皆さんは『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』という作品を知っていますか?
タイトルだけを見ると、娘が無双しまくるタイプのファンタジー作品を想像するかもしれません。
実際には、Sランク冒険者になったアンジェリンだけを追いかける物語ではなく、元冒険者の父ベルグリフとの親子関係を大きな軸にした作品です。
アニメは全何話なのか、声優は誰なのか、原作との違いはあるのか、2期はいつなのか、漫画はどこまで出ているのかなど、視聴前後で気になるポイントもかなり多いんすよね。
しかも視聴者の評価を見ると、父娘の空気感を絶賛する人がいる一方で、ストーリーの進み方や映像面について物足りなさを感じたという声もあります。
年間数百本のアニメや映画を観ている僕としても、この作品は単純にバトルの迫力だけで判断すると魅力を取りこぼしやすい作品だと感じました。
この記事では重要なネタバレを避けながら、あらすじ、全13話の構成、声優、アニメの評価、原作との違い、2期の状況、配信情報、ベルグリフというキャラクターの面白さまで掘り下げます。
- アニメ全13話の基本情報と見どころ
- 声優や原作との違い
- アニメ2期と原作・漫画の状況
- ベルグリフと父娘関係の魅力
『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』のアニメを解説
『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』は、門司柿家さんによるライトノベルを原作としたTVアニメです。
2023年に放送され、アニメーション制作は颱風グラフィックス、総監督はもりたけしさん、監督は村田尚樹さんが担当しました。
ここからは物語の核心を明かしすぎない範囲で、作品を見る前に知っておきたい基本情報から、視聴後に気になりやすい評価まで見ていきます。
あらすじ
物語の中心にいるのは、元冒険者のベルグリフと、その娘アンジェリンです。
ベルグリフは若い頃に冒険者として活動していましたが、魔獣との戦いで片足を失い、故郷の村へ帰ります。
そこで暮らしていたある日、森で捨てられていた赤ん坊を見つけ、自分の娘として育てることになります。
その少女こそアンジェリンです。
成長したアンジェリンは父の背中に憧れ、冒険者になるため都へ旅立ちます。
それから年月が経ち、アンジェリンは冒険者ランク最高位のSランクまで到達します。
ところが彼女が何より望んでいるのは、さらなる名声でも報酬でもなく、故郷へ帰って大好きな父親に会うことです。
この設定が本作でいちばん面白いところです。
普通の冒険ファンタジーなら「Sランクになった少女が次はどんな敵を倒すのか」が中心になりそうですが、本作では「娘はいつ父親のところへ帰れるのか」という妙に生活感のある欲求が物語を動かします。
アンジェリン側には魔獣討伐や冒険者としての仕事があり、ベルグリフ側には村の日常があります。
この二つを交互に見せる構成なので、都会で事件が起きている横で、田舎では畑仕事や近所付き合いが続いている。
この温度差が本作独特なんすよね。
僕はここを、バトルファンタジーというより「冒険者という職業を使った父娘ホームドラマ」として見るほうがしっくりきました。
仕事でどれだけ評価されても、家に帰った瞬間に役職や肩書きがどうでもよくなる感覚ってありますよね。
Sランクという派手な肩書きを持つアンジェリンが、ベルグリフの前では一人の娘に戻る。
そのギャップこそ、この作品の芯だと思っています。
全何話?
TVアニメは全13話です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送年 | 2023年 |
| 話数 | 全13話 |
| ジャンル | ファンタジー・冒険・親子ドラマ |
| 原作 | 門司柿家 |
| アニメ制作 | 颱風グラフィックス |
| 監督 | 村田尚樹 |
| シリーズ構成 | 百瀬祐一郎 |
1クール作品なので、長期シリーズに比べれば一気見しやすいボリュームです。
ただ、13話という尺に対して登場人物や事件はかなり多め。
そのため、視聴者によっては「話がどんどん進んでいく」「キャラクターが増えて少し追いにくい」と感じるかもしれません。
ネット上でも、父親側と娘側を行き来するので少しごちゃついて感じたという感想がありました。
ここは僕も理解できます。
映像作品として見ると、本作は一つの主人公をカメラが追い続ける作りではありません。
アンジェリンの冒険パートからベルグリフの日常へ場面が切り替わり、また別の人物へ視点が移動する。
つまり、一本の直線というより複数の線を並行して走らせる構成です。
そのぶん世界が広く感じられる一方、キャラクターへの感情移入が深まる前に次の場面へ進む瞬間もあります。
全13話なので気軽に見やすい反面、じっくり人物心理を掘るタイプの作品を期待するとテンポの速さが気になる可能性があります。
逆に、日常、冒険、バトルをテンポよく切り替えてほしい人には相性がいいです。
声優一覧
本作は声優陣がかなり豪華です。
| キャラクター | 声優 |
|---|---|
| アンジェリン | 早見沙織 |
| ベルグリフ | 諏訪部順一 |
| アネッサ | 河瀬茉希 |
| ミリアム | 大久保瑠美 |
| ヘルベチカ・ボルドー | 井上麻里奈 |
| サーシャ・ボルドー | 水野朔 |
| セレン・ボルドー | 市ノ瀬加那 |
| シャルロッテ | 高尾奏音 |
| ビャク | 浦和希 |
| グラハム | 大塚芳忠 |
| マルグリット | ファイルーズあい |
| アシュクロフト | 戸谷菊之介 |
| ライオネル | 杉田智和 |
| チェボルグ | 稲田徹 |
| ドルトス | 秋元羊介 |
| マリア | 生天目仁美 |
個人的にキャスティングでハマっていると感じるのは、早見沙織さんと諏訪部順一さんの父娘です。
アンジェリンはSランク冒険者なので、戦闘時にはかなり堂々とした人物として描かれます。
ところが父親の話になると、声のテンションも含めて一気に年相応の娘へ戻る。
「最前線で戦う冒険者」と「父親大好きな娘」の切り替えが、声によってかなり分かりやすくなっています。
一方のベルグリフは、威圧感のある英雄タイプではありません。
諏訪部順一さんの低い声を使いながらも、芝居そのものはかなり落ち着いていて、娘や村人を見守る父親としての柔らかさが前に出ています。
ここでベルグリフを常に重々しい英雄声で演じていたら、本作のホームドラマ感はかなり薄くなっていたと思うんすよ。
だから声優の演技が、キャラクターの肩書きと家庭での顔を分ける装置になっています。
(出典:TVアニメ『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』公式サイト)
アニメの評価
本作は、視聴者によって評価が分かれやすいアニメです。
データ取得時点のFilmarksでは3.2という評価で、985件のレビューが確認されていました。
レビューを見ると、「父親が好きすぎるアンジェリンが面白い」「普通に楽しめた」という声がある一方、「突出した部分が見つけにくい」「展開が雑に感じる」「流し見だと話が入ってこない」といった意見もあります。
僕がこの賛否を見ていて面白いと思うのは、どちらも作品の特徴をかなり正確に捉えていることです。
本作は毎話、大掛かりな映像 spectacle を用意して視聴者を圧倒するタイプではありません。
むしろ会話や家族関係、冒険者同士のつながりが積み重なって面白くなる作品です。
だから「毎話すごい戦闘が見たい」という視聴スタイルだと、少し温度が低く感じる可能性があります。
映像面でも、派手なカメラ移動や複雑なアクション作画を連打する作品というより、キャラクター同士の会話を中心に画面を組み立てています。
戦闘だけを切り抜いて他の大型ファンタジー作品と比較すると、物量で見劣りする場面があるのは否定しづらいです。
ぶっちゃけ、戦闘アニメとして期待値を上げすぎると「思っていた作品と違った」となるでしょう。
ただし、本作の本命は親子関係です。
タイトルにSランクという言葉が入っていますが、「最強キャラが敵を倒す爽快感」より「離れて暮らす家族が互いを思っている感覚」を楽しむ作品として見ると印象が大きく変わります。
ネット上の好意的な感想でも、ベルグリフが娘の実績を自分の権威として利用せず、あくまで保護者として見守っている点を評価する声がありました。
ここ、個人的にもかなり好きです。
子どもが成功すると、その実績まで自分の所有物みたいに語ってしまう大人っていますよね。
ベルグリフはそこから距離を取っています。
アンジェリンを自分の作品ではなく、一人の人間として扱っている。
Z世代として親世代との距離感を考えたとき、この描写って意外と現代的なんすよ。
だから僕は、本作の面白さはファンタジー設定よりも「親が子どもの人生をどこまで自分のものにしないでいられるか」という部分にあると思っています。
原作との違い
原作は門司柿家さんによる小説で、アニメはそれを全13話の映像作品へ再構成しています。
当然ですが、小説で使える文章量と、1話約30分枠のTVアニメでは情報を提示できる量が違います。
そのためアニメでは、人物の内面、世界設定、会話の積み重ねなどがテンポ優先で進む部分があります。
逆にアニメの利点は、アンジェリンとベルグリフの距離を声と画面で直感的に理解できることです。
例えば同じ「父親を尊敬している」という設定でも、小説では文章で心理を積み上げられますが、アニメでは声色や表情、間で見せられます。
この作品の場合、アンジェリンの父親愛がかなり大きいので、音声になることでコミカルさも増しています。
また、父側と娘側の場面をカットで交互につなげられるのもアニメならでは。
遠く離れた二人が同じ時間を生きている感覚を、編集だけで提示できます。
一方で、この切り替えが多いため「話が散らばって感じる」という視聴者が出たのも分かります。
小説ならページを戻って情報を確認できますが、映像は基本的に前へ流れていきます。
登場人物が増える時期ほど、その差が出やすいですね。
なのでアニメを見て「設定は好きなのに、もう少し人物を詳しく知りたい」と感じた人ほど原作との相性がいいです。
アニメはダイジェストだから意味がない、という話ではありません。
むしろアニメで父娘の空気感をつかみ、その後に原作で人物や世界を掘り下げると、かなり入りやすい作品だと思います。
『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』のアニメ2期
アニメを全13話まで見た人が次に気になるのが2期です。
物語にはまだ先があり、原作小説やコミカライズも存在するため、「続編を作れる材料があるのか」「すでに2期が決まっているのか」は分けて考える必要があります。
ここからは2026年9月時点で確認できる情報をもとに、原作と漫画、配信状況まで見ていきます。
2期はいつ?
2026年9月時点では、TVアニメ公式サイト上でアニメ2期の制作決定や放送時期に関する正式発表は確認できません。
つまり「2期は○年○月から放送」と断定できる段階ではありません。
検索すると続編時期を予想している記事も出てきますが、制作会社や製作委員会から正式発表されていない日付はあくまで予想です。
続編については、公式サイトや公式SNSから発表される情報を基準にしてください。
放送時期を予想だけで断定している情報には注意が必要です。
ただ、物語そのものがアニメ13話ですべて完結したわけではありません。
原作にはアニメ以降も物語があり、続編を作るためのストーリーが存在しないわけではないです。
ここは大事。
「2期が未発表」と「2期を作れない」はまったく別の話なんすよね。
アニメの続編は、原作ストックだけで決まるものでもありません。
配信実績、映像商品の販売、制作会社のスケジュール、製作委員会の判断など複数の事情が絡みます。
僕もアニメを年間何百本と追っていると、「これはすぐ2期来るやろ」と思った作品が何年も動かなかったり、その逆があったりします。
だから予想ゲームとして楽しむのはありですが、日付まで決め打ちするのは危険です。
現状は「正式発表待ち」と考えるのがいちばん正確です。
原作は完結?
原作小説は完結しています。
Web版は2020年1月21日に完結しており、全158エピソードが公開されています。
書籍版はアース・スターノベルから全11巻が刊行され、さらに小品集も発売されています。
| 媒体 | 状況 |
|---|---|
| Web小説 | 完結済み |
| 書籍版 | 全11巻で本編完結 |
| 小品集 | 刊行あり |
| 漫画版 | 連載展開中 |
原作が完結していることは、これから作品へ入る人にとってかなり大きいメリットです。
「続きが気になって原作を買ったのに、原作も途中だった」という状態になりにくいからです。
特に本作は、序盤で広げた設定やキャラクターが後半へつながっていく作品なので、最後まで読みたいタイプの人には小説版が向いています。
原作者の門司柿家さん自身も、作品完結時の活動報告で「完結させる事」を主題として書き始めた趣旨を明かしています。
これ、創作をする側から見るとかなり興味深い話です。
物語って始めるより終わらせるほうが難しいんすよ。
キャラクターを増やし、設定を広げるのは楽しい。
でも後半では、それまで置いた要素を回収して着地させないといけない。
仕事でも企画を立ち上げる瞬間は盛り上がるのに、最後の細かい調整がいちばん大変だったりしますよね。
そう考えると、この作品がきちんと完結地点まで到達していること自体、長編ファンタジーとして一つの安心材料です。
漫画はどこまで?
コミカライズ版は『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた 黒髪の戦乙女』というタイトルで刊行されています。
漫画は漆原玖さんが担当しています。
2026年9月時点では第9巻まで発売済みで、第10巻は2026年10月9日に発売予定と案内されています。
漫画版を追う場合は、発売予定が変更される可能性もあるため、購入前に出版社や書店の最新情報を確認してください。
アニメの続きが気になった人にとって漫画版は入りやすい選択肢ですが、注意したいのは「漫画=アニメの完全な続きだけを読むための媒体」と考えないことです。
漫画は漫画で、コマ割りや表情の見せ方があります。
アニメでは時間によって流れていった会話も、漫画なら一度止まって人物の表情を見られます。
個人的には、本作みたいに派手な戦闘だけでなく人間関係が重要な作品ほど、漫画との相性はいいと思っています。
映像だと数秒で終わる沈黙でも、漫画なら読者がページをめくるまで時間が止まる。
この「自分で間を作れる」という漫画特有の読み方が、ベルグリフの落ち着いたキャラクターに合うんすよね。
反対に、早見沙織さんや諏訪部順一さんの芝居込みで父娘を好きになった人なら、まずアニメを見返してから漫画へ進むのもありです。
配信はどこ?
アニメ放送当時の公式サイトでは、ABEMAで先行配信が行われ、個別課金サービスとしてDMM TV、dアニメストア、FOD、Huluストア、Prime Video、U-NEXTなど複数のサービスが案内されていました。
ただし、動画配信作品は契約によってラインナップが変わります。
2026年9月時点で確認すると、U-NEXTには見放題作品として作品ページが存在し、Prime Videoにも作品ページがあります。
ABEMAでもエピソードページが確認できます。
| サービス | 確認時の状況 |
|---|---|
| U-NEXT | 作品ページあり・見放題表示を確認 |
| Prime Video | 作品ページあり |
| ABEMA | エピソードページあり |
| dアニメストア | 作品ページあり・公開状況は時期で変動 |
ここで気をつけたいのは、「作品ページが存在する=必ず追加料金なしで見られる」ではないことです。
見放題対象、レンタル、チャンネル追加契約など条件が変わることがあります。
そのため、登録前には必ず各動画配信サービスで作品名を検索してください。
正確な情報は公式サイトをご確認ください。
また月額料金や無料期間、解約条件などは変更される場合があります。
料金が関わるサービスについては利用規約を確認し、必要であれば各サービスのサポート窓口など専門家に相談したうえで最終的な判断をしてください。
個人的には、一作品だけを見るために新しいサービスへ入るより、すでに契約しているサービスに作品があるか最初に確認するのがおすすめです。
サブスクって月数百円から千円台でも、増えすぎると普通に固定費として効いてきますからね。
ベルグリフの強さ
検索していると「ベルグリフって結局どのくらいなの?」と気になる人も多いと思います。
ベルグリフは元冒険者ですが、公式設定上の冒険者ランクだけを見れば、娘のアンジェリンのようなSランクではありません。
しかし、この作品では冒険者ランクと現在の実力が必ずしも完全一致しないところがポイントです。
ベルグリフは若い頃、冒険者として活動を始めて間もない段階で片足を失い、そのまま故郷へ帰りました。
そのため、都市のギルドで実績を積み上げて正式な評価を受ける機会そのものが少なかった人物です。
ところが村へ戻ってからも鍛錬を続けています。
ここがいかにもベルグリフらしい。
肩書きがなくなったから練習をやめるのではなく、誰に評価されなくても続けているんですよね。
ベルグリフの面白さは「ランクが低いのに実はすごい」という単純なギャップだけではありません。
評価制度から外れた場所でも積み重ねを続けた人物だからこそ、実績と肩書きがズレていることに意味があります。
これって現実社会にもめちゃくちゃあります。
会社の肩書き、フォロワー数、学歴、資格みたいな数字は分かりやすいです。
ただ、それだけでその人が何をできるかまで全部分かるわけではありません。
ベルグリフはまさに「制度が測っていない能力」を持つ人物として描かれています。
だからアンジェリンが父親を尊敬しているのも、ただのファザコンギャグだけでは終わりません。
幼い頃から自分を育て、剣を教え、日々を生きる姿を見せてきた人物だからこその尊敬です。
僕はここがかなり好き。
もしベルグリフが最初から「実は世界最強でした!」と派手に自己主張する人物だったら、たぶん作品の味はかなり薄くなります。
本人が肩書きを欲しがっていないからこそ、周囲との認識のズレが面白くなるんです。
『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』アニメまとめ
『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』のアニメは、2023年に放送された全13話のファンタジー作品です。
主人公の一人であるアンジェリンは冒険者最高位のSランクまで到達していますが、この作品の魅力は単純な無双バトルではありません。
元冒険者の父ベルグリフと、離れて暮らす娘アンジェリンの関係こそが作品の中心です。
- TVアニメは全13話
- アンジェリン役は早見沙織、ベルグリフ役は諏訪部順一
- 原作小説は全11巻で完結済み
- 漫画版は2026年9月時点で9巻まで発売済み
- 漫画10巻は2026年10月9日発売予定
- 2026年9月時点でアニメ2期の正式発表は確認できない
- 配信状況は各サービスで随時確認が必要
あえて苦言を呈するなら、アニメは13話の中に人物と出来事が次々入ってくるので、キャラクター一人ひとりをもっと深く見たかったと感じる場面はあります。
戦闘映像だけを目的にすると、もっと派手な作品はいくらでもあります。
でも、この作品がやっていることはそこじゃないんすよ。
外ではSランク冒険者として評価されている娘が、家へ帰ればただ父親に会いたい少女になる。
一方、父親は娘の成功を自分の手柄にせず、遠くから見守っている。
この関係性がめちゃくちゃいい。
現代はSNSでも仕事でも「何者なのか」を数字で証明させられる場面が多いです。
でも家族や昔からの友達の前では、肩書きなんて一瞬で意味がなくなる。
『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』は、Sランクという派手な言葉をタイトルに置きながら、最後は「肩書きより、その人を誰がどう見ているか」という話に戻ってくる作品だと僕は感じています。
だからド派手な俺TUEEE系を期待するより、冒険ファンタジーの中で父娘のホームドラマを見たい人にこそ、一度触れてみてほしいアニメです。
アニメ・映画が大好きで毎日色んな作品を見ています。その中で自分が良い!と思った作品を多くの人に見てもらいたいです。そのために、その作品のどこが面白いのか、レビューや考察などの記事を書いています。
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