皆さんは『ベイビーわるきゅーれ』という作品を知っていますか?
脱力系の会話を続ける二人の若者が、仕事になると凄まじい身体能力を発揮する、かなり変わった実写アクションシリーズです。
ベイビーワルキューレの原作について調べると、映画、漫画版、小説版、ドラマ版、阪元裕吾監督などの情報が一度に出てくるため、何から始まった作品なのか分かりにくいんですよね。
電子書店には漫画版『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』が並んでいるので、漫画を実写化した映画だと思っている人もいるかもしれません。
しかし、本シリーズの成り立ちは、一般的な漫画原作の実写映画とは逆です。
映画からシリーズが始まり、その後に続編映画、ドラマ版、漫画版へと世界が広がっていきました。
この記事では、原作漫画の有無、阪元裕吾監督の立ち位置、漫画版とドラマ版の関係、シリーズの見る順番や時系列を整理します。
さらに、年間数百本の映像作品を見る私の視点から、なぜ『ベイビーわるきゅーれ』が漫画原作のように感じられるのか、映像演出とキャラクター構造まで掘り下げます。
- 『ベイビーわるきゅーれ』の原作の正体
- 映画と漫画版が制作された順番
- ドラマ版とエブリデイの関係
- シリーズの見る順番と時系列
『ベイビーワルキューレ』原作の正体
最初に整理しておきたいのは、2021年に公開された映画『ベイビーわるきゅーれ』が、既存の漫画や小説を映像化した作品ではないという点です。
本シリーズは、阪元裕吾監督が脚本を書き、髙石あかりさんと伊澤彩織さんを主演に迎えて作られたオリジナルの実写映画から始まりました。
現在は漫画版も存在しますが、映画公開後に制作されたコミカライズです。
『ベイビーわるきゅーれ』の原点は、2021年公開の実写映画です。
映画より前に原作漫画や原作小説が存在していたわけではありません。
原作漫画
『ベイビーわるきゅーれ』には、映画第1作より前に連載されていた原作漫画はありません。
漫画の人気を受けて実写化された作品ではなく、阪元裕吾監督と制作陣が実写映画として立ち上げたオリジナル企画です。
映画の公式サイトでも阪元裕吾さんが監督・脚本として記載され、社会になじめない元女子高生の殺し屋コンビを描く青春映画として紹介されています。
それでも原作漫画があるように感じるのは、設定とキャラクターの組み立て方が非常に漫画的だからです。
社会生活が苦手な若者が実は凄腕の殺し屋で、脱力した日常の直後に本格的な戦闘が始まる。
文章だけで説明すると、青年漫画やアクション漫画の設定にしか見えないんすよね。
漫画的な設定を実写の質感で崩す
ただし、本作は漫画的な設定を、そのまま格好よく映像化しているわけではありません。
ちさととまひろの会話には、物語を効率的に進めるための説明がほとんどありません。
片方が話しているのに、もう片方が微妙に違う方向を見ていたり、返答までに変な空白が生まれたりします。
一般的な漫画なら吹き出しやコマ割りで整理される会話を、実写では俳優の呼吸や視線のズレとして残しているわけです。
その結果、殺し屋という非現実的な設定なのに、二人の関係だけは異様なほど生活臭く見えます。
漫画的な世界観と、ドキュメンタリーに近い会話の生々しさが衝突しているのが、本作の独自性です。
作品の正式表記は『ベイビーわるきゅーれ』です。
「ベイビーワルキューレ」とカタカナで調べられることも多いですが、公式タイトルでは「ベイビー」に長音が入り、「わるきゅーれ」はひらがなで表記されます。
漫画版
映画の原作漫画は存在しませんが、後発作品として漫画版『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』が制作されています。
漫画を担当しているのは結川カズノさんです。
原作には阪元裕吾さんと「ドラマ ベイビーわるきゅーれ」製作委員会がクレジットされ、阪元裕吾監督の監修と書き下ろしエピソードを加えたコミカライズとして展開されています。
| 項目 | 漫画版の情報 |
|---|---|
| 作品名 | 『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』 |
| 漫画 | 結川カズノ |
| 原作 | 阪元裕吾・「ドラマ ベイビーわるきゅーれ」製作委員会 |
| 位置づけ | 実写ドラマを基にしたコミカライズ |
| 特徴 | 監督監修と書き下ろし要素を含む |
漫画版のクレジットに「原作」と書かれているため、ここで混乱する人が多いです。
この場合の原作は、漫画より前に制作された映画とドラマの人物設定や物語を指しています。
漫画が映画の原作なのではなく、映画とドラマが漫画版の原作という関係です。
実写の間を漫画へ翻訳する難しさ
『ベイビーわるきゅーれ』を漫画化する難しさは、アクションよりも日常会話にあります。
実写版の笑いは、台詞の内容だけでなく、返事が始まるまでの時間、語尾の弱さ、視線を合わせない芝居、同じ空間にいる二人の温度差から生まれます。
漫画では現実の秒数を再生できないため、コマの余白、吹き出しの位置、ページをめくるタイミングに置き換えなければなりません。
反対に、格闘シーンでは一瞬の姿勢や表情を静止画として確認できます。
映像版が身体の速度を味わうメディアなら、漫画版は動作の形を読み解くメディアです。
同じ物語をなぞるだけでなく、実写で成立していた感覚を別の文法へ変換している点に注目すると、漫画版を読む意味が見えてきます。
小説版
『ベイビーわるきゅーれ』は、小説を原作として実写化した作品でもありません。
現在の公式展開として広く案内されているのは、実写映画、連続ドラマ、漫画版です。
映画の脚本は阪元裕吾監督が執筆していますが、脚本が先に市販小説として発表され、その小説を映画化したわけではありません。
脚本と小説は、文章で書かれているという共通点はあるものの、機能がまったく違います。
本作は文章だけでは完成しない
小説は文章だけで人物の内面や風景を立ち上げます。
一方、映画脚本は、俳優の演技、撮影、録音、美術、編集、アクション設計を組み合わせるための設計図です。
特に『ベイビーわるきゅーれ』では、髙石あかりさんの軽やかな発話と、伊澤彩織さんの言葉を内側へ飲み込むような芝居が、人物像の大部分を作っています。
同じ台詞を別の俳優が同じ速度で読んでも、おそらく同じ空気にはなりません。
二人の声量、姿勢、目線、部屋の中での距離まで含めて作品が完成しています。
ぶっちゃけ、物語の筋だけを文章化すると、かなり単純に見える可能性があります。
しかし、その単純な筋の周囲に、説明できない沈黙や身体の説得力を積み上げることで、唯一無二の作品になっているんですよね。
今後、小説版、ノベライズ、脚本集などが発表される可能性までは否定できません。
未発表の企画については、わからないものはわからないです。
新刊情報は、作品公式や出版社からの正式な案内を確認してください。
実写映画
『ベイビーわるきゅーれ』の原点は、阪元裕吾監督が監督と脚本を担当した2021年公開の実写映画です。
その後、映画第2作『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』、第3作『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が制作されました。
| 公開順 | 作品名 | 日本公開日 |
|---|---|---|
| 第1作 | 『ベイビーわるきゅーれ』 | 2021年7月30日 |
| 第2作 | 『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』 | 2023年3月24日 |
| 第3作 | 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』 | 2024年9月27日 |
カットを割りすぎないアクション
本シリーズのアクションは、細かいカットを大量につないで動いているように見せるタイプではありません。
人物の全身、足元、相手との距離、周囲の障害物が分かる画角を比較的長く維持し、演者が実際に動いていることを見せます。
伊澤彩織さんはスタントパフォーマーとして活動してきた人物なので、構えから攻撃へ移る途中の重心移動にも説得力があります。
殴る瞬間だけを派手に切り取るのではなく、攻撃を避け、位置を変え、次の動作へつなげる過程まで画面に残る。
だから観客は「編集が強そうに見せている」のではなく、「この人物は本当に動ける」と納得できます。
日常パートがアクションを強くする
さらに重要なのが、戦っていない時間の長さです。
ちさととまひろは、食事やアルバイト、家事、金銭問題、人間関係など、かなり地味なことで疲れています。
カメラも会話に合わせて慌ただしく切り替わらず、二人が同じ画面の中で別々のことをしている時間を残します。
その脱力した画面から戦闘へ移るため、動きの速度差が一気に立ち上がるわけです。
アクションが派手だから日常が面白いのではなく、日常が徹底してゆるいからアクションが異常に見えるという構造になっています。
視聴者からは、二人の化学反応、日常系アニメのような空気、本格的な格闘やガンアクションを評価する声が多く見られます。
一方で、物語が薄い、社会問題の扱いが表面的だという意見もあります。
ここは、あえて苦言を呈するなら確かにそうです。
就職や労働への違和感を提示しながら、社会構造そのものを深く分析するところまでは進みません。
ただ、私はそれを社会派映画になりきれなかった失敗とは見ていません。
本作が映しているのは制度の解説ではなく、制度へ入るために「普通の人」を演じ続ける若者の疲労です。
Z世代として就活や仕事の人間関係を経験すると、能力よりも、明るく協調的な人物を演じることに消耗する瞬間があります。
ちさととまひろの不器用さは極端ですが、周囲に合わせるだけで一日が終わる感覚は、妙に現実的なんよね。
阪元裕吾
『ベイビーわるきゅーれ』の生みの親は、監督と脚本を担当した阪元裕吾さんです。
漫画版では阪元裕吾さんが原作者としてクレジットされていますが、既存漫画を描いた漫画家という意味ではありません。
映画の企画、人物、世界観、物語を立ち上げた原案者であり、映像作品の作家としてシリーズの中心にいる人物です。
暴力と雑談を同じ地平に置く
阪元作品の特徴は、殺し屋を神秘的な職業として演出しすぎないことです。
登場人物は凄まじい技術を持ちながら、ご飯を食べ、仕事の愚痴を言い、どうでもいいことで機嫌を損ねます。
一般的な殺し屋映画では、生活感を削って人物を格好よく見せることがあります。
阪元作品は逆に、生活感を大量に入れて格好よさを一度壊します。
だらしなさや幼さを見せた人物が、戦闘になった瞬間だけ正確に動くため、観客はギャップではなく人格の複雑さとして受け取ります。
キャラクターを説明しすぎない
ちさととまひろの関係にも、分かりやすい友情の説明はほとんどありません。
互いを大切にしていることを台詞で宣言する代わりに、同じ部屋で過ごす姿、相手の癖への反応、危険な状況での立ち位置によって示します。
感情を大きく言語化しないからこそ、観客が二人の距離を読む余地が残ります。
私は、この余白こそシリーズが繰り返し見られる理由だと見ています。
初見では笑いとして流した動作が、関係性を知った後では気遣いに見えることがあるからです。
阪元裕吾監督の脚本、髙石あかりさんの会話芝居、伊澤彩織さんの身体表現、園村健介さんのアクション設計が組み合わさることで、作品のトーンが成立しています。
誰か一人の技術だけを切り離しても、同じ空気は再現できません。
『ベイビーワルキューレ』原作と展開
実写映画から始まった『ベイビーわるきゅーれ』は、続編映画、連続ドラマ、漫画へと展開しました。
同じ登場人物と世界観が複数の媒体に登場するため、それぞれが原作なのか、続編なのか、コミカライズなのかを分けて考える必要があります。
基本的には、映画がシリーズの土台、ドラマが日常の拡張、漫画版がドラマの再構築です。
ドラマ版
ドラマ版『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』は、2024年に放送された全12話の連続ドラマです。
髙石あかりさんと伊澤彩織さんが映画版から続投し、阪元裕吾さんが脚本を担当しています。
別の制作陣が映画をテレビ向けに作り直したリメイクではなく、映画シリーズの人物と世界を引き継いだ作品です。
| 比較項目 | 映画版 | ドラマ版 |
|---|---|---|
| 形式 | 長編映画 | 全12話の連続ドラマ |
| 中心人物 | ちさととまひろ | ちさととまひろ |
| 主な魅力 | 一本の物語と大型アクション | 日常と仕事の細かな積み重ね |
| 視聴感 | 緊張と解放を一気に味わう | 二人の生活へ継続的に入り込む |
30分枠が日常描写と噛み合う
ドラマでは一話ごとの尺が短いため、大きな事件だけでなく、食事、買い物、移動、仕事上のやり取りを物語の中心に置けます。
映画では全体の推進力を保つために省かれるような時間を、ドラマは一つのエピソードとして膨らませられるんすよね。
そのため、ちさととまひろをアクションヒーローとして見るより、一緒に暮らす不器用な若者として見る感覚が強まります。
固定に近い視点から人物を観察し、画面の奥行きや部屋の出入りで緊張を作る演出も目立ちます。
カメラを派手に動かさなくても、人物の位置が少し変わるだけで、日常が不穏へ切り替わる。
この静かな恐怖の作り方は、アクションの勢いとは別方向の見どころです。
ただし、映画の速度と密度を期待すると、回によっては間延びして見える可能性があります。
ぶっちゃけ、脱力感が魅力なのか、単に話が進まないのか、境界が危うい回もあります。
それでも、二人の日常を長く見たい人にとっては、その寄り道こそドラマ版の価値です。
エブリデイ
『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』という同じタイトルには、実写ドラマ版と漫画版があります。
順番としては実写ドラマが先に制作され、その内容を基に漫画版が展開されました。
| 作品 | 媒体 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』 | 実写ドラマ | 映画シリーズから派生した連続ドラマ |
| 『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』 | 漫画 | ドラマを基にしたコミカライズ |
漫画版はドラマの内容を踏襲しながら、阪元裕吾監督の監修と書き下ろし要素を加えています。
そのため、ドラマを見た人が読んでも、完全に同じ体験にはなりません。
同じ台詞でも笑いの仕組みが違う
実写版では、発話の速度、声の高さ、俳優同士の距離、返答までの沈黙が笑いを作ります。
漫画版では、それらをコマの大きさ、余白、吹き出しの形、ページをめくる位置へ置き換えます。
映像は制作者が決めた時間で進みますが、漫画は読者が読む速度を調整できます。
実写版で一瞬だった表情を長く眺めたり、台詞の前後を戻って読み直したりできるわけです。
私は実写版の二人の声と間が好きなので、漫画では物足りなさを覚える部分もあります。
一方で、漫画版は表情や構図を停止して読めるため、ドラマでは流れてしまった細部を拾いやすいです。
優劣を決めるより、同じ場面が別のメディアでどう設計し直されたのかを比べると面白いっすね。
見る順番
初めて『ベイビーわるきゅーれ』シリーズに触れる場合は、基本的に公開順で見るのがおすすめです。
映画第1作から第2作、第3作へ進み、その後にドラマ版と漫画版へ移ると、二人の関係性とシリーズの拡張を自然に追えます。
| 順番 | 作品名 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 1 | 『ベイビーわるきゅーれ』 | 二人の関係と世界観の出発点 |
| 2 | 『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』 | バディとしての距離の変化 |
| 3 | 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』 | 映画表現とアクションの拡張 |
| 4 | 『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』 | 連続ドラマで広がる日常 |
| 5 | 漫画版『エブリデイ!』 | ドラマとの表現差と追加要素 |
ドラマ版から見始めても、人物の基本的な関係は理解できます。
ただし、ちさととまひろが互いの扱い方を覚えていく過程は、映画第1作から積み重ねられています。
本シリーズは、大きな伏線を回収して驚かせるタイプではありません。
何気ない会話、食事、相手への反応が積み重なり、後の作品で二人の距離の見え方が変わります。
途中から見ると筋は理解できても、同じ部屋で過ごしてきた時間の重さが少し薄くなるんですよね。
迷った場合は、映画3作、ドラマ版、漫画版の順番がおすすめです。
物語だけでなく、映画からテレビ、漫画へ表現方法が変化する過程まで楽しめます。
時系列
『ベイビーわるきゅーれ』シリーズは、複数の世界線や複雑な時間移動を組み合わせた作品ではありません。
基本的には公開順に見れば、ちさととまひろの環境や関係性の変化を無理なく追えます。
厳密な年月日を暗記したり、エピソードを細かく並べ替えたりする必要はありません。
重要なのは感情の時系列
このシリーズで注目したいのは、カレンダー上の時系列よりも、二人の間に蓄積される時間です。
一般的なアクションシリーズは、続編になるほど敵や事件の規模が大きくなります。
『ベイビーわるきゅーれ』にもアクション面の拡張はありますが、中心にあるのは、一緒にいることが特別な出来事から生活の前提へ変わっていく過程です。
その変化は、大げさな告白や説明ではなく、相手の癖を受け入れる態度、危険な場面での立ち位置、何も話さず同じ空間にいられる時間で示されます。
物語の時系列より、感情の時系列を見る作品と考えると、シリーズの核心がつかみやすくなります。
漫画版『エブリデイ!』は、映画より前の過去編や別の原作ではありません。
ドラマの物語を別の表現媒体で組み直した作品なので、独立した時系列へ無理に分けず、ドラマ版と比較しながら楽しむのが自然です。
『ベイビーワルキューレ』原作まとめ
『ベイビーわるきゅーれ』は、漫画や小説を実写化した作品ではありません。
2021年に公開された阪元裕吾監督・脚本のオリジナル実写映画から始まり、続編映画、連続ドラマ、漫画版へと展開しました。
- 映画第1作より前の原作漫画は存在しない
- シリーズの生みの親は監督・脚本の阪元裕吾
- 漫画版はドラマ『エブリデイ!』のコミカライズ
- 見る順番は映画3作からドラマ、漫画版がおすすめ
この作品が漫画原作のように見えるのは、キャラクター設定や世界観が漫画的だからです。
しかし、シリーズの本当の強みは、カメラの距離、会話の間、俳優の声色、身体の重心、カットを割りすぎないアクションなど、実写映像の技術にあります。
日常系作品のような脱力した会話と、身体の位置関係まで見える本格アクションが、同じ人物の中に存在する。
この矛盾を説明で解消せず、そのまま画面に同居させたことが、『ベイビーわるきゅーれ』の最大の発明です。
もちろん、物語の薄さや社会問題の掘り下げ不足が気になる人もいます。
私も、提示したテーマをもう一段深く描いてほしかったと感じる部分はあります。
それでも、社会になじめない若者を説教や感動物語へ回収せず、不器用なまま生きている人物として映した点には価値があります。
仕事ができることと、組織にうまく適応できることは同じではありません。
人間関係が苦手だからといって、その人に能力がないわけでもありません。
ちさととまひろの極端な生き方を見ていると、現実社会が求める「普通」の狭さまで見えてくるんすよね。
ベイビーワルキューレの原作が気になる人は、まず映画第1作から見てください。
原作を探すのではなく、実写映画そのものが物語の出発点だと理解すると、漫画版やドラマ版の位置づけも迷わなくなります。
アニメ・映画が大好きで毎日色んな作品を見ています。その中で自分が良い!と思った作品を多くの人に見てもらいたいです。そのために、その作品のどこが面白いのか、レビューや考察などの記事を書いています。
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