皆さんは『北斗の拳』に登場する南斗聖拳で、結局誰が一番強いのか気になったことはありませんか?
南斗聖拳強さランキングを考え始めると、南斗六聖拳のサウザー、シン、レイ、シュウ、ユダだけでなく、南斗鳳凰拳や南斗水鳥拳、南斗白鷺拳、さらには南斗五車星まで比較したくなってくるんですよね。
ところが『北斗の拳』の強さ議論って、勝ったキャラを上、負けたキャラを下に置くだけではかなりズレます。
戦った時点でのコンディション、相手との相性、精神状態、守るべき人の有無、そして何よりケンシロウ自身が物語の中で成長していくため、同じ物差しで全員を測ることが難しいからです。
特にシンは登場時期の早さで過小評価されやすく、シュウは戦闘条件の悪さによって実力の全貌が見えにくいキャラクターです。
一方でサウザーは特殊な身体の秘密が強烈すぎるせいで、純粋な拳法家としての強さが逆に見落とされやすい。
年間数百本のアニメや映画を見ている私としても、『北斗の拳』の面白さはパワーの数値ではなく、拳法、思想、感情、画面演出を全部まとめて「強さ」に変換しているところにあると思っています。
今回は直接対決だけではなく、作中での描写、技術、攻撃性能、対応力、精神面まで分解しながら、南斗勢の強さを整理していきます。
- 南斗六聖拳それぞれの強さと特徴
- サウザーやシンなど主要拳士の実力差
- 南斗鳳凰拳や南斗水鳥拳など流派の特徴
- 南斗五車星まで含めた南斗勢の強さ
『北斗の拳』南斗聖拳強さランキング
まずは南斗六聖拳を中心に、純粋な戦闘能力を比較していきます。
私が特に重視したいのは、単なる勝敗ではなく、自分の得意な戦闘展開を相手へどれだけ強制できるかです。
格闘作品では「AがBに勝ったからAのほうが強い」という比較が分かりやすい反面、それだけだと相性や負傷状態まで消えてしまいます。
『北斗の拳』は特にその傾向が強く、拳法家の精神状態が技の切れ味や判断にまで直結する作品なので、戦績だけを抜き出すとキャラクター本来の強さをかなり見誤ります。
| 順位 | 拳士 | 代表的な流派 | 強さの特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | サウザー | 南斗鳳凰拳 | 攻撃性能・技量・対応難度が最高峰 |
| 2位 | シン | 南斗孤鷲拳 | 突破力と一撃の危険度が高い |
| 3位 | レイ | 南斗水鳥拳 | 速度と切断性能に優れる |
| 4位 | シュウ | 南斗白鷺拳 | 技術・経験・対応力が高い |
| 5位 | ユダ | 南斗紅鶴拳 | 技と策略を組み合わせるタイプ |
南斗六聖拳には慈母星のユリアも含まれますが、ユリアは他の五人のような戦闘主体の拳士として描かれていないため、今回は実戦的な強さランキングから外しています。
南斗六聖拳とは
南斗六聖拳とは、南斗108派を代表する六つの宿星を背負った存在です。
将星のサウザー、殉星のシン、義星のレイ、仁星のシュウ、妖星のユダ、慈母星のユリアという構成ですが、ここで『北斗の拳』らしいのが、六人を単なる上位拳士として並べていないところです。
それぞれの拳と生き方がほぼ同じ方向を向いているんですよね。
シンは一点へ突き進む執念、レイは他者のために刃を振るう義、シュウは自己犠牲、ユダは美への執着、そしてサウザーは他者を寄せ付けない帝王としての孤高さ。
つまり南斗六聖拳は「必殺技が違う六人」というより、六種類の価値観を拳法へ変換したキャラクター群です。
拳法とキャラクター造形が一致している
私が映像作品として『北斗の拳』を面白いと思うのはここです。
現代の能力バトルだと、キャラクターの性格と能力が別々に設定され、その二つをドラマの中で結びつける作品も多いですよね。
対して『北斗の拳』では、初めから拳そのものが人格の延長として存在しています。
レイの南斗水鳥拳が流麗なのも、サウザーの南斗鳳凰拳が堂々としているのも、単に見た目を差別化するためではありません。
キャラクターの価値観を、動きのシルエットそのものへ落とし込んでいるわけです。
だから台詞を大量に使わなくても、戦い方を見るだけで「この人物はどういう人間なのか」が分かる。
ぶっちゃけ今の長尺アニメなら一話かけて説明しそうな内面を、『北斗の拳』は数ページ、数カットで殴り込んでくるんよね。
南斗六聖拳の強さを見るときは、技の威力だけでなく、宿星、性格、精神状態が拳へどう影響しているかまで見るとキャラクターごとの差がかなり分かりやすくなります。
サウザーの強さ
南斗最強候補として真っ先に名前が挙がるのは、やはりサウザーです。
南斗鳳凰拳の伝承者であり、南斗六聖拳では将星を背負う人物。
『北斗の拳』公式サイトでも、サウザーは南斗鳳凰拳伝承者として紹介され、聖帝軍を率いて拳王軍と覇権を争った存在として整理されています。
(出典:北斗の拳 OFFICIAL WEB SITE「サウザー」)
ここで重要なのは、サウザーの強さを特殊体質だけで説明しないことです。
確かに初見では攻略が難しい身体的な秘密を持っています。
でも、仮にそこだけが強さの理由なら、私は南斗最強には置きません。
南斗鳳凰拳そのものが強い
サウザーを1位にした最大の理由は、特殊体質を抜いたとしても南斗鳳凰拳そのものの完成度が異常に高いからです。
南斗鳳凰拳は、防御して相手の隙を待つより、自分から主導権を奪って相手を崩すことに向いた拳です。
サウザーの戦闘を映像として見ると、動きのスタート地点が妙に堂々としているんですよ。
細かくフェイントを積み重ねるというより、相手が自分へ対応することを前提に画面中央へ立ち続ける。
カメラもサウザーを小さく逃がすより、その存在感を維持したまま相手側を動かす構図が似合う。
これによって「サウザーが相手の戦い方に付き合う」のではなく、「相手がサウザー攻略を強制されている」という関係が成立します。
格闘ゲームで言えば、対戦開始時点から一方だけが対策を要求されるキャラクターみたいなものです。
それ、普通にめちゃくちゃ強いっすね。
精神面にも隙が少ない
さらにサウザーは、自分の優位を確信しているときの判断に迷いがありません。
南斗勢には感情の揺れが戦闘能力へ影響する拳士が多いですが、サウザーは戦闘中の支配者としての自己像が崩れにくい。
この精神的な安定感も上位評価の理由です。
ただし、サウザーは身体の秘密がキャラクターとしてあまりにも印象的なので、強さを語ると「特殊体質があるから強い」で終わらせられがちです。
私はむしろ、特殊体質が判明したあとでも高いレベルの戦闘が成立する技量こそ評価したいポイントです。
あえて苦言を呈するなら、この特殊設定が強烈すぎて純粋な拳法家としての評価がぼやけたのは少し惜しい。
ただ、それを含めても総合力では頭一つ抜けており、私は南斗最強をサウザーとしました。
シュウの強さ
シュウはランキングを作ると、かなり評価が割れやすいキャラクターです。
私は4位に置いていますが、純粋な拳法技術だけなら2位や3位へ上げてもおかしくありません。
理由は、シュウの戦績をそのまま能力値として扱えないからです。
南斗白鷺拳の伝承者であるシュウは、視覚を失った状態でも高度な戦闘能力を維持しています。
さらに作中では守るべき人々や人質など、本人だけを基準に戦えない状況へ置かれやすい。
シュウは常に条件が悪い
これ、強さランキングではかなり重要です。
100%の能力を出せる人物と、毎回ハンデ付きで戦わされる人物を、単純な勝敗だけで比較するのはフェアじゃないんですよね。
シュウの場合は特にそれが顕著です。
私自身、仕事でも似たようなものを見ることがあります。
一見すると結果を出していないように見える人が、実は新人のフォロー、トラブル処理、調整役を全部引き受けていたりする。
数字だけを見ると普通。
でも、その人がいなくなった途端にチームが崩れる。
シュウの強さはまさにこのタイプなんよね。
視覚に頼らない戦闘技術
南斗白鷺拳は脚技を主体とするため、間合いと身体バランスの把握が極めて重要です。
しかも脚は腕よりリーチが長い一方で、蹴る瞬間には支持点が減ります。
その状態を視覚なしで成立させるには、経験、音、気配、空間認識を相当高い精度で統合する必要があります。
シュウは派手な瞬間火力より、技術の再現性が異常に高い拳士と見るのが近いです。
映像演出でも、シュウ単独の格好良さだけを押し出すより、彼が守ろうとしている人々を同じシークエンスへ入れることで、仁星という性格を補強しています。
拳の強さと「守る人」というキャラクター性が分離していない。
こういう設計、私はめちゃくちゃ好きです。
レイの強さ
レイは南斗勢の中でも、画面上の強さが非常に伝わりやすい拳士です。
南斗水鳥拳の最大の魅力は、速度、軌道、切断性能。
要するに「速い」という情報を、視聴者が一瞬で理解できるんですよ。
映像との相性が抜群
アニメーションで速度を表現するとき、キャラクターの動きを最初から最後まで全部描けば速く見えるとは限りません。
むしろ中間動作を省き、始点と結果の間を飛ばすほうが、人間の目には圧倒的な速度として映ります。
レイの戦闘はこの演出と非常に相性がいい。
攻撃動作を細部まで説明せず、身体の軌道、残像的な処理、直後の相手のリアクションで「今切った」と理解させられます。
言ってしまえば、南斗水鳥拳はアニメで強く見せるための文法と噛み合いすぎている拳法です。
だからレイって強さ議論以上に「めちゃくちゃ強そう」という印象が残りやすいんですよね。
ユダとの比較では優位
レイの順位を考えるうえで外せないのがユダです。
南斗水鳥拳と南斗紅鶴拳は、同じ南斗でも考え方が大きく違います。
レイは技そのものの速度と精度で相手を突破しようとするタイプ。
一方のユダは、心理や状況まで利用して戦闘を有利に運びたいタイプです。
条件が整った純粋な一対一なら、私はレイを上に置きます。
ただし、レイにも弱点があります。
速度で優位を作る拳法は、相手の反応速度や耐久力が自分を大きく上回った瞬間、一気に苦しくなります。
ラオウ級の相手に対してレイが厳しい戦いになるのは、単純な格の差だけではなく、この相性も大きいと思っています。
レイは南斗六聖拳の中でも瞬間的な攻撃速度ではトップクラス。
ただし総合力ではサウザーとシンをわずかに上と見て3位としました。
シンの強さ
シンは『北斗の拳』の強さ議論で、個人的にかなり過小評価されていると思うキャラクターです。
理由はもうシンプル。
登場が早すぎるんですよ。
長期連載のバトル漫画では、新しい敵が出るたびに脅威を更新していく必要があります。
その結果、序盤の強敵ほど、読者の記憶の中では「後半キャラより弱い」という位置へ押し込まれやすい。
でもシンの実績を改めて見ると、全然そんな軽い存在じゃありません。
一度ケンシロウを完全に崩している
南斗孤鷲拳の伝承者であるシンは、ケンシロウにとって単なる序盤のボスではありません。
ケンシロウ自身の戦い方や精神性を変えるきっかけになるほど、大きな敗北を経験させた人物です。
ここがめちゃくちゃ重要です。
『北斗の拳』では技術だけでなく執念が強さへ直接つながります。
シンとの関係を通して、ケンシロウは「技を知っているだけでは勝てない」という作品世界のルールを体感することになる。
シンはケンシロウの初期成長イベントそのものを成立させるほど強い存在なんですよね。
南斗孤鷲拳の突破力
シンの拳は、レイのように細かく切り刻むというより、相手の守りを正面から突き破る印象が強いです。
私がシンを2位へ置いた理由もここ。
瞬間的な速度ならレイ。
技術の積み重ねならシュウ。
でも「相手を倒すための一点突破」という条件なら、シンは南斗六聖拳の中でもトップクラスだと思っています。
しかも本人の執念が最大化したとき、その拳と精神性が完全に同じ方向を向く。
これはかなり怖い。
現実でも、就活や仕事で能力値がほぼ同じ二人なら、「どうしてもここを取りたい」という人間のほうが最後の一歩を踏み込むことがあります。
もちろん現実では執念だけで全部どうにかなるわけではないです笑。
ただ、技術と心を別々に扱わない『北斗の拳』の考え方には、今見ても妙な説得力があるんよね。
物語後半の強敵と単純比較するとシンは不利ですが、登場時期を補正して見ると、南斗六聖拳上位に置くだけの描写と実績があります。
南斗聖拳強さランキングを徹底比較
ここからはキャラクター単位だけでなく、南斗紅鶴拳、南斗鳳凰拳、南斗水鳥拳、南斗白鷺拳といった流派そのものの性質まで見ていきます。
南斗の面白さは、同じ「外部から破壊する拳」でも攻撃方法がまったく違うことです。
さらに南斗五車星まで含めると、正統派の拳法家ではないのに六聖拳クラスの存在感を放つ人物まで出てきます。
ここからは「誰が強い?」を一段掘り下げて、「なぜその人物は強いのか」まで分解します。
ユダの強さ
ユダを5位にしましたが、これは南斗六聖拳の中で弱いという意味ではありません。
むしろ戦闘条件を自分で作れる状況なら、ランキング以上に危険な拳士です。
ユダの南斗紅鶴拳には拳法そのものの強さがありますが、本人はそれだけに頼りません。
地形、心理、相手の感情まで戦いへ持ち込もうとします。
ユダは盤面を作るタイプ
私の中では、レイとユダの違いはかなり分かりやすいです。
レイが「自分の操作技術で勝つプレイヤー」だとしたら、ユダは「ステージ選択から勝ちに行くプレイヤー」です。
真正面から殴り合う必要がないなら、最初から自分が有利な状況を作ればいい。
合理的なんですよ。
ところがユダには、その合理性を自分自身で壊す瞬間があります。
美への執着とプライドです。
自分が相手より上であることを証明したい感情が強すぎるため、本来なら冷静に勝てる局面でも「美しく勝つ」「相手より優れていると示す」という別の勝利条件を追加してしまう。
これが弱点になります。
ユダの弱さは能力ではなく自意識
私はここがユダというキャラの一番面白いところだと思っています。
拳法家としての能力は高い。
頭も回る。
なのに自分の価値を他人との比較へ委ねてしまう。
Z世代的な感覚で見ると、これってSNSの承認欲求とかなり近いんですよね。
自分の成果自体は悪くないのに、他人の数字を見た瞬間に「自分は負けている」と感じて判断を狂わせる。
ユダの敗因構造って、世紀末の拳法家なのに妙に現代的です。
ユダは能力だけなら南斗上位へ食い込める余地があります。
ただし感情によって最適行動から外れやすいため、安定性を評価すると順位を下げざるを得ません。
南斗鳳凰拳
南斗鳳凰拳はサウザーが継承する拳で、南斗の中でも帝王的な性格が極端に強い流派です。
最大の特徴は、攻撃と防御を均等に組み立てるというより、相手へ主導権そのものを渡さないこと。
つまり防御が弱いという話ではなく、「防御させられる状況へ持ち込まれる前に相手を制圧する」という思想なんです。
待たずに支配する拳
通常の格闘では、相手の攻撃を見て避ける、受ける、反撃するというターンがあります。
南斗鳳凰拳は、この相手のターンを極端に減らします。
攻撃する。
相手が対応する。
その対応ごと次の攻撃で潰す。
戦闘のリズムを相手へ渡さないんですね。
映像として見ると、この思想はサウザーの立ち位置にも表れています。
画面の中心を譲らず、相手を自分の周辺へ配置する構図が非常に似合う。
主人公側から見れば「こちらが攻めているのに、なぜかサウザーの画面になっている」という感覚です。
カメラポジションとキャラクターの権力関係が一致する。
こういう演出、映像オタクとしてはニヤニヤします。
南斗鳳凰拳の本質は、威力だけではなく戦闘の決定権を握り続けることです。
その拳をサウザーの特殊体質と精神的な自信が補強しているため、総合的な攻略難度が非常に高くなっています。
南斗水鳥拳
南斗水鳥拳はレイが使う拳法で、南斗の中でも視覚的な分かりやすさではトップクラスです。
流麗な動きから一瞬で間合いを詰め、鋭い攻撃を連続させる。
パワーで押し潰すというより、相手が判断する前に攻撃結果を作るタイプの拳です。
速さを全部描かないから速く見える
アニメの高速戦闘で重要なのは、本当に作画枚数を増やすことだけではありません。
動きの途中をあえて省略し、直前と直後の位置関係を大きく変える。
そこへ効果線や相手側の反応を組み合わせることで、人間の目が不足部分を勝手に補完します。
その結果、「見えなかったほど速い」という感覚が生まれるんです。
南斗水鳥拳はこの映像文法と非常に相性がいい。
腕の軌道をすべて説明しなくても、レイが移動した次の瞬間に相手側へ結果が出れば成立する。
レイが強いだけでなく、レイを強く見せられる拳法なんですよね。
格上との相性には課題がある
ただし高速型の宿命として、速度差を潰されると一気に苦しくなります。
相手が攻撃を見切れる。
あるいは多少攻撃を受けても突破できる耐久力を持つ。
そうなると、レイが作っている「先に当て続ける」という勝利条件が成立しなくなる。
南斗水鳥拳が弱いのではなく、圧倒的な格上に対する逃げ道が少ないんですね。
だから私は南斗内では3位という高評価にしつつ、サウザーの総合的な攻略難度には届かないと判断しています。
南斗白鷺拳
南斗白鷺拳はシュウが使う、脚技を主体とした拳法です。
腕による突きや切断の印象が強い南斗の中では、かなり異質なスタイルです。
脚は腕よりも長く、大きな筋肉を利用できるため、リーチと威力の両面で優れています。
その一方で、蹴る瞬間には片足で身体を支えなければならず、姿勢制御の難易度は高い。
シュウだから成立する拳
南斗白鷺拳を考えるとき、私は「拳法が強い」というより、「シュウが使うから完成している」という印象を持っています。
視覚を失っていても蹴りの間合いを成立させるには、単純な反射神経だけでは足りません。
相手がどこにいるか。
どちらへ重心を移したか。
次にどこへ動くのか。
そういった情報を視覚以外から読み、身体の位置関係へ変換し続ける必要があります。
これは戦闘経験がなければ絶対に成立しません。
つまりシュウの強さは、必殺技一発の派手さではなく、膨大な経験によって高度な技術を安定して再現できることにあります。
現実でも、天才的に一発を当てる人より、どんな状況でも80点以上を出し続けられる人のほうが仕事では強かったりします。
シュウって完全にそのタイプなんよね。
戦績だけを見るとシュウを低く評価しやすいですが、視覚や戦闘条件のハンデを考慮すると、南斗六聖拳でも屈指の技術派と見るほうが自然です。
南斗五車星比較
南斗を広く比較するなら、南斗五車星も外せません。
ジュウザ、フドウ、ヒューイ、シュレン、リハクは、南斗最後の将を守るために存在する五人です。
ここで注意したいのは、南斗六聖拳のように全員が同じタイプの拳法家ではないこと。
戦闘力だけでなく、守護、軍略、時間稼ぎなど役割そのものが違います。
| 人物 | 特徴 | 強さの見方 |
|---|---|---|
| ジュウザ | 天才的な戦闘センス | 五車星最強候補 |
| フドウ | 巨体と圧倒的精神力 | 肉体と精神の双方が強い |
| シュレン | 炎を利用した攻撃 | 捨て身の突破力が高い |
| ヒューイ | 速度を生かす戦闘 | 俊敏だが格上には厳しい |
| リハク | 軍師としての知略 | 直接戦闘以外で真価を発揮 |
ジュウザは六聖拳級の天才
純粋な戦闘能力で最も目立つのは、やはりジュウザです。
決められた型へ自分を押し込むというより、自身の感覚と才能をそのまま戦闘へ転換するタイプ。
言ってしまえば、努力で習得した教科書を飛び越えて、その場で正解を作ってしまう人です。
こういうキャラクターはバトル漫画だとめちゃくちゃ強い。
型を知っている相手からすると、次の行動を予測できないからです。
しかもジュウザの場合、単なる変則技ではなく土台となる身体能力も高い。
五車星の枠に収めるより、六聖拳上位と比較したくなるのも納得です。
フドウは強さの定義を変える
一方で私がかなり好きなのがフドウです。
フドウの魅力は「拳が速い」「技が鋭い」ではありません。
存在そのものが相手の心理へ圧を掛けるんですよ。
『北斗の拳』では恐怖を与えるラオウが強者の象徴ですが、フドウはその恐怖とは別方向の強さを持っています。
守るものがある。
他者を受け入れられる。
だから簡単には折れない。
強さが暴力から人格へ拡張される瞬間なんですよね。
私はここが『北斗の拳』を単なる筋肉バトル漫画として片付けられない理由だと思っています。
仕事でも、威圧的な人が強いとは限りません。
周囲が困ったときに逃げず、自分が損をしても引き受けられる人のほうが、長い目で見ると圧倒的に信頼される。
フドウにはその「現実社会で本当に強い人」の匂いがあります。
南斗五車星を戦闘力だけで並べるならジュウザとフドウが頭一つ抜けています。
ただしリハクのように、直接戦闘ではなく軍略で役割を果たす人物まで単純な順位へ押し込むのは適切ではありません。
南斗聖拳強さランキング
最後に、今回の南斗聖拳強さランキングを改めてまとめます。
| 順位 | キャラクター | 主な評価ポイント |
|---|---|---|
| 1位 | サウザー | 攻撃性能・技量・攻略難度・精神面 |
| 2位 | シン | 突破力・殺傷力・実績・執念 |
| 3位 | レイ | 速度・技の精度・南斗水鳥拳の殺傷力 |
| 4位 | シュウ | 経験・技巧・対応力・安定性 |
| 5位 | ユダ | 南斗紅鶴拳・策略・状況構築能力 |
総合的な南斗最強はサウザーというのが私の結論です。
ただし、このランキングで一番伝えたいのは順位そのものではありません。
南斗勢は全員、得意分野が違います。
正面から相手を支配するならサウザー。
一点突破ならシン。
速度ならレイ。
技術と経験ならシュウ。
状況を利用するならユダ。
つまり「強さ」という一語の中に、そもそも複数の評価軸が存在しているんです。
サウザー最強でも絶対ではない
私はサウザーを1位にしていますが、「必ず誰にでも勝つ」という意味ではありません。
『北斗の拳』は相性と精神状態の影響が非常に大きい作品です。
シンが最大限の執念を持っている状態ならどうなるのか。
シュウが万全の視覚と条件で戦えたらどうなのか。
ジュウザまで南斗勢として比較対象へ入れたらどうなるのか。
ここには作中で完全な答えが提示されていない組み合わせもあります。
分からないものは分からないです。
でも、その余白があるから40年以上経っても議論できるんですよね。
『北斗の拳』は心が強さを変える
南斗聖拳強さランキングを掘っていて改めて感じるのは、『北斗の拳』が能力値だけで勝敗を決める作品ではないことです。
執念。
愛。
義。
喪失。
恐怖。
キャラクターが何を背負って戦うのかによって、同じ拳でも意味が変わります。
拳法の強さを描きながら、その拳を振るう理由まで強さの一部として扱っている。
これが『北斗の拳』のバトルを今見ても面白くしている最大の理由だと私は思っています。
最近のアニメは能力設定を細かく説明する作品も増えていますが、『北斗の拳』はかなり逆です。
説明より先に、立ち姿、表情、構図、拳の勢いでキャラクターの格を伝えてくる。
理屈を全部説明される前に「こいつヤバい」が成立する。
映像作品として、この直感への訴え方はかなり強いっすね。
そしてシンを読み直すと「序盤だから弱い」で済ませられなくなるし、シュウを見ると「戦績が低いから弱い」という評価も怪しくなる。
レイは映像映えだけではなく理にかなった高速型で、ユダは自意識まで戦闘能力へ直結する。
サウザーに至っては、特殊体質だけでは説明できない拳法家としての完成度があります。
南斗聖拳の強さを見直すときは、「誰に勝ったか」だけではなく、戦った時期、相手との相性、負傷状態、精神状態、拳法の性質までセットで見るのがおすすめです。
ぶっちゃけ、全員を数字へ落として完全な順位を決められる作品ではありません。
でも、それが最高なんよね笑。
単なるパワーランキングで答えが終わらず、「この人物はなぜあの瞬間に強かったのか」まで考え始めると、『北斗の拳』のキャラクター造形が一気に深く見えてきます。
南斗聖拳強さランキングが気になった人は、次に作品を見るとき、技の派手さだけではなく、戦闘中に誰が画面の主導権を握っているか、相手へ何を強制しているかまで見てみてください。
同じ戦闘シーンでも、初見とはかなり違う面白さが見えてくるはずです。
アニメ・映画が大好きで毎日色んな作品を見ています。その中で自分が良い!と思った作品を多くの人に見てもらいたいです。そのために、その作品のどこが面白いのか、レビューや考察などの記事を書いています。
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