皆さんは『水属性の魔法使い』という作品を知っていますか?
一見すると地味にも思える水魔法を、主人公・涼が物理や化学に近い発想まで持ち込んで凶悪な戦闘手段へ変えていく異世界ファンタジーです。
水属性の魔法使い強さランキングが気になると、結局のところ最強キャラは誰なのか、主人公の涼は何位なのか、真祖様や魔人ガーウィン、竜王ルウィンはどのくらい別格なのかが知りたくなりますよね。
さらにアベル、セーラ、オスカー、フィオナなど、人間側の実力者をどこに置くのかでも評価はかなり変わります。
しかも本作がややこしくて面白いのは、単純な魔力量だけで勝敗が決まらないことです。
魔法の威力だけでなく、種族そのものの性能、剣技、耐久力、再生能力、相性、経験、そして何より「手札をどう使うか」が戦闘結果を左右します。
だから私は、単純な必殺技の威力順ではなく、作中でどれだけ勝ち筋を作れるのかという視点からランキングを組みました。
アニメだけ見ている人にも分かりやすく、原作まで追っている人なら「そこを見るか」と楽しめるところまで掘っていきます。
- 『水属性の魔法使い』の最強キャラ候補
- 涼や真祖様など上位陣の強さ
- アベルやセーラなど主要キャラの実力差
- 強さランキングを決めた評価基準
『水属性の魔法使い』強さランキングTOP
まずは結論から、私が考える『水属性の魔法使い』の暫定強さランキングをまとめます。
ここで一番大事なのは、本作には人間の剣士や魔法使いだけでなく、ドラゴン、魔人、ヴァンパイアなど、そもそも生物としてのスタート地点が違う存在が登場することです。
例えば剣士同士なら技量を比較できますが、人間と竜王を同じ物差しで「剣が上手いからこちらが強い」と判断してもあまり意味がありません。
そこで今回は、存在格、攻撃性能、防御・再生性能、近接能力、魔法の応用性、戦闘経験、未知の相手への対応力をまとめて評価しました。
| 順位 | キャラクター | 強さのポイント |
|---|---|---|
| 1位 | 真祖様 | ヴァンパイアの頂点に位置する別格の存在 |
| 2位 | 魔人ガーウィン | 規格外の耐久力と突破力を備える怪物 |
| 3位 | ルウィン | 竜王という圧倒的な種族格と基礎性能 |
| 4位 | 水の妖精王 | 人間とは異なる上位存在としての能力 |
| 5位 | 涼 | 水魔法の異常な応用力と対応範囲 |
| 6位 | アグネス | 魔法と剣の両方を高水準で扱う |
| 7位 | グリフィン卿 | 純粋な剣技ではトップクラス |
| 8位 | アベル | 一級品の剣技と戦闘中の適応能力 |
| 9位 | オスカー | 爆炎魔法による高い瞬間火力と制圧力 |
| 10位 | セーラ | 超絶技巧の剣技と風魔法を融合した高速戦闘 |
| 11位 | アレクシス | 高水準の武技と実戦能力 |
| 12位 | フェルプス | 優れた武術センスと戦闘能力 |
| 13位 | フィオナ | 魔法や装備を含めた安定した総合力 |
この順位は公式が発表した戦闘力ランキングではありません。
特に『水属性の魔法使い』は相性や戦闘条件の影響が大きいため、「5位は絶対に6位へ勝つ」という序列ではなく、総合的な勝ち筋の多さを基準にしたランキングです。
最強キャラは誰
私が総合1位へ置くのは真祖様です。
主人公最強系の作品なので「涼が1位じゃないの?」と思うかもしれませんが、ここは人間というカテゴリーと世界全体を分けて考えたほうが分かりやすいです。
涼は間違いなく人類側の最高峰クラスですが、『水属性の魔法使い』には、その人類という枠から外側にいる存在がいます。
真祖様はまさにその代表です。
真祖様の怖さは、単純に魔法の威力が高いという話ではありません。
長大な寿命、ヴァンパイアとしての基礎能力、蓄積された経験、そして同族からすら恐れられる存在格まで全部まとめて一個の戦闘能力になっています。
こういうキャラって、派手な必殺技を毎回見せなくても強いんですよね。
むしろ周囲の人物が態度を変える、名前だけで警戒される、本人だけ妙に余裕があるという演出のほうが、「こいつだけルール違うやん」と伝わります。
映像作品でも本当に強い人物ほどカメラを激しく動かさず、本人を画面の中心に固定して周囲だけを慌てさせる演出があります。
アクション量ではなく周囲のリアクションを使って強さを見せるわけです。
私は真祖様にも、そのタイプの最強感を感じています。
存在そのものの格なら真祖様、純粋な攻略難度ならガーウィン、魔法使いとしての勝ち筋の多さなら涼という分け方が、一番本作らしい整理です。
逆に「描かれた戦闘だけで順位を決める」という基準なら、真祖様を1位から外す考え方もあります。
でも私は、設定として明確に与えられている格も強さの一部だと考えています。
ドラゴンと一般兵を同じ戦績数だけで比較できないのと同じっすね。
涼の強さ
主人公・涼は総合5位にしました。
順位だけ見ると意外に低く感じますが、これは上位4体がほぼ人間の物差しから外れているからです。
人間の魔法使いというカテゴリーまで絞れば、涼は文句なしで最上位候補です。
アニメ公式でも涼は「人類最高峰の魔法使い」に到達した人物として紹介され、作品そのものも「最強水魔法使い」の冒険譚として打ち出されています。
ただ、私が涼を評価している最大の理由は肩書ではありません。
水魔法という一つの能力から作れる戦術の数がおかしいんです。
水魔法より発想力が怖い
普通のファンタジーでは属性によって役割がかなり固定されています。
火なら攻撃、水なら回復や補助、風なら速度、土なら防御といった感じですね。
ところが涼は、水を単なる「青い魔法エネルギー」として扱いません。
液体であること、凍らせられること、流れを作れること、圧力を掛けられることなど、水という物質そのものの性質を戦闘システムへ持ち込む。
だから同じ水属性でも、攻撃、防御、拘束、迎撃、足場づくり、状況制御まで役割を変えられます。
ここがめちゃくちゃ強い。
ゲームに例えるなら、強力なSSRスキルを一つ持っているキャラではなく、一つのスキルの入力方法を変えて十種類くらいの技へ派生させるプレイヤーです。
しかも相手を見てから技を変えられる。
ぶっちゃけ、能力より使用者の頭がおかしいタイプなんよね笑。
だから私は、単純な魔力量以上に状況対応能力を涼最大の武器として評価しています。
アニメでは強さを静かに見せる
アニメ版で面白いのは、涼が典型的な俺TUEEE主人公のテンションでは描かれていないことです。
普段はマイペースで、戦闘以外の場面では妙に脱力している。
そこから戦闘へ入ると、水や氷のエフェクトによって画面全体の情報密度が急に上がるため、日常と戦闘の落差そのものが強さの演出になります。
さらに村瀬歩さんの演技も、常に低音で威圧する「最強キャラ演技」ではありません。
軽さや柔らかさを残しているからこそ、異常なことを平然とやる涼のズレが際立つんです。
一方で、ここは人を選びます。
ネット上でも序盤のテンポや涼独特の喋り方が合わないという声は実際に目立ちました。
私も最初は「もう少し危機感あってもよくない?」と思った部分があります。
でも長期間一人で危険な環境を生き延びてきた人物として考えると、普通の人間と危険に対する感覚がズレているのはむしろ自然なんですよね。
現実でも、本人にとって当たり前になっている能力ほど自覚しにくいです。
仕事でも「それくらい普通にできますよ」と言う人に限って、周囲から見ると全然普通じゃないことがあります。
涼の最強感は、その感覚にかなり近いです。
真祖様の強さ
真祖様を1位にした理由は、単発の戦闘描写ではなく世界観の中で与えられている存在格です。
ヴァンパイアという時点で人間とは基礎性能が違ううえ、そのヴァンパイアたちからさらに恐れられる側にいる。
しかも一万年以上という時間を生きているため、単純な筋力や魔力量だけではなく、「何を知っているか」という経験値まで桁が違います。
戦闘作品ではこの経験値がかなり重要です。
どれだけ強い技でも、初見でしか通じない技なら二度目には対策されます。
逆に長く生きて多種多様な魔法や戦法を見ている人物は、そもそも初見殺しが通りにくい。
つまり真祖様の怖さは、HPや攻撃力だけではなく攻略情報を大量に持ったまま戦闘へ入ってくる可能性にあるんです。
しかも本人は最強を証明するためにギラギラしているわけではなく、日常や趣味を楽しんでいる。
私はこの温度差がめっちゃ好きです。
少年漫画的な強者は「俺より強い奴に会いたい」となりがちですが、真祖様はもうそのステージを通り過ぎているように見える。
強さが目標ではなく、強いことが前提になっている。
真祖様は「必殺技が最強」というキャラではなく、「物語のルール上、そもそも立っている階層が違う」タイプの最強候補として見ると分かりやすいです。
あえて苦言を呈するなら、こういう設定型の最強キャラは実戦描写が少ないほど評価が抽象的になりやすいです。
だから戦闘描写だけを基準にしたランキングなら順位を下げても不思議ではありません。
それでも総合力なら私は1位に置きます。
ガーウィンの強さ
2位は魔人ガーウィンです。
ガーウィンが厄介なのは、「強力な攻撃魔法を持つ敵」という程度ではなく、普通の人間を倒すための戦術そのものが通用しにくいことです。
強さランキングでは攻撃力ばかり注目されがちですが、実戦で一番嫌なのは「倒したはずなのに終わらない相手」なんですよ。
RPGでもそうですよね。
こちらの最大火力が9999でも、敵が異常な耐久力や回復手段を持っていれば、その9999を何度も要求されます。
すると重要になるのは瞬間火力ではなく、魔力残量、集中力、戦闘時間、失敗できる回数です。
ガーウィンはまさに相手側へ消耗戦を強制できるタイプとして怖い。
しかも本人側の攻撃性能まで高いので、「硬いだけの壁」でもありません。
攻めても削り切れない、守っていても押し切られる。
普通に嫌すぎる敵っすね。
涼との比較が面白い
ガーウィンと涼を比較すると、『水属性の魔法使い』のバトルが単純な戦闘力比較ではない理由が分かります。
ガーウィンは存在そのもののスペックが高いキャラです。
一方の涼は、目の前の問題へ対して手札を組み替え続けるキャラです。
つまり「ステータスの怪物」と「攻略能力の怪物」。
この対立が面白い。
涼が毎回さらに大きな水球を作るだけなら、戦闘は最終的に魔力量比べになります。
でも本作は「その相手へ何が通るのか」を考える工程を残しているため、格上との戦闘にも意味が生まれます。
私が本作を単なる最強主人公ものとして片付けにくいのもここなんよね。
最強なのに、思考を停止すると普通に危ない。
このバランスがちゃんとあります。
ルウィンの強さ
3位は竜王ルウィンです。
ルウィンについて考えるときに最初に忘れてはいけないのが、「強い魔法使い」ではなく竜王であるという点です。
人間キャラクターは魔法、武器、技量を積み重ねて強くなります。
ところが竜クラスになると、身体そのものが巨大な武器です。
耐久力、筋力、魔力、寿命といった基礎ステータスから人間とは違うため、多少技術で上回った程度では差が埋まりません。
だから私は、ルウィンを涼より上へ置いています。
何の準備もなく、初見で、正面から同条件で戦うというルールなら、竜王の基礎性能はあまりにも大きいです。
ただし、ここで「じゃあ涼は絶対に勝てない」とならないのが面白いところ。
涼には分析と工夫があります。
地形、距離、相手の性質、魔法の組み合わせを考える時間が与えられれば、純粋なステータス差を戦術で埋める可能性が出てきます。
ルウィンは基礎スペック型、涼は条件最適化型。正面衝突ならルウィン、条件戦になれば涼の評価が上がるという関係です。
これって現実にもかなり近いと思っています。
才能や体力で負けていても、準備量、道具、環境、戦い方を変えることで結果がひっくり返る。
Z世代として仕事をしていても、何でも一人でできる天才より、ツールを選んで自分の弱点を消せる人のほうが結果を出す場面って普通にあります。
涼とルウィンの比較には、その「能力値と戦略は別」という本質があります。
『水属性の魔法使い』強さランキング考察
ここからはアベル、セーラ、オスカー、フィオナなど、人間側を中心に強さを掘り下げます。
真祖様や竜王のような規格外を除けば、ここからは戦闘距離や相性の影響がさらに大きくなります。
特に剣士と魔法使いでは「どちらが強いか」より、戦闘開始時に何メートル離れているかのほうが重要だったりするんですよね。
| キャラクター | アニメ版声優 | 主なタイプ | 強み |
|---|---|---|---|
| 涼 | 村瀬歩 | 水属性魔法 | 応用力・防御・状況対応 |
| アベル | 浦和希 | 剣士 | 剣技・判断力・成長力 |
| セーラ | 本渡楓 | 剣士・風魔法 | 速度・接近戦・技巧 |
| ルウィン | 大塚芳忠 | 竜王 | 種族格・耐久・総合能力 |
| オスカー | 濱野大輝 | 火属性魔法 | 瞬間火力・広範囲制圧 |
| フィオナ | 鬼頭明里 | 魔法使い | 魔法・装備・総合力 |
アベルの強さ
アベルはランキング8位ですが、人間の純粋な剣士というカテゴリーならかなり上位です。
剣の腕が一級品なのはもちろん、私が高く評価しているのは戦闘中に情報を処理する速さです。
剣士というと反射神経や腕力へ注目しがちですが、本当に強い剣士は「次に何が来るか」を読む能力が高い。
相手の構え、距離、視線、癖を見ながら、自分の立ち位置を更新し続けます。
アベルはそういう実戦型の強さを感じるキャラです。
また、涼と能力系統が被っていないのもかなり重要です。
主人公とライバルがどちらも水魔法だったら、最終的には「どちらの水が大きいか」という比較になりやすい。
でも涼は魔法、アベルは剣。
評価軸をずらすことで、お互いを弱く見せずに並び立たせられています。
アベルは物語上の物差しでもある
アベルにはもう一つ、ストーリー構造上かなり重要な仕事があります。
それが視聴者に強さを理解させるための物差しです。
アベルほどの剣士が警戒する。
アベルが驚く。
アベルが簡単には対応できない。
これだけで、初登場の敵について長い説明を入れなくても「この相手はヤバい」と分かります。
バトル作品では昔から使われる構造ですが、物差し役自身が弱いと成立しません。
いつも負けているキャラが「強い!」と言っても説得力が薄いからです。
アベルは本人が十分強いため、その反応そのものに情報価値があります。
ただ、あえて苦言を言えば、涼の規格外ぶりを見せる役割が強くなりすぎると、アベル自身の強さが相対的に霞んでしまいます。
ここは最強主人公作品が抱えやすい問題ですね。
私はアベル単独の判断力や剣士としての怖さが出る場面ほど好きです。
セーラの強さ
セーラは10位です。
ただしこの順位、近距離戦だけに限定するならもっと上へ置いていいと思っています。
セーラ最大の武器は、超絶技巧の剣技と風魔法を同時に持っていることです。
剣士にとって「速い」はそれだけで強い。
どれだけ強力な魔法を持っていても、発動する前に懐へ入られれば意味がありません。
しかも風属性は剣士と相性が良く、移動や斬撃の速度感を補強できます。
つまりセーラは、遠距離型の魔法使いへ「考える時間を与えない」という戦い方ができるキャラなんです。
総合順位は10位でも、近接距離から戦闘開始という条件ならセーラの勝率は一気に上がると私は見ています。
映像的にも剣士+風属性ってかなり相性がいいです。
炎のように画面を派手なエフェクトで埋めなくても、髪や衣服の揺れ、背景の流れ、斬撃線、カメラのパンで速度を表現できます。
視聴者が「魔法を見た」ではなく「気づいたら距離を詰められていた」と感じられる。
私はこういうアクションのほうが、巨大な爆発を連発する戦闘より怖かったりします。
派手さと強さは同じじゃないんよね。
オスカーの強さ
オスカーは9位です。
彼の長所は非常に分かりやすく、火属性魔法による高い破壊力と制圧能力です。
一対一だけでなく、ある程度広い範囲へ圧力を掛けられるタイプは集団戦でも強い。
敵一人を倒す能力と、敵集団そのものを近づけさせない能力は別物ですが、オスカーは後者を持てるキャラクターです。
しかも爆炎系の魔法は、視覚的にも「危険な範囲」が分かりやすい。
攻撃を受けていないキャラクターまで動かさなければならないので、戦場そのものを支配できます。
炎と水は映像映えする
オスカーを語るうえで外せないのが、水属性の涼との対比です。
これ、能力相性だけではなく映像設計としてもめちゃくちゃ強い組み合わせなんですよ。
炎は暖色、水や氷は寒色。
画面を見た瞬間に二人の領域が判別できます。
さらに炎は外側へ拡散する動き、水は流れたり面を形成したりする動きが似合うため、エフェクトの方向性まで対照的になります。
オスカーは出力で空間を奪い、涼は制御で空間を取り返す。
私はこの構図がすごく好きです。
単に赤い必殺技と青い必殺技をぶつけるだけではなく、能力の思想そのものが逆なんですよね。
ただし強さランキングでは、火力特化が弱点にもなります。
攻撃が通らない相手、耐久力が異常な相手、特殊能力で火力勝負を拒否する相手になると、評価が下がる。
そのため瞬間火力だけならさらに上位でも、総合では9位としました。
フィオナの強さ
フィオナは13位としました。
ただ、これは「弱いから最下位」という意味ではありません。
今回並べた13人がそもそも強者ばかりなんです。
フィオナの強みは、一点突破型ではなく魔法、装備、立場まで含めて戦力を組み立てられる総合性にあります。
ランキングでは一対一の直接戦闘がどうしても高く評価されるので、セーラの剣速やオスカーの爆発力のような分かりやすい武器を持つキャラが上に来ます。
でも現実の「強さ」ってそんなに単純じゃありません。
会社でも一番タイピングが速い人が一番仕事のできる人とは限らないし、一番知識量が多い人がチームを動かせるとも限らない。
手持ちの人材、情報、道具をどう配置するかまで含めて結果は決まります。
私はフィオナを見ていると、そういう個人技では測りにくい強さを感じます。
Z世代として働いていると、「全部自分でやれること」より「必要なものを正しく選べること」のほうが重要な場面が増えました。
AIやツールもそうですよね。
能力を一個持っている人より、状況に応じて複数の手段を使い分けられる人が結果的に強い。
フィオナはそういう総合型として評価したいキャラクターです。
とはいえ、純粋なタイマン能力を中心にした今回の基準では、アベル、セーラ、オスカーより下へ置きました。
強さの評価基準
最後に、今回のランキングで何を「強さ」としたのか整理します。
『水属性の魔法使い』には、全キャラクターへ共通する公式戦闘力の数字があるわけではありません。
だからこそ、最大火力だけを並べるとかなり無理が出ます。
| 評価項目 | 見るポイント | 重要度 |
|---|---|---|
| 存在格 | 種族・寿命・世界観上の位置 | 非常に高い |
| 攻撃力 | 単体火力・広範囲への制圧力 | 高い |
| 防御力 | 耐久・防御魔法・再生能力 | 高い |
| 対応力 | 未知の能力へ対処する手札の多さ | 非常に高い |
| 近接能力 | 剣技・速度・身体能力 | 高い |
| 戦闘経験 | 判断速度・経験・知識量 | 中〜高 |
火力だけでは決めない
私が特に重視したのは対応力です。
攻撃力100の技を持っていても、それが効かない相手には0点です。
逆に攻撃力80でも、防御、拘束、地形利用、相手の弱点への対応までできるキャラなら、多くの相手に勝ち筋があります。
涼を高く評価した理由もまさにここです。
水という一属性しか持っていないように見えて、実際には水の状態や使い方を変えることで手札を増やしています。
これはバトル作品を面白くする構造としてかなり重要です。
戦闘力が高いほうが必ず勝つなら、戦闘開始前に結末が分かってしまいます。
でも能力相性や戦術で数字をひっくり返せるなら、視聴者は「どう勝つ?」を考えながら見られる。
『水属性の魔法使い』の面白さは、強い魔法を見せることより、同じ魔法から別の解答を作ることにあると私は感じています。
ここは王道バトルに見せかけて、かなり頭脳戦寄りなんですよね。
アニメと原作で印象は変わる
もう一つ注意したいのが、アニメだけ見た場合と原作まで含めた場合では強さの印象が大きく変わることです。
アニメで描かれた範囲では、涼、アベル、セーラ、オスカーなどの存在感が強く、視聴者が実際に動いている姿を見ているぶん評価もしやすいです。
一方で物語の世界を広げると、真祖様やヴァンパイア上位陣のような、人間とは違う物差しで考えなければならない存在が入ってきます。
ここを混ぜると「アニメではそんなに強く見えなかったのに」というズレが生まれます。
私はランキングを見るとき、映像で確認できた強さと、世界設定として示されている強さを分けて考えるのがおすすめです。
映像作品の場合、出番の多さ=強さではありません。
アクション作画を大量に与えられたキャラは強そうに見えますが、設定上さらに上位の存在が静かに座っているケースも普通にあります。
ここを切り分けると、『水属性の魔法使い』の強さ議論はかなり整理しやすくなります。
今回の順位は「存在格・実戦能力・対応力」をまとめた総合ランキングです。
近接戦限定、魔法使い限定、アニメ登場範囲限定など条件を変えれば順位も変わります。特に涼、アベル、セーラあたりは戦闘距離によって評価がかなり動くキャラクターです。
『水属性の魔法使い』強さランキングまとめ
『水属性の魔法使い』強さランキングをまとめると、私の総合1位は真祖様です。
長大な寿命とヴァンパイアとしての存在格まで考えると、現段階では最上位へ置くのが一番しっくりきます。
2位の魔人ガーウィンは、単純な攻撃力以上に「どうやって倒し切るのか」という攻略難度が異常に高いタイプ。
3位のルウィンは竜王という基礎スペックそのものが強く、人間と同じ物差しで考えるのが難しい存在です。
そして主人公・涼は総合5位。
ただし、ここを「主人公なのに5番目しか強くない」と受け取るのはかなり違います。
人間の魔法使いというカテゴリーなら最高峰クラスであり、状況対応力だけを見るなら世界全体でもトップ候補です。
アベルは剣技と判断力、セーラは近接速度、オスカーは瞬間火力、フィオナは総合性と、それぞれ強い方向が違います。
だから『水属性の魔法使い』では、「1位だから2位へ絶対勝つ」というドラゴンボール的な一本道の戦闘力表だけでは語り切れません。
距離が変わる。
相手が変わる。
準備時間が変わる。
それだけで勝率も変わります。
暫定結論:世界観上の最強候補は真祖様、攻略難度では魔人ガーウィン、種族性能では竜王ルウィン、人間の魔法使いでは涼が最上位クラスです。
私がこの作品の強さ議論を面白いと思うのは、結局ここです。
主人公が強くなっても、その瞬間に物語から緊張感が消えない。
さらに上の存在がいるだけでなく、涼自身も「もっと大きな魔法を撃てばいい」ではなく、次の解答を考え続ける必要があります。
ぶっちゃけ私は、主人公が宇宙で一番強くなって全員をワンパンする作品より、このくらい上には上がいるほうが好きっすね。
仕事でも人生でも、自分より能力が高い人なんて普通にいます。
だから重要なのは「一番強い才能を持っているか」ではなく、自分の持っている手札でどう勝ち筋を作るかなんよね。
水という一つの属性を、発想によって何通りもの武器へ変えていく涼は、その意味でめちゃくちゃ現代的な最強主人公です。
そして「誰が一番強いのか」を考えていくと、最終的にはキャラクターのスペックではなく、作品が描いている強さとは何かまで見えてくる。
そこまで掘れるのが、『水属性の魔法使い』強さランキングの一番面白いところだと私は感じています。
アニメ・映画が大好きで毎日色んな作品を見ています。その中で自分が良い!と思った作品を多くの人に見てもらいたいです。そのために、その作品のどこが面白いのか、レビューや考察などの記事を書いています。
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