ゾン100のアニメ2期がいつから放送されるのか、そもそも続編は本当に来るのか、ゾン100アニメの続きは原作漫画の何巻から読めばいいのか……気になって検索してくれたあなた、ようこそ「たたみの冷凍みかん箱」へ。『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』は、ブラック企業からの解放とゾンビパニックがセットになったかなり攻めた作品なので、ハマった人ほど「この先が見たい!」って気持ちが強いと思います。
私も『ゾン100』の1期をリアタイで追いかけて、制作遅延や放送休止にハラハラしながら完走した一人です。だからこそ、ゾン100アニメ2期いつから放送なのか、ゾン100シーズン2は打ち切りなのか、それとも可能性はまだ残っているのか、同じようにもやもやしている人の気持ちがすごくよく分かります。ブラック企業に疲れ切ったアキラが「会社行かなくてよくね?」と吹っ切れるあの瞬間、日本の働き方のしんどさも含めて刺さる人はかなり多いはずです。
この記事では、ゾン100アニメ2期の公式発表の有無や放送日予想、打ち切りと噂される理由、アニメがどこまで放送されたのかといった情報を整理しつつ、続きにあたる原作漫画が何巻からなのか、日本一周編の見どころ、2期を待つ間の楽しみ方まで、ゾン100アニメ2期に関する疑問を一気に解消していきます。配信サービスでの人気や海外での評価、実写映画版の動きなんかも含めて、全体像をまるっと押さえていきます。
「結局、今のところゾン100アニメ2期はどういう状況なの?」というところから、「今すぐ続きを楽しみたいから漫画で追いたい」「実写映画や配信も含めてゾン100をもっと味わいたい」といった欲張りな楽しみ方まで、一緒に整理していきましょう。なお、アキラのように日本の働き方に疲れた社会人は多くて、日本の就業状況は総務省統計局の労働力調査でも毎月データが公表されています(出典:総務省統計局「労働力調査」)。ゾン100は、そうした現実へのささやかなカウンターパンチみたいな作品でもあると感じています。
- ゾン100アニメ2期の最新状況と続編の可能性
- ゾン100アニメ2期がいつ頃放送されそうかという目安
- アニメの続きにあたる原作漫画の巻数とストーリーの見どころ
- 2期を待つ間にゾン100を最大限楽しむための視聴・読書プラン
『ゾン100』のアニメ2期の最新情報と放送時期予想
まずは一番気になる「ゾン100アニメ2期は決まっているの?」「放送日やシーズン2の予定は?」という部分から整理していきます。ここでは、公式発表の有無、制作会社の状況、配信や海外評価、円盤や原作売上など、続編の判断材料になりそうなポイントをまとめてチェックします。数字だけでなく、ファンの温度感や、アニメ業界全体の流れも踏まえて見ていくので、「期待しすぎて後でガッカリしたくない」という人も、落ち着いて状況を把握できるはずです。
公式発表は?
2025年12月時点で、『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』のアニメ2期(シーズン2)について、公式サイトや公式X(旧Twitter)からの正式な制作決定・放送決定の発表は出ていません。
公式の情報源として一番信用できるのは、TVアニメ公式サイト「zom100.com」と、TVアニメ公式Xアカウントの2つです。ニュースページやポストをさかのぼって見ても、全話放送終了後の告知は「一挙放送」「線撮OP/ED映像公開」「キャンペーン情報」などが中心で、「2期制作決定」といった文言は一切出ていません。
一方で、Redditや海外のコミュニティでは「2026年冬に2期決定!」といったスレッドタイトルが出回ることもあります。ただ、元の投稿をよく読むと、エイプリルフールのネタだったり、明らかに「ソースは?」「どこ情報?」とツッコまれているものがほとんどです。そこにさらに翻訳やまとめサイトが乗っかって、あたかも事実っぽく見えてしまう、というパターンもよくあります。
これまでの公式発表の流れ
1期のときの流れを振り返ってみると、まず2023年1月にアニメ化が正式発表され、その後7月に放送スタートというスケジュールでした。
- 2023年1月:TVアニメ化・スタッフ情報・キービジュアル公開
- 2023年7月:MBS/TBS系「日5」枠で放送開始
- 2023年7~12月:遅延・スケジュール変更を挟みつつ全12話放送
この流れを見ると、「放送の半年前~1年前くらいに、まずアニメ自体の情報がどーんと出てくる」というのが基本形です。もし2期が動いているなら、やはり同じように公式サイトや公式Xで何かしらの告知が出るはずなので、現時点で何もない=「少なくともまだ正式発表段階ではない」と考えるのが自然かなと思います。
噂情報との付き合い方
アニメの続編って、どうしても噂や希望的観測が先行しがちです。特にゾン100のように、海外人気もあって実写映画化までされている作品は、「これだけ話題なんだから2期は当然来るでしょ!」という空気が強くなりやすいです。
ただ、ファン目線で一番大事なのは、「噂は噂として楽しみつつ、最終的には公式の発表だけを事実として受け取る」というスタンスかなと思っています。ネタ投稿や推測記事を全部真に受けてしまうと、「〇〇年放送って聞いてたのに全然違うじゃん!」と、余計なストレスの元になってしまいますからね。
アニメの続編情報は、必ず公式サイト・公式X・製作委員会のプレスリリースなど、一次情報をチェックするようにしてください。まとめサイトやSNSの噂は、あくまで参考程度に留めておくのが安心です。
というわけで、現時点の結論は「公式からは何も出ていないので、ゾン100アニメ2期はまだ“未発表”の状態」。期待するのは全然OKですが、「もう決まったらしい」というテンションで断定してしまうのは、いったんブレーキをかけておきましょう。
放送時期予想
では、「もしゾン100アニメ2期が決まるとしたら、いつ頃になりそうか?」という話をもう少し掘り下げてみます。ここからは、完全に私個人のオタク目線の予想ですが、アニメ業界全体のスケジュール感を踏まえると、それなりに現実的なラインは見えてきます。
まず前提として、1クール(約12話)のTVアニメを1本作るのに、企画スタートから放送開始までだいたい1年~1年半はかかると言われています。ゾン100の1期は、2023年7月9日から12月26日までの全12話構成で、MBS/TBSの「日5」枠で放送されました。
もし2期の企画が2025年のどこかで動き始めたとしても、そこから脚本、コンテ、作画、アフレコ、音響、コンポジット……といった各工程を進めていく必要があります。ゾン100のようにアクション多め・色彩設計も凝っている作品なら、なおさら作業量は多くなるはずです。
一般的な2期アニメのスパン
他の人気アニメを見ていても、1期から2期までのスパンは
- 人気が爆発した作品:1~2年で早めに2期が来るパターン
- じわ売れ・配信で伸びる作品:2~3年後に続編が決まるパターン
- 一定の人気はあるが制作が難航した作品:3年以上経ってからようやく動くパターン
といった感じで、だいたい2~3年程度の「間」が空いていることが多いです。ゾン100の場合、1期放送が2023年なので、最速でも2026年ごろ、余裕をもって考えるなら2027年以降あたりが現実的なラインかなと感じています。
ゾン100特有の事情
ゾン100には、一般的な2期アニメにはない「制作遅延問題」という爆弾がありました。実際、放送スケジュールが何度か変更されたり、総集編が挟まったりと、視聴者の間でも「大丈夫かこれ……」と心配されるレベルだったと思います。
この経験がある以上、仮に2期をやるにしても、制作側としては「とにかくスケジュールを詰め過ぎないようにしよう」と慎重になるはずです。そうなると、
- 企画・シナリオ段階の準備をしっかり取る
- 作画・アニメーションを外注に丸投げしすぎない体制を整える
- 放送枠や配信のスケジュール調整を早めに進める
といった“下準備の時間”がどうしても必要になります。結果として、ファンから見ると「なかなか動きが見えない」という状態が長引いてしまうかもしれません。
私のざっくりした予想としては、
- 2025年末までに何も発表がない → 2026年内放送はかなり厳しい
- 現実的には、早くて2027年以降のどこかのクールで放送される可能性
- それより早く発表が来たらラッキー、くらいの温度感で待つのがちょうどいい
もちろん、これはあくまで「よくあるアニメ制作の事情」と「ゾン100の1期の状況」から私が考えた目安に過ぎません。最終的な放送時期は、制作会社・製作委員会・放送局・配信プラットフォームなど、いろんなプレイヤーの都合で大きく変わります。正確な情報は必ず公式サイトや公式Xの発表をチェックしてくださいね。
制作会社の事情
続いて、「ゾン100アニメ2期の鍵を握っている」と言ってもいいのが、アニメーション制作を担当したBUG FILMS(バグフィルム)の存在です。スタジオの公式サイトを見ると、「アニメーション企画・開発・制作スタジオ」として、比較的新しい会社であることが分かります。
ゾン100は、このBUG FILMSにとって初期の大型TVシリーズ作品の一つで、いきなり「日5」という全国ネットの目立つ枠を任された、かなりチャレンジングなプロジェクトだったはずです。実際、出来上がった映像はかなりカラフルで情報量も多く、ゾンビ作品としてもコメディとしても攻めた画づくりがされていました。
小規模スタジオの難しさ
ただ、その一方で「小規模な新興スタジオが、いきなり大きな作品を任されたときの難しさ」も、ゾン100の制作遅延から見えてきました。小さめのスタジオは柔軟に動ける反面、
- スタッフ一人ひとりの負担が大きくなりがち
- 外注先の調整に失敗すると一気にスケジュールが崩れる
- 複数作品を並行して抱える余裕がない
といったリスクも抱えています。ゾン100の1期はまさにその“ギリギリ感”が表に出てしまったケースで、放送スケジュールの変更や配信の遅れが、作品のクオリティとは別のところで話題になってしまいました。
2期で想定されるパターン
もしアニメ2期をやるとしたら、制作体制としてはざっくり次の3パターンが考えられます。
- BUG FILMSが制作体制を強化して、引き続きメインスタジオとして担当する
- 別の大手スタジオがメインになり、BUG FILMSがサポートに回る
- まったく別のスタジオに完全にバトンタッチされる
ファンとしては、1期のビジュアルテイストを引き継いでほしい気持ちもあれば、「スケジュールだけは本当に無理しないでほしい」という思いもありますよね。正直どのパターンになっても一長一短ですが、個人的には、BUG FILMSが引き続き関わりつつも、作画ラインや制作管理を強化した形で戻ってきてくれたら一番うれしいなと思っています。
スタジオ事情は外から見えづらい
ここで一つ強調しておきたいのは、「制作会社の内部事情は、外からはほとんど見えない」ということです。ニュースやインタビューで断片的な情報が出ることはあっても、具体的な人員配置や予算、進行状況などは企業秘密の部分が大きく、ファン側が推測できる範囲には限界があります。
この記事で書いている制作会社に関する話は、あくまで公開情報や他作品の傾向から私が考えた見立てに過ぎません。実際の体制や判断は、BUG FILMSや製作委員会が持っている情報がベースになるので、その点は「外からできる範囲の推測」として読んでもらえるとうれしいです。
最終的には、「誰が作るか」よりも「どんな作品になって戻ってきてくれるか」がすべてなので、もし2期が決まったときには、スタッフの名前と一緒に、新しいキービジュアルやPVをじっくり味わいたいですね。
配信人気と評価
続編の可能性を考えるうえで、最近特に重要度が高まっているのが配信での人気です。円盤だけでなく、NetflixやHulu、Crunchyrollなどでどれだけ再生されているかが、作品の“ビジネス的な価値”を測るうえでかなり大きな指標になっています。
『ゾン100』は、アメリカを含む海外ではHulu・Netflix・Crunchyrollの3つの大手配信プラットフォームで同時配信されました。
さらに、日本国内でも各種配信サービスで配信されていて、放送当時はサマーアニメの中でもかなり目立つ存在だったと思います。私のタイムラインでは、毎週のように「今週もカラフルで最高だった」「遅延はつらいけど内容はめちゃくちゃ好き」という感想が流れてきていて、良くも悪くも“話題作”になっていました。
批評家・レビューサイトでの評価
海外のレビューサイトやメディアも、『ゾン100』の1話をかなり高く評価していました。例えばIGNのレビューでは、「ここ最近のアニメの中でも最高クラスの第1話」と評されていて、アキラのブラック企業時代の描写とゾンビパニックへの転換、カラフルな色彩演出などが絶賛されています。
また、ロッテントマトのようなレビュー集積サイトでも、少数レビューながら高いスコアを記録していて、「ゾンビジャンルの中でも新鮮な切り口」として紹介されることが多い印象です。こういった“批評家ウケ”の良さは、短期的な売上だけでなく、「長く愛されるタイトル」になれるかどうかにも関わってきます。
アワードでのノミネート
ゾン100は、2024年のCrunchyroll Anime Awardsで「Best New Series」「Best Comedy」「Best Art Direction」「Best Opening」「Best Ending」など、複数部門にノミネートされました。
さらに、世界最大級のアニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭(Annecy)のTV作品部門にもノミネートされていて、「ただのゾンビギャグアニメ」ではなく、映像作品としても評価されていることが分かります。こうした国際的なアワードへのノミネートは、製作委員会にとっても大きな名誉なので、続編を検討するうえで後押し材料になるはずです。
配信や評価面で見ると、
- 複数の大手配信プラットフォームで同時展開されている
- 海外レビューサイトや批評家からの評価が高い
- 国際的なアニメアワードにもノミネートされている
といった点から、「配信ビジネス的にはかなり頑張っている作品」と言っていいと思います。
もちろん、具体的な再生数や視聴完走率は公表されていないので、「どれくらい儲かっているのか」は外からは分かりません。それでも、ここまでちゃんと露出があり、評価も高い作品であれば、続編の議論がまったくされていない、ということは考えにくいかな、というのが私の感覚です。
海外での反応
ゾン100のもう一つの強みが、海外ファンからの反応です。ゾンビものは海外でも人気ジャンルなので、ゾン100の「ゾンビなのに前向き」「終末世界で人生を取り戻す」というテーマは、かなり相性が良かったように感じます。
海外のアニメランキングサイト「Anime Trending」では、ゾン100専用の作品ページが用意されていて、2023年夏アニメとしてチャート上位にランクインしたことが確認できます。
また、アニメ情報メディア「Anime Corner」でも、夏アニメの人気投票やAOTS(Anime of the Season)企画で何度も名前が挙がっていて、SNS上でも「今期のダークホース」「ゾンビものの中で一番好き」といったコメントが多く見られました。
海外ファンがハマったポイント
海外レビューやコメントを見ていると、特に評価されているのは次のようなポイントです。
- 序盤のブラック企業描写がリアルすぎて共感できる
- ゾンビパニックを「人生のやり直し」としてポジティブに描いている
- 色彩設計や演出が派手で、ゾンビものとしても視覚的に楽しい
- アキラと仲間たちの友情・ロードムービー感が気持ちいい
ゾンビ作品は、どうしても暗くなりがちですが、ゾン100は「怖さ」よりも「開放感」や「人生を取り戻す爽快感」の方が前面に出ているので、日常に疲れた人ほど刺さるんですよね。これは、日本でも海外でも共通のポイントかなと思います。
海外人気が続編に与える影響
最近は、海外配信の売上や人気が続編決定の大きな決め手になるケースも増えています。特にNetflixやCrunchyrollが製作委員会に入っている作品では、「海外での視聴数が好調だから続編が決まった」というパターンも珍しくありません。
ゾン100の場合も、
- Netflixの実写映画版が世界同時配信されている
- Hulu・CrunchyrollでのTVアニメ配信が継続している
- 海外のアワードや人気投票で名前が挙がり続けている
といった状況から、海外市場でのポテンシャルはかなり高いと見ています。
海外人気が直接「2期制作の決定」にどこまで影響するかは作品ごとに違いますが、少なくとも「海外でもしっかり売上を立てられる作品」として評価されていれば、続編の企画が通りやすくなるのは間違いないです。
というわけで、「日本国内だけの人気で見ると不安になるけど、海外込みで見るとだいぶ希望が持てる」というのが、ゾン100の現時点での立ち位置かなと感じています。
円盤や原作売上
最後に、昔から続編判断の指標として語られてきた「円盤売上」と、「原作漫画の売れ行き」についても触れておきます。ここは数字が全部公表されているわけではないので、あくまで見える範囲での話になります。
『ゾン100』のBlu-ray/DVD(円盤)については、具体的な販売枚数が公表されていません。アニメによっては「初動◯◯枚!」とニュースになることもありますが、ゾン100についてはそういった情報が出てこないので、おそらく枚数自体は控えめだった可能性が高いです。
ただ、ここ数年は円盤市場全体が縮小していて、「円盤が数千枚売れないと続編ができない」という時代ではなくなってきています。むしろ今は、
- 配信権料(国内・海外)
- グッズ・イベント・コラボ企画
- 原作や関連書籍の売上
などをトータルで見て、「この作品をもう1クール作る価値があるかどうか」が判断されるケースの方が多いです。
原作コミックスの状況
原作漫画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』は、2018年から『月刊サンデーGX』で連載中で、2025年11月時点で単行本は21巻まで発売されています。
アニメ1期が原作6巻あたりまでを映像化していることを考えると、少なくとも2期分、うまくいけば3期分くらいまでのストックがすでにあるという計算になります。原作が完結していないどころか、まだまだ物語が広がっている段階なのは、続編のチャンスとしてはかなりプラス材料です。
また、アニメ化された作品は放送期間中から放送終了後にかけて、原作の売上がぐっと伸びるのが定番です。ゾン100も例にもれず、アニメ化前から注目されていたタイトルではありますが、放送後に一気に認知度が上がり、海外版コミックスも含めて読者が増えています。{index=14}
実写映画版とのシナジー
ゾン100は、2023年8月にNetflixで実写映画版が配信されました。実写映画がどこまで視聴されたかの具体的な数字は分かりませんが、世界同時配信で多くのユーザーの目に触れたのは間違いありません。
こうした「アニメ+実写+原作コミックス」というメディアミックス構造は、うまくハマると長期的なコンテンツ展開につながります。ファンとしては、
- アニメ1期で作品を知った人が、実写映画や原作に流れる
- 実写映画で初めて知った人が、「アニメも見てみようかな」と思う
といった流れができれば、コンテンツ全体の価値はどんどん高まっていきます。そうなると、製作委員会としても「2期をやる意味」は十分あるはずです。
円盤だけを見ると強いとは言えませんが、
- 原作ストックが豊富で、連載も継続中
- 実写映画・配信アニメと連動したメディアミックスが展開されている
- 海外配信も含めれば、トータルのビジネス規模は小さくない
という意味で、ゾン100は「続編を検討する土台としては悪くない位置」にいる作品だと感じています。
もちろん、売上や採算ラインの詳細は公開されていないので、「絶対に2期が来る」と断言はできません。それでも、少なくとも「数字的に絶対無理でしょ」というレベルではない、というのは押さえておいていいと思います。
『ゾン100』のアニメ2期の原作・ストーリーと見どころ
ここからは、「ゾン100アニメの続きが気になる!」「2期が来る前に、原作で先に追っておきたい」というあなた向けのパートです。アニメ1期が原作のどこまで進んだのか、続きは何巻からなのか、日本一周編のざっくりした流れや見どころ、キャラ同士の関係の変化などを、ネタバレはほどほどにしつつ紹介していきます。
「とにかく続きだけ知りたい」「いや、カットされたところも含めて全部味わいたい」など、読み方のスタイルによっておすすめの進め方も変わってくるので、そのあたりも併せて解説していきます。原作を読み始めるタイミングとして、「アニメを見返しながら読む」のか「2期を信じて我慢する」のか……迷っている人も多いと思うので、私なりの楽しみ方の提案もしていきますね。
続きは漫画何巻?
まず一番シンプルな疑問、「ゾン100アニメの続きは原作の何巻から読めばいいの?」という話からいきましょう。ここは分かりやすく答えると、結論は「7巻から」です。
アニメ1期は、アキラが実家に帰って親孝行をするエピソード、いわゆる「親孝行編」までを描いています。このあたりが原作6巻の終盤に相当していて、そこでアニメとしてもひと区切りついた形になっています。
つまり、「アニメの続き=親孝行編の後」を読みたければ、原作7巻から読み始めればOKというわけです。
アニメと原作の対応関係(ざっくり版)
あくまで目安ですが、アニメと単行本のおおよその対応はこんな感じです。
| アニメ話数 | 原作巻数の目安 | 主なエピソード |
|---|---|---|
| 1〜4話 | 1〜2巻あたり | ブラック企業編〜ゾンビ発生、やりたいことリスト作成、ケンチョ合流 |
| 5〜8話 | 3〜4巻あたり | キャンピングカー入手、旅の準備、シズカとの距離感が縮まる |
| 9〜12話 | 5〜6巻あたり | ベアトリクス登場、アキラの実家帰省と親孝行エピソード |
厳密に1話=何話分、という対応ではないので、「このシーンは原作だとこっちの巻にあるんだ」くらいの感覚で見てもらえるとちょうどいいです。
「とりあえず続きだけ知りたい」なら7巻からで問題ありませんが、個人的には、
- アニメでカットされた細かいギャグや心理描写も拾いたい人 → 1巻から読み直す
- 時間がないので最低限で済ませたい人 → 5巻あたりから読み始める
という読み方もアリだと思っています。特に5〜6巻あたりは、親孝行編に向けての感情の積み上げが多いので、アニメで泣いた人ほど原作の細かい描写も味わってほしいところです。
電子書籍で揃えるなら、クーポンが豊富なコミックシーモアや他ストアのキャンペーンをうまく使うとかなり節約できます。電子ストアの比較やクーポン活用のコツは、『ワールドトリガー』最新話をどこで読めるかまとめた記事でも詳しく解説しているので、マンガ代を抑えたい人はチェックしてみてください。
なお、具体的な配信ラインナップや価格、割引率は日々変わっていきます。最新の情報は必ず各電子書店・配信サービスの公式サイトで確認し、料金や契約内容に不安がある場合は、各社サポートや専門家に相談したうえで判断するようにしてください。
日本一周編の魅力
原作7巻以降の大きな軸になるのが、アキラたちの日本一周編です。ゾンビだらけになった日本を、キャンピングカーで旅しながら「死ぬまでにやりたいこと」を消化していく、ロードムービー的な展開になっていきます。
個人的に、日本一周編の一番の魅力は、「ご当地ネタ」「ゾンビサバイバル」「アキラたちの成長」が同時進行で描かれるところだと思っています。単に「地方に行きました、ゾンビが出ました」で終わらず、その土地ならではの文化や景色、人間関係がちゃんと物語に絡んでくるのが好きです。
ご当地×ゾンビが楽しい
例えば北海道編では、ただ観光するだけでなく、「ゾンビだらけの北海道をどう楽しむか?」という発想でアキラたちが動きます。雪や寒さとゾンビがどう絡むのか、そこで彼らがどんな“やりたいこと”を見つけていくのかは、アニメ2期で映像化されたらかなり映えそうなポイントです。
作中では、日本最北端の稚内を目指している途中でガソリンが切れ、「残り246kmをどうする?」という状況から、アキラが「そうだ、スパルタスロンだ!」と言い出すめちゃくちゃな展開もあります。普通なら絶望するところを、「だったらマラソンイベントにしちゃおう」とゲーム感覚で乗り越えようとするのが本当にゾン100らしいんですよね。
“旅もの”としての面白さ
日本一周編は、いわゆる「旅もの」としての面白さも強いです。キャンピングカーでの生活、道中でのトラブル、各地で出会う人たち……。ゾンビ要素は常にあるものの、
- キャンプ飯的な要素
- 旅先での風呂・温泉問題
- 車中泊の快適さを求めての試行錯誤
といった、ちょっとしたリアルさも混ざっているので、「自分だったらどう旅するかな」と妄想しながら読むのが楽しいです。ゾンビものなのに、読んでいるとちょっと旅に出たくなるのが不思議なところです。
日本一周編のポイントをざっくりまとめると、
- 日本各地のご当地ネタとゾンビ要素の組み合わせが新鮮
- “やりたいことリスト”が旅の中でどんどん更新されていく
- ロードムービー的な成長物語としても楽しめる
という感じで、2期の題材としてはかなりおいしいパートになっています。
アニメ1期でハマった人なら、日本一周編を読めば「あ、これは絶対に2期で見たい」と思うはずです。個人的にも、「ここはどうかカットせず、しっかり映像で見せてほしい」と思うシーンがてんこ盛りなので、原作を読みながら脳内で勝手にアニメ化する遊びをよくやっています。
キャラの関係の変化
日本一周編に入ると、ストーリーだけでなくキャラクター同士の関係性も少しずつ変化していきます。アニメ1期ではまだ「旅の仲間」としての距離感が強かった4人ですが、旅を続ける中で、それぞれの過去や価値観がより深く掘り下げられていくんですよね。
アキラとシズカ
まず気になるのが、アキラとシズカの関係です。ブラック企業でボロボロになっていたアキラと、合理主義で人生プランをきっちり立てていたシズカ。アニメ1期の時点では、お互いに「ちょっと変わった同年代の仲間」くらいの距離感でした。
日本一周編では、旅の中で価値観がぶつかったり、命がけの選択を迫られる場面が増えることで、2人の関係が少しずつ変わっていきます。アキラの無茶な前向きさに、シズカが思わず笑ってしまったり、逆にシズカの現実的な判断がアキラを助けたり、といったシーンが積み重なることで、読者側も「あれ、これもう完全にヒロインポジションでは?」と感じる瞬間が増えていきます。
ラブコメ的な意味での進展はゆっくりですが、「お互いに影響を与え合いながら変わっていく関係性」が丁寧に描かれているので、2期で映像化されたらかなり“ニヤニヤポイント”が増えると思います。
ケンチョとベアトリクス
ケンチョとベアトリクスのコンビも、日本一周編でさらに輝きます。ケンチョはずっとムードメーカー的な立ち位置ですが、旅を続ける中で、自分の弱さや不安と向き合う場面も出てきます。ベアトリクスは日本オタク全開でテンション高めなキャラですが、彼女なりの正義感や優しさが見えてくるので、「ただの変人枠」ではないところがいいんですよね。
特に、ケンチョとベアトリクスがタッグを組んで場を引っ張る回なんかは、「この2人がいてくれてよかった」としみじみ思えるくらい、空気を明るくしてくれます。アキラとシズカが悩みモードに入りがちな場面でも、彼らのノリと勢いがいい意味でブレーキをかけてくれる感じです。
“仲間”から“家族”っぽさへ
旅を続ける中で、4人の関係はだんだん「仲の良い友だち」から「ほぼ家族」みたいな雰囲気になっていきます。ゾンビだらけの世界で、生き残るためにはお互いを信頼するしかない。そんな極限状態の中で、
- 誰かが落ち込んだときに、残りの3人がどう支えるか
- 危険な役回りを誰が引き受けるのか
- 進むべき道で意見が割れたとき、最終的にどう決着をつけるか
といった“家族会議”的なシーンも増えていきます。ここがしっかり描かれているからこそ、後半のシリアスな展開にも説得力が出てくるんですよね。
日本一周編のキャラ描写は、
- アキラとシズカの距離が少しずつ縮まっていく
- ケンチョとベアトリクスのコンビネーションがどんどん良くなる
- 4人全体として「疑似家族」みたいな空気が生まれていく
という流れで進んでいきます。キャラが好きな人ほど、2期で見たいシーンは山ほどあるはずです。
アニメ1期の時点でキャラに惹かれた人は、原作でぜひ日本一周編を追って、4人の変化をじっくり味わってみてほしいです。2期が決まったとき、きっと「ここをどうアニメにしてくれるんだろう」とワクワクできるはずですよ。
ギャグとシリアス
ゾン100の良さを語るうえで絶対に外せないのが、ギャグとシリアスのバランスです。日本一周編に入っても、そのバランス感覚はしっかり維持されていて、むしろ1期よりも振れ幅が大きくなっている印象があります。
ギャグ回のキレの良さ
まずギャグ方面で言うと、「ゾンビ世界でそんなことする?」というツッコミ待ちのようなエピソードが引き続き大量に出てきます。ゾンビだらけなのに全力でキャンプしたり、マラソンしたり、温泉を満喫したり、「やりたいことリスト」をとにかく叶えに行くアキラたちの行動力は、読んでいて本当に元気をもらえます。
日本一周編では、ご当地ネタや文化ネタが加わることで、ギャグのバリエーションもさらに広がります。「それを今やる!?」というタイミングでバカをやるからこそ、シリアス回との落差がより効いてくるんですよね。
シリアス回のエグさ
一方で、シリアスなエピソードは容赦なく重いです。ゾンビものなので当たり前といえば当たり前ですが、人間同士のエゴや憎しみ、絶望も、ちゃんと描かれます。安全地帯を自称するコミュニティの闇だったり、権力を握った人間の暴走だったり、「ゾンビより怖いのは人間だよね」という展開も多いです。
ここで効いてくるのが、ゾン100ならではの「それでも前を向こうとする明るさ」です。アキラが「どうせゾンビになるなら、やりたいこと全部やってからがよくない?」と考えるように、世界が終わりかけているからこそ、彼らは生きることを諦めません。
明るさと重さの両立
ギャグとシリアスの落差が大きい作品は、バランスをミスると「どっちつかずで中途半端」と言われがちです。でも、ゾン100の場合は、アキラの価値観が常に軸にあるおかげで、作品全体のトーンがブレにくくなっています。
- どんなに状況がヤバくても、まず「どう楽しむか」を考える
- それでも守れなかったものがあったときは、ちゃんと落ち込む
- そのうえで、「じゃあ次はどうする?」と前を向く
このサイクルがあるからこそ、読んでいてしんどくなりすぎないし、ギャグ回も「現実逃避」ではなく「前向きな開き直り」に見えるんですよね。個人的には、ここがゾン100の一番好きなところです。
日本一周編の「ギャグ×シリアス」は、
- 笑わせにくる回と心をえぐってくる回の振れ幅が大きい
- それでも「生きることを楽しみたい」というテーマがブレない
- アニメになったとき、音楽と色彩でさらにエモくなりそう
という意味で、2期の見どころの一つになるはずです。
アニメ1期でも、会社を辞める瞬間のカラフルな演出や、親孝行回のしんみりした空気など、ギャグとシリアスの切り替えがかなりうまく表現されていました。2期が来たら、日本一周編の感情のジェットコースターをどう映像化してくれるのか、今から勝手に期待値が上がっています。
視聴者としての本音
最後に、ゾン100アニメ2期を待っている一人のファンとしての本音も書いておきます。ここまでいろいろと情報を整理してきましたが、正直なところ、2025年末の時点で「2期確定!」と言い切れる材料はありません。
制作遅延の影響、スタジオの事情、配信の契約、他作品とのスケジュールの取り合い……。アニメの続編が決まるまでには、本当にたくさんのハードルがあります。私たち視聴者からは見えない部分が多すぎて、「なんでこんなに人気なのに続編が来ないの?」とモヤモヤすることも多いですよね。
それでも、これまで見てきたように、
- 原作は21巻まで出ていて、ストックは十分にある
- 海外含めて配信の評価が高く、アワードにもノミネートされている
- 実写映画化までしているタイトルで、メディアミックス展開も進んでいる
という状況を踏まえると、「2期が来る可能性は決して低くないし、むしろポジティブに見ていい」と私は感じています。ただ、「いつ来るか分からないものをずっと待ち続けてメンタルを削られる」のはもったいないので、
- アニメ1期を配信で見返して、好きなシーンを語り合う
- 原作漫画で日本一周編以降を読み進めておく
- 実写映画版や関連グッズで、今あるゾン100を全力で楽しむ
といった「今できる楽しみ方」を押さえておくのが、ファンとしては一番幸せになれるかなと思います。
放送中断や制作トラブルがあった作品が、その後も長く語り継がれていく例としては、『異世界おじさん』アニメの放送中断と続編の可能性をまとめた記事などもあります。ゾン100も、ああいう「トラブルすらネタにしながら愛され続ける作品」になってほしいな、と本気で思っています。
なお、配信サービスの料金やキャンペーン内容、電子書籍ストアのクーポンや割引率は日々変わっていきます。具体的な金額や最新の配信状況は、必ず各サービスの公式サイトで確認してください。また、契約内容や料金に不安がある場合は、各社のサポート窓口や、必要に応じて専門家へ相談した上で、最終的な判断をするようにしてください。
ゾン100アニメ2期の正式発表がいつになるかは分かりませんが、アキラたちと同じように、「来るか来ないか分からない未来にビクビクするより、今できる“楽しいこと”を全力でやる」というスタンスで、気長に待ちつつ、作品を愛でていきましょう。
アニメ・映画が大好きで毎日色んな作品を見ています。その中で自分が良い!と思った作品を多くの人に見てもらいたいです。そのために、その作品のどこが面白いのか、レビューや考察などの記事を書いています。
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