松さん』ですが、作品名を検索すると実写はひどい、つまらないといった気になる言葉を見かけます。
アニメ版が好きだった人ほど、六つ子を実写でどう表現するのか、Snow Manの配役は合っているのか、原作との違いはどこなのかが気になりますよね。
しかも実際の感想を見ると、途中で見るのがしんどかったという人がいる一方で、普通に面白かった、おそ松さんらしいカオスだったという人もいます。
ここまで評価が真っ二つになると、単純に出来が悪い映画なのか、それとも笑いの設計そのものが人を選ぶ映画なのかを切り分けないと実態が見えてきません。
そこで今回は年間数百本のアニメや映画を見ている私tatamiが、Snow Manの配役、六つ子設定、メタ発言、下ネタ、ストーリー構造まで映像オタク目線で掘っていきます。
なお、本記事では重要な展開を細かく説明せず、初見の面白さを残したまま『映画 おそ松さん』がなぜひどいと言われるのかを中心に解説します。
- 実写版がひどいと言われる主な理由
- Snow Manの配役と演技への評価
- 原作ファンと初見で評価が割れる理由
- つまらない派と面白い派の違い
『おそ松さん』実写がひどい理由
『おそ松さん』の実写版がひどいと言われる背景には、単純な演技力や映像品質だけでは説明できない問題があります。
そもそも原作となるアニメ『おそ松さん』は、六つ子という同じ顔のキャラクターをアニメーションならではの記号で描き分け、テンポの速い会話と突発的なギャグを積み重ねる作品です。
それを生身の俳優、それも9人組のSnow Manを中心に実写映画へ変換した時点で、原作とまったく同じ感触になるはずがありません。
私が面白いと思うのは、この映画がその不可能さを隠すのではなく、むしろ開き直って笑いへ変えようとしているところです。
ただし、その開き直りがハマらなかった人には、雑に見えたり、原作を大切にしていないように感じられたりする。
評価が割れる最大のポイントはここです。
SnowMan配役
最初に引っかかるのが、Snow Manを中心に『おそ松さん』を実写化するという企画そのものです。
原作の六つ子は基本的に同じ顔をしていて、髪型や輪郭までほぼ共通しています。
そのうえで表情、声、色、性格、動きによって誰が誰なのかを見分けさせる。
アニメだから成立するキャラクターデザインなんすよね。
ところが実写では、当然ですが演じる人間の顔も体格も違います。
カツラと衣装を合わせても、本当に六つ子に見えるわけではありません。
この違和感は映画側も把握していて、実写化そのものをネタにする方向へ舵を切っています。
この映画は六つ子をリアルに再現する作品ではなく、六つ子を実写化する無茶そのものをギャグにしています。
ここを理解せずに原作キャラクターの完全再現を期待すると、「全然六つ子じゃないやん」と開始直後からズレが発生します。
逆にSnow Manという9人組をどう『おそ松さん』の世界へ押し込むのかを見る企画映画として受け取ると、かなり印象が変わります。
私が映像作品として気になるのは、俳優をキャラクターへ消すのではなく、Snow Man本人の存在感を残したままキャラクターへ重ねている点です。
一般的な実写化なら役者本人を忘れさせることが理想になりがちですが、本作ではむしろ「Snow Manがこんなことまでやる」という現実側の情報まで笑いに利用しています。
そのため、原作ファンにはノイズになりやすい。
一方でSnow Manファンには、そのノイズ自体が楽しさになる。
同じキャスティングが欠点にも魅力にもなる特殊な映画なんです。
六つ子設定
六つ子設定も、実写化で最も難しい部分です。
アニメでは同じ顔であることがギャグの前提になっていますが、実写では一目見ただけで全員違う人物だと分かります。
リアリティの観点だけで考えれば、かなり無理があります。
でも私は、この違和感をCGや特殊メイクで必死に消さなかった判断は嫌いじゃないです。
仮に顔をデジタル加工で似せたとしても、今度は不自然さが前面に出てしまいます。
そうなるくらいなら、最初から「同じ顔に見えないけど六つ子です」という約束事として観客に飲ませる。
舞台演劇に近い発想です。
問題は、その約束事を飲めるかどうか。
原作の六つ子らしさを外見まで含めて愛している人ほど、かなりハードルがあります。
ネット上でも、六つ子として見るのは難しいという反応がある一方、どう処理するのかと思ったら納得したという反応もあります。
個人的には、六つ子設定そのものよりも、原作キャラクターと俳優の個性が同時に画面へ存在していることのほうが面白いポイントでした。
実写版のおそ松として見ようとすると違和感が残る。
でも「Snow Manがおそ松を演じている」という二重構造として見ると、その違和感自体がネタになります。
本記事で扱っているのは、Snow Man主演で2022年に公開された実写映画版です。
このへんは実写化を見る時の好みに近いですね。
私は実写化に対して、原作と同じものを要求するより、「媒体が変わった時に何を捨てて何を残したか」を見るタイプなので、この割り切りはかなり興味深かったです。
原作との違い
原作ファンから厳しい反応が出やすい最大の理由は、キャラクターの見た目以上に作品のリズムです。
アニメ版『おそ松さん』のギャグは、とにかく切り替えが速い。
短いカット、突然の場面転換、表情の極端な変化、声優陣のテンション差によって、ボケを畳みかけます。
アニメーションなら一瞬でキャラクターを変形させたり、背景そのものを消したり、現実ではあり得ない画面へ切り替えたりできます。
ここが実写化すると一気に難しくなるんですよ。
実写では身体が実際の空間に存在しているため、動作にはどうしても時間が必要です。
ボケの前後にも移動やリアクションが入り、アニメなら数秒で終わるギャグが長く感じられるケースがあります。
レビューでテンポが悪い、途中で飽きたという反応が出るのは、この媒体差も大きいと私は見ています。
しかも本作は、その問題をリアル寄りの演出で解決するのではなく、CGや編集、過剰な芝居によってアニメ側へ寄せようとします。
だから画面の情報量が多い。
ハマればカオス。
ハマらなければ騒がしい。
アニメと同じテンポや同じキャラクター像を期待すると、かなり違って感じる可能性があります。
ただ、これは必ずしも原作を理解していないから起きた違いとは限りません。
むしろ実写でアニメと同じことをやる無理ゲー感まで作品側がネタにしている節があります。
ぶっちゃけ、綺麗な実写化を期待する作品じゃないっすね。
原作の「何を見せられているんだ」という感覚を、別の方法で再構築した映画に近いです。
下ネタの賛否
『おそ松さん』といえば下ネタを避けて通れません。
アニメ版もかなり攻めていますが、実写になると同じネタでも生々しさが一段上がります。
アニメキャラクターがやっている時には記号として流せた行動でも、生身の人間が演じると現実感が出る。
しかも出演しているのは当時すでに高い人気を得ていたSnow Manです。
そのギャップまで含めて笑う設計になっています。
ネット上でも、アイドルにそこまでやらせるのかという驚きはかなり見られました。
これは私も分かります。
普通のアイドル映画なら、もっと格好よく撮るはずなんですよ。
照明を整えて、アップを増やして、ファンが喜ぶ画を作る。
でも『おそ松さん』では、そのブランドイメージを平気で崩してくる。
アイドルを格好よく見せることより、クズな六つ子へ寄せることを優先した瞬間がある。
ここは実写化としてかなり面白いです。
ただし、下ネタが苦手な人には普通にキツいと思います。
これは作品理解とは別問題です。
笑いには好みがありますし、生理的に無理なものを「原作らしいから楽しめ」と言われても無理なものは無理です。
私自身、アニメや映画を年間かなり見るなかで、笑いほど個人差が激しいジャンルはないと感じています。
仕事や学校でも同じですよね。
自分には爆笑だった話を別の人へしたら、真顔で返されるあの感じです笑。
『おそ松さん』の実写版は、その振れ幅が映画一本分に拡大した作品だと思います。
メタ発言
本作を語るなら、メタ発言は外せません。
実写化そのものへツッコミを入れたり、映像制作の都合まで笑いへ持ち込んだりする。
通常の映画なら隠すはずの舞台裏を、逆にネタとして表面へ出してきます。
ここが「おそ松さんらしい」と安心した人もいれば、「最初から言い訳しているように見える」と感じた人もいます。
私はこの評価が割れるの、めちゃくちゃ面白いと思っています。
メタ表現って、作品と観客の間にある透明な壁を壊す技法なんですよ。
普通の映画では、観客が物語へ没入できるようカメラや脚本の存在をなるべく意識させません。
ところが本作は逆です。
「これは実写映画ですよ」と何度もこちら側へ意識を戻してくる。
だから物語へ感情移入したい人には邪魔になります。
一方、作品そのものを巨大なコントとして見る人には、その仕掛けが笑いになる。
メタ発言への評価は、本作を物語として見るか、映画そのものをネタにしたコントとして見るかで変わります。
私は後者として見るほうがしっくりきました。
正直、感動的なドラマや完成された物語を期待すると肩透かしを食らいます。
でも実写化という企画自体を一本のギャグにする映画だと思えば、かなり筋が通っています。
日常でもありますよね。
絶対にうまくいかない企画を無理やり成功した風に見せるより、「いやこれ無茶やろ笑」と全員で認めて進めたほうが楽しくなる瞬間。
本作には、あの空気があります。
『おそ松さん』実写はひどい?評判検証
ここまで見ると、『おそ松さん』実写版への批判には理由がある一方、作品が狙っていたものまで完全に失敗しているわけではないことが分かります。
実際、視聴者の感想も驚くほど割れています。
低評価側ではストーリー、テンポ、原作キャラクターとの違いが挙げられ、高評価側ではSnow Manの振り切った芝居、メタギャグ、『おそ松さん』らしい無秩序さが支持されています。
つまり「映画として完成度が高いか」という一本の物差しだけでは、この作品の評判を説明しきれません。
ここからはキャスト、演技、物語、笑いの方向性を分けて見ていきます。
キャスト評判
キャストに関しては、Snow Man主演というだけで評価が分かれやすい部分があります。
原作ファンからすると「なぜアイドルで実写化するのか」という警戒心が生まれやすく、Snow Manファンからするとメンバー9人が映画へ出演すること自体が大きな魅力になります。
ただ、実際の反応を追っていくと、「Snow Manだからダメ」という単純な話ではありません。
否定的な感想の中にも、キャスト自身は頑張っていた、演技は悪くなかったという声があります。
逆に高評価側では、アイドルなのにここまで振り切るのかという点がかなり好意的に受け止められています。
私はキャスティングの評価と脚本の評価を一緒にしないほうがいいと思っています。
テンポや物語構造に不満があったとしても、それがそのまま俳優の問題になるわけではありません。
映画は監督、脚本、撮影、編集、美術、演技など大量の要素が合流して完成します。
カットの長さひとつでも印象は変わります。
役者が同じ芝居をしていても、編集でリアクションを0.5秒早く切るだけでギャグのテンポが変わる世界です。
だから私は「面白くなかった=Snow Manの演技が悪かった」という評価には乗れません。
むしろ企画として最大の難題だったのは、9人のグループを六つ子の世界へどう配置するかだったはずです。
その無理難題を映画の特徴へ変えていること自体は、かなり攻めた選択だったと思います。
演技の評価
演技についても、リアルな芝居を求める作品ではありません。
表情、姿勢、声量、リアクションを大きくし、漫画的なキャラクターへ身体ごと寄せています。
これは実写映画として見るとかなり特殊です。
普通のドラマなら、大袈裟な表情や動きは嘘っぽく見えてしまいます。
しかし『おそ松さん』では、自然な芝居へ寄せすぎると今度は原作のテンションが消えてしまう。
つまり演者は、「リアルな人間」と「アニメキャラクター」の中間をずっと走らないといけません。
これ、簡単そうに見えてめちゃくちゃ難しいっす。
特にギャグ芝居は、演者本人が恥ずかしがった瞬間に終わります。
変顔でも奇妙な動きでも、本人が照れているのが画面へ出たら観客まで冷静になってしまう。
その点、本作ではかなり身体を張って演じています。
私はここを素直に評価しています。
もちろんキャラクター再現という意味では好みが分かれます。
アニメ版で長年聞いてきた声優陣の声や間が頭に入っている人ほど、「私の知っているおそ松たちと違う」と感じるはずです。
でも、それは失敗というより実写化の宿命に近いです。
声まで含めて完成しているアニメキャラクターを生身の俳優へ置き換える以上、完全一致はほぼ不可能なんですよね。
だから私は再現度より、その違いを映画がどう料理したかを見るほうが面白いと思っています。
ストーリー
ストーリーは、本作の評価が最も厳しくなりやすいところです。
詳しい展開には触れませんが、普通の映画のように一本の目的へ向かって無駄なく進む作品ではありません。
寄り道する。
脱線する。
話が思わぬ方向へ飛ぶ。
そして、その脱線自体がギャグになっています。
ここがアニメ『おそ松さん』の短編的なノリとは微妙に相性が違います。
テレビアニメなら十数分のエピソードで「意味分からん笑」と終われる。
でも映画は長時間座って一本の作品を見るので、無秩序な状態が続くと観客の集中力を消耗します。
私はここにはあえて苦言を呈したいです。
カオスであることと、テンポが停滞して感じることは別です。
無茶苦茶な話でも、カットと情報の出し方が気持ちよければ観客は付いていけます。
逆に一つのギャグが長く感じられると、「まだ続くの?」という感覚が出てしまう。
物語性を重視して映画を見る人には、途中の脱線やギャグの連続が合わない可能性があります。
ただし、ストーリーが無茶苦茶だから即失敗とも思いません。
『おそ松さん』という作品自体、立派な大人になる六つ子を描く作品ではなく、どうしようもない連中がいつまでもどうしようもなく騒いでいる面白さがあります。
就活や仕事では「成長しろ」「成果を出せ」「将来を考えろ」と言われ続けます。
Z世代の私からすると、そんな社会の横で永遠にダラダラしている六つ子を見ると、ちょっと救われる瞬間もあるんですよね。
映画まで立派な成長物語になったら、それはそれで『おそ松さん』じゃない。
つまらない派
つまらない派の感想を見ると、いくつか共通するポイントがあります。
特に目立つのは、テンポが合わない、ストーリーが散らかって感じる、原作キャラクターとの違和感がある、ギャグがハマらないという反応です。
中には途中で席を立ちたくなったというかなり厳しい感想もあります。
ここまで評価が下がる理由を「アンチだから」で片付けるのは違うと思います。
笑いの映画って、観客との相性がシビアなんですよ。
泣ける映画なら物語や音楽、俳優の演技など複数の入口があります。
でもギャグは、ボケの方向性が自分の感覚から外れた瞬間、その時間がかなり長く感じられます。
しかも『おそ松さん』はメタ、下ネタ、大袈裟な芝居、意味不明な展開を一気に投入します。
一種類だけ苦手ならまだしも、複数が刺さらなかった人には逃げ場が少ない。
つまらない派の多くは、映像が粗いから拒否しているのではなく、笑いのテンポと作品のルールに乗れなかったと考えるほうが自然です。
特に原作ファンの場合、「自分が好きだったカオス」と「実写版のカオス」が違うこともあります。
同じ『おそ松さん』が好きでも、好きな部分は人によって違います。
六つ子同士の掛け合いが好きな人もいれば、声優の演技が好きな人もいる。
アニメーション特有のテンポが好きな人もいます。
だから「原作ファンなら絶対楽しめる」でもなければ、「原作ファンだから絶対無理」でもない。
ここはかなり個人差があります。
面白い派
一方、面白い派からは、メタ発言を見て安心した、普通に笑えた、原作らしい無茶苦茶さだったという声があります。
Snow Manをほとんど知らない状態で見ても楽しめたという感想もあるため、単なるファン向け映画だけで説明するのも雑です。
私が面白い派の感覚で一番納得するのは、映画として変なことを堂々とやっている部分です。
実写化作品って、原作ファンにも一般客にも出演者ファンにも嫌われないよう調整した結果、妙に無難になることがあります。
映像は綺麗。
キャストも豪華。
でも見終わると何も残らない。
私は年間かなりの本数を見るので、実はそういう作品のほうが記憶から消えるのが早いです。
『映画 おそ松さん』は少なくとも無難ではありません。
好き嫌いは別として、「あれ何だったんだ笑」という異物感が残ります。
しかも英勉監督作品らしく、実写で漫画的なテンションをどう成立させるかという遊びがあります。
カメラの前にただ俳優を立たせるだけではなく、編集、CG、芝居の誇張を重ねて現実の画面をアニメ的な方向へ曲げていく。
私はこの「現実をアニメへ近づけようとした結果、ちょっと変なものが生まれる感じ」がかなり好きです。
完璧な再現じゃない。
むしろ再現できないことまでネタにしている。
そういう意味では、原作を忠実にコピーした実写化というより、実写化という行為そのものを『おそ松さん』化した映画なんですよ。
ここまで振り切った方向性がハマる人なら、ネット上の「ひどい」という評価だけを見て避けるのは少しもったいないかもしれません。
『おそ松さん』実写ひどい
結局、『おそ松さん』の実写版は本当にひどいのか。
私の結論は、ひどいと感じる理由は確かに存在するものの、それだけで作品全体を説明するのは難しいです。
六つ子なのに顔が違う。
ストーリーは脱線する。
下ネタもある。
メタ発言で映画そのものまでネタにする。
アニメと同じテンポを期待すると違和感もある。
こうして並べると、低評価になる理由はかなり分かります。
特に一本筋の通ったストーリーや、原作キャラクターの忠実な再現を求める人にはおすすめしにくい作品です。
でも面白いのは、その欠点として指摘される要素のかなりの部分が、高評価側ではそのまま魅力になっていることです。
メタ発言が嫌な人には逃げの演出。
メタ発言が好きな人には『おそ松さん』らしさ。
大袈裟な芝居が苦手な人には寒い。
振り切ったギャグが好きな人には最高。
ここまで評価軸が反転する作品は珍しいっすね。
私は映画を見る時、「万人に好かれるか」よりも「その作品でしかできないことをやっているか」をかなり気にします。
その意味で『映画 おそ松さん』は、かなり変な場所まで走った作品です。
もちろん全部が成功しているとは思いません。
ギャグの尺が長く感じる部分もありますし、原作の会話テンポが恋しくなる瞬間もあります。
映画としてもう少しコンパクトだったら印象が変わったのでは、と感じるところもあります。
それでも、Snow Manを集めて無難なアイドル映画を作らず、『おそ松さん』のしょうもなさへ突っ込んでいった姿勢は面白いです。
アニメの実写化って、原作と同じ画を再現する競技ではないと私は思っています。
アニメなら一瞬でできることを実写ではどう変換するのか。
俳優の身体、カメラ、編集、CGという別の道具で何を作るのか。
そこに実写化を見る醍醐味があります。
『映画 おそ松さん』は、その変換がかなり極端だった作品です。
だから原作ファンから拒否反応が出たのも分かる。
同時に、その極端さを「これぞおそ松さん」と楽しんだ人がいるのも分かります。
ネット検索で「おそ松さん実写ひどい」と出てきても、それだけで自分にも合わないと決める必要はありません。
メタギャグ、下ネタ、カオスな展開、大袈裟な芝居が好きなら、むしろハマる可能性があります。
逆にキャラクター再現や物語性を最優先するなら、相性はかなり慎重に見たほうがいいです。
私はこういう賛否の激しい作品を見るたび、映画って人間関係と似ているなと思います。
周囲から「あの人クセあるよ」と言われていた人と実際に話してみたら、妙に気が合うことってありますよね。
逆もあります。
評判は判断材料にはなるけど、最後に刺さるかどうかは自分の感覚です。
『映画 おそ松さん』もまさにそのタイプ。
ひどいという評判まで含めて、一度自分の目で確かめる価値のある珍作だと私は感じています。
作品情報や公開当時の公式情報について正確な内容を確認したい場合は、公式サイトをご確認ください。
また、有料配信や映像商品の購入など費用が発生するサービスを利用する際は、料金や契約条件が変更される場合もあるため、各サービスの公式情報を確認してください。
契約や料金について判断に迷う場合は、最終的な判断は専門家や各サービスの相談窓口へご相談ください。
アニメ・映画が大好きで毎日色んな作品を見ています。その中で自分が良い!と思った作品を多くの人に見てもらいたいです。そのために、その作品のどこが面白いのか、レビューや考察などの記事を書いています。
詳しくはこちら



コメント