『来世は他人がいい』のアニメ2期はいつ？最新情報と期待点を深掘り！

来世は他人がいいアニメ2期について、いつから放送されるのか、そもそも2期が決定しているのか、どこで見られるのかが気になって検索してくれたんじゃないかなと思います。1期の放送日や何話まで放送されたのか、見逃し配信で無料視聴できるかどうか、原作漫画の何巻までアニメ化されているのかも気になりますよね。

同じように、アニメ2期の決定情報や制作会社、放送局、放送地域、何クール構成になりそうか、円盤や配信の売上はどんな感じなのかなど、細かいところまで気になってしまう人も多いはずです。来世は他人がいいは原作人気も高いので、アニメ2期の可能性や打ち切りの心配、原作ストックの状況などもつい深掘りしたくなります。

私も極道ラブコメ好きのアニオタとして、来世は他人がいいのアニメ2期はいつからなのか、2期決定の可能性や原作の続きがどこからなのかをずっと追いかけてきました。特に1期のラストまで見届けたあと、「この続き絶対アニメで見たい…！」と同じように思った人は多いはずですし、その気持ちめちゃくちゃ分かります。

この記事では、来世は他人がいいアニメ2期に関する最新状況を整理しつつ、放送時期の予想、原作ストックの状況、アニメ1期の続きは漫画のどこから読めばいいか、そして配信サイトでの視聴方法までまとめていきます。今のところ2期情報が出ていなくてモヤモヤしているあなたの不安を、できるだけスッキリさせるつもりで書いていきますね。

1期をこれから見るか迷っている人向けに、作品のあらすじや登場人物の魅力、アニメならではの見どころや感想もがっつり語っていくので、「来世は他人がいいってどんなアニメ？」「自分の好みに合うかな？」というチェックにも使ってもらえたらうれしいです。

• 来世は他人がいいアニメ2期の最新状況と放送時期の現実的な予想
• アニメ1期がどこまで原作をアニメ化しているかと、続きが読める漫画の巻数
• 作品概要・あらすじ・登場人物の整理と、1期の見どころ＆個人的な感想
• 来世は他人がいいを見られる配信サービスと、視聴時の注意点

来世は他人がいい アニメ 2期の最新状況

ここでは、来世は他人がいいアニメ2期の公式発表状況、1期の放送情報、原作ストックや休載状況など、「今なにが決まっていて、なにがまだ白紙なのか」を整理していきます。いきなり期待と不安だけで動くと疲れてしまうので、一度事実ベースで現状を確認してから、2期の可能性を一緒に考えていきましょう。

作品概要

『来世は他人がいい』は、小西明日翔さんが講談社「アフタヌーン」で連載している極道ラブコメディ作品です。もともとは作者が「鉄男」名義でpixivに掲載していた作品が原型になっていて、それがブラッシュアップされて商業連載へと発展しました。pixiv発の商業作品って、もともとネット上でじわじわ人気が積み上がっているケースが多いんですが、この作品もまさにそのパターンですね。

物語の主軸は、「極道の家に生まれた孫同士の政略婚約」と「歪んだ愛」と「どうしようもなく魅力的なクズ男たち」。ジャンル的にはラブコメと紹介されることが多いものの、血生臭さや暴力描写、メンタルを抉る会話シーンも多くて、ふわっとしたキラキラ恋愛ものとはかなり毛色が違います。人を選ぶ作風ではあるけれど、ハマる人にはとことん刺さるタイプの作品ですね。

原作コミックスは講談社「アフタヌーンKC」から刊行されていて、2023年10月時点で既刊8巻。さらに、2022年には講談社漫画賞の総合部門で最終候補に選出されるなど、単なる話題作にとどまらず、作品としての評価も高いです。重たいテーマを扱いつつも、ギャグとの緩急とセリフのセンスで一気に読ませてくれるので、極道ものが苦手な人でも、キャラにハマればスルスル読めちゃうと思います。

アニメ化にあたっては、監督・シリーズ構成・キャラデザなど、原作の空気感をどう拾うかがポイントでしたが、1期を通して見た感想としては「かなり丁寧に寄せてきているな」という印象でした。暴力性や人間のえぐさを残しつつも、映像としてテレビで流せるギリギリのバランスに落とし込んでいて、その匙加減も含めて「攻めた深夜アニメ」という感じです。

そしてテレビアニメ第1期は、2024年10月7日から12月23日まで全12話で放送されました。TOKYO MX、BS11、AT-Xといったアニメファンにはおなじみの局での放送ラインナップで、関東民・BS視聴勢・CS勢、それぞれがリアタイしやすい構成になっていました。さらに、Prime Videoでの先行配信も行われ、配信勢がいち早くチェックできる形になっていたのもありがたかったポイントです。

このあたりの基本情報は、アニメ公式サイトにもきちんとまとまっているので、「放送話数やスタッフクレジットなどを細かく確認したい」という場合は、一度公式ページもさらっと眺めておくと全体像を掴みやすいですよ。

あらすじ

ここからは、来世は他人がいいのざっくりしたあらすじを、ネタバレを避けつつ紹介していきます。まだアニメも原作も未履修で、「とりあえず雰囲気だけ知っておきたい」という人向けに、序盤の導入部分を中心におさらいしますね。

主人公の染井吉乃は、関西最大の指定暴力団「桐ケ谷組」直系・染井組の組長の孫娘。いわゆる極道の家系に生まれた女の子ですが、性格はかなりさっぱりしていて、口も悪いし度胸もある、いい意味で「肝の据わった女子高生」です。大阪での暮らしをそれなりに楽しんでいた吉乃ですが、ある日突然、祖父から「婚約者を決めた」と告げられます。

その婚約相手こそが、物語のもう一人の主役・深山霧島。関東最大の指定暴力団「砥草会」直系・深山一家の総長の孫で、表向きは穏やかで礼儀正しい“好青年”。大阪とはまったく空気感の違う東京の深山邸に呼び寄せられた吉乃は、初対面の霧島の柔らかい笑顔に少し警戒しながらも、「意外と普通の人なのかも」と油断しかけます。

ところが、霧島の本性はすぐに露呈します。彼は人の感情をおもちゃのように扱う危うさを持っていて、ときに平然と人を追い詰めるタイプの危険人物。吉乃は彼から体を売るよう要求され、通う学校でもいじめのターゲットにされ、東京での生活は一気に地獄絵図に。ここで「クズ男しかいない世界か？」と絶望しかける吉乃ですが、そこで視点をひっくり返すのが、彼女の祖父の一言です。

祖父が吉乃に授けたアドバイスは、常識から思いっきり外れたものでした。「一年かけて霧島を惚れさせてから、容赦なく捨てて大阪に帰ってこい」。つまり、「やられっぱなしで終わるな。相手の心を掌の上で転がしてから復讐してやれ」という、ある意味で極道らしいアンサーです。ここから、吉乃は被害者の立場から一転、攻めに転じていきます。

その象徴的な行動が、「腎臓400万円事件」。吉乃は自分の片腎臓を400万円で売り、その金を元手に東京の生活や立場を立て直しつつ、霧島とクラスメイトたちの前で盛大に啖呵を切ります。このシーンは原作でもアニメでも屈指の名場面で、「この作品、ただの恋愛ものじゃないな」と一気に引き込まれるポイントです。

ここから先は、吉乃と霧島の関係が「一方的にいじめる／いじめられる」という単純な構図を抜け出し、「互いに相手の地雷を理解しつつ、それでも惹かれ合ってしまう」という危険なラインへと変化していきます。極道同士の抗争や、家族のしがらみ、過去のトラウマなども絡み始めるので、気づけば「ラブコメを読んでいたつもりが、めちゃくちゃ濃い人間ドラマを読んでいた」という状態になっているはずです。

登場人物

来世は他人がいいの魅力は、なんといってもキャラクターたちの濃さと、そこから生まれる会話劇です。このセクションでは、アニメ1期の中心になる登場人物をピックアップして、それぞれの特徴や関係性を整理していきます。キャラを把握してからアニメを見ると、セリフの一つ一つがグッと刺さりやすくなるので、軽い人物相関図のつもりで読んでもらえると嬉しいです。

染井 吉乃

まずは主人公の吉乃。大阪育ちの女子高生で、見た目は派手め、性格はサバサバ、でも情は深いタイプの女の子です。極道の家に生まれたとはいえ、自分が直接「組の仕事」に関わっているわけではなく、一般社会と裏社会の狭間でバランスを取りながら生きてきた印象があります。

吉乃の一番の魅力は、「理不尽に屈しない頭の良さと行動力」。霧島に人生をめちゃくちゃにされかけたときも、ただ泣き寝入りするのではなく、「じゃあこっちからもっととんでもないカードを切ってやろう」と、腎臓を売るという極端な手段に出ます。もちろん現実世界では絶対に真似しちゃいけない行動ですが、フィクションとして読むと、その覚悟と胆力には素直に惚れちゃいます。

あと、吉乃は「自分が壊れないライン」をちゃんと分かっていて、どれだけ追い詰められても、自分の価値を手放さないのがいいところです。霧島に惚れさせてから捨ててやると決めたときも、「相手に合わせて自分を偽る」のではなく、「自分のスタンスを崩さないまま殴り合う」という選択をしていて、その強さがどのシーンからも滲み出ています。

深山 霧島

次に、吉乃の婚約者であり、本作最大の爆弾男・深山霧島。砥草会直系・深山一家の総長の“孫”という立場にありながら、実際には複雑な家庭事情も抱えているキャラクターです。表向きは常ににこやかで、礼儀正しく、誰に対しても丁寧に接するので、初対面の人からは「感じのいい好青年」に見えます。

でも、内側にはかなり歪んだ価値観を抱えていて、人の感情や人生をめちゃくちゃにしてしまうことに対して、どこか「ゲーム感覚」に近い距離感を持っています。恋愛感情もその延長線上にあって、「好きだからこそ壊したい」「好きだからこそ逃がさない」という、普通のラブストーリーとは真逆のベクトルで動いてしまうところが、とにかく危ういです。

アニメ1期を通して見ると、霧島は単なるサイコパスではなく、「自分の居場所のなさ」や「家族との距離感」が影を落としている人物だと分かってきます。吉乃と接しているときの笑顔の裏に、本人に自覚のない寂しさや渇きがちらっと見える瞬間があって、そこが彼をただの悪役ではなく、「理解できないけど目が離せないキャラ」にしている部分かなと感じます。

鳥葦 翔真・周防 薊・極道ファミリー

2巻以降から本格的に絡んでくる鳥葦翔真は、吉乃の中学時代のエピソードとも繋がる重要人物です。血縁ではないものの、染井組組長・蓮二に拾われて育てられたという過去を持っていて、「家族」という言葉の意味を霧島とはまったく違う角度から体現しているキャラでもあります。吉乃にとっては、単なる幼なじみ以上の「帰る場所」になりうる存在で、その立ち位置が霧島との三角関係をより複雑にしていきます。

周防薊は、砥草会側の中でも謎が多い男で、表に出している言葉と本音のギャップがかなり大きいキャラです。こういう「何を考えているのか最後まで読めない大人」がいるからこそ、極道サイドの会話がすべて「駆け引き」に見えてきて、緊張感が増していくんですよね。他にも、染井蓮二や深山萼といった組長クラスの大人たちが、ただのバックボーンではなく、一人のキャラクターとして濃く描かれているのも特徴です。

このあたりの極道ファミリーの関係性は、アニメ1期だけだとまだ触りの部分が多いので、2期以降でさらに深掘りされると一気に重厚さが増してきます。だからこそ、「このメンツで2期をやらないのはもったいない…」と感じてしまうわけですね。

配信状況

続いて、来世は他人がいいアニメ1期の配信状況について、もう少し詳しく整理しておきます。これから視聴するあなたにとっては、「どのサービスで見られるのか」「無料期間を使ってお得に見られるか」「配信が打ち切られたりしないか」といったところが気になるポイントだと思います。

放送時点では、Prime Videoでの先行配信が行われていて、その後、複数の動画配信サービスで見放題または都度課金の形で配信されています。代表的なサービスとしては、U-NEXT、DMM TV、Hulu、dアニメストア、ABEMA、Leminoなどが挙げられます。サービスによっては、「見放題作品」としてラインナップされていたり、「1話ごとにレンタル課金」のスタイルになっていたりと、配信形態が異なる場合があるので注意が必要です。

配信サービス	配信形態の一例	こんな人におすすめ
Prime Video	先行配信＋見放題／都度課金の併用になることが多い	すでにプライム会員で、他の作品もまとめて楽しみたい人
U-NEXT	見放題作品として配信されるケースが多い	アニメ以外に映画・ドラマもガッツリ見たい人
dアニメストア	アニメ専門の見放題配信	とにかくアニメだけをコスパ良くたくさん見たい人
DMM TV など	新作アニメの見放題に強い傾向	最新クール作品を追いかけるのが好きな人

ここで挙げた配信形態や料金は、あくまで一般的な傾向であって、時期やキャンペーン内容によって変わることがあります。特に見放題ラインナップは入れ替わりが激しいので、「昨日まで見放題だったのに、今日見たらレンタルになっている…」ということも普通にあります。契約前には必ず、各サービスの公式ページで最新の配信状況と料金をチェックするようにしてください。

配信サービスの料金や見放題対象作品は頻繁に変更されるため、この記事で紹介している内容は「執筆時点の一般的な目安」として参考にしてください。正確な情報は各配信サービスやアニメ公式サイトの最新情報をご確認ください。また、契約内容や解約条件に不安がある場合は、消費生活センターや法律の専門家などに相談しつつ、最終的な判断はご自身の責任で行うのがおすすめです。

放送情報や配信情報は、TVアニメ『来世は他人がいい』の公式サイトにもまとまっています。最新の放送・配信スケジュールを確認したい場合は、公式情報をチェックしておくと安心です。

（出典：TVアニメ『来世は他人がいい』公式サイト）

なお、Prime Videoで観られるアニメ全般のラインナップや、他の大人向け作品をまとめてチェックしたい場合は、たたみの冷凍みかん箱で書いている関連記事もかなり役立つと思います。特に「夜にじっくり観たい大人向けアニメ」をピックアップした記事は、来世は他人がいいと同じような「ちょっとダークで大人向け」作品を探すのにぴったりです。

アマゾンプライムで大人が夢中になる！おすすめアニメを徹底ガイド

放送予想

さて、いよいよ本題の「来世は他人がいいアニメ2期はいつ放送されるのか？」という話に入っていきます。結論から言うと、2025年11月時点では、アニメ2期に関する公式な制作決定の発表はありません。公式サイトや公式X、アニメニュース系の一次情報を追っていても、「第2期制作決定」「続編制作決定」といったアナウンスは出ていない状態です。

じゃあ2期の可能性はゼロなのかというと、そうとも言い切れないのが難しいところです。一般的に深夜アニメの続編が決まるときに見られるポイントとしては、

• 原作の人気・累計発行部数が十分あるか
• 円盤やグッズ、配信の収益面で一定の成果があるか
• 制作会社のスケジュールが確保できるか
• 原作ストックが「2期を作れるだけ」たまっているか

といった条件が絡んできます。来世は他人がいいは、累計発行部数もミリオンを超え、講談社漫画賞の最終候補にもなっているので、原作人気の面ではかなり強い部類です。一方で、原作の休載やストックの問題、アニメ業界全体の制作ラインのパンパン具合などを考えると、「人気があるからすぐ2期」という単純な話ではなくなってきているのも事実です。

放送時期予想として現実的なのは、「仮に今から2期の企画が動き出したとしても、実際の放送は数年先になる可能性が高い」というラインかなと思います。企画立ち上げからシナリオ作成、コンテ、作画、アフレコ、編集までを考えると、1年〜1年半でまとめるのは相当なスピード案件です。最近は制作スケジュールの過密さから、制作期間を長めに取る作品も増えてきているので、2年以上かけるケースもあります。

なので、現段階では「2期の正式発表待ち＋来ても数年スパン」と考えておくのが、メンタル的にも安全かなと思います。期待をゼロにする必要はないけれど、「来年すぐに来るはず！」と決めつけてしまうと、情報が出ない期間にしんどくなってしまうので、長期戦モードで待つのがおすすめです。

アニメ2期の最新情報は、今後も公式サイトや公式Xから発信されるはずなので、続編に期待しているあなたは、公式アカウントをフォローしておいて、重大発表があったらすぐに気づけるようにしておくと安心です。逆に、怪しいリークや出どころ不明の噂は、話半分どころか「話1割」くらいで聞いておくぐらいがちょうどいいですよ。

原作ストック

続編アニメの可能性を考えるうえで、もうひとつ重要なのが「原作ストックの量」と「連載状況」です。来世は他人がいいの場合、2023年10月時点で単行本は8巻まで刊行されていて、その後も連載自体は進んでいたものの、2024年3月に作者さんのXアカウントから休載が告知されています。この休載が、2期の企画にも間接的に影響しているだろうなというのは、どうしても想像してしまうところです。

アニメ1期では、おおむね単行本6巻前半あたりまでの内容がアニメ化されたと考えられています。つまり、手元に残っているストックは2巻ちょっと分というイメージです。2クール（24話）規模の2期を作るには少し心許ないですし、1クール（12話）構成だとしても、構成の取り方によってはかなりギリギリのラインになってしまいます。

また、原作が休載中の場合、アニメ側としても「この先の展開が見えていない状態で、どこまで踏み込んで映像化するか」という悩みが出てきます。アニオリでエンディングを作ってしまうと、原作の展開とズレてしまう可能性がありますし、逆に原作に忠実にやろうとするとストックが足りない、というジレンマですね。

このあたりを踏まえると、

• 原作の連載がある程度再開して、新刊が何冊か出る
• 区切りのいいエピソードまでストックがたまる
• そこからアニメ2期の企画が具体的に動き出す

という流れになりやすいかなと感じています。つまり、「原作の動きが活発化する＝2期の現実味が増してくるサイン」とも言えるわけです。

ファンとして今できる一番の「2期応援」は、やっぱり地味だけど原作コミックスを買って読むことと、アニメ1期を配信で何度も見て数字に貢献することかなと思います。売上や視聴数は、制作サイドが「続編をやる価値があるか」を判断するうえで、めちゃくちゃ分かりやすい指標になりますからね。

もし「アニメの続きが気になるから、とりあえず原作を読みたい！」という場合は、どの巻から読めばいいか迷うと思うので、簡単な目安としては「アニメ1期視聴後なら原作7巻から」がひとつのラインです。ただし、細かなカットや心理描写の違いも楽しみたい場合は、1巻から通しで読み直すのもかなりおすすめ。アニメで好きになってから原作に戻ると、キャラの台詞回しやコマ割りに「こういうニュアンスだったのか」と新しい発見がありますよ。

来世は他人がいい アニメ 2期を楽しみに待つ理由

ここからは、アニメ1期の出来や評判、キャストや作画面の魅力を振り返りながら、「それでもやっぱり2期が見たい！」という気持ちを整理していきます。1期をまだ見ていないあなたには作品の雰囲気を掴むために、すでに視聴済みのあなたには「分かる〜！」と頷きながら読んでもらえるような内容にしていきますね。

1期評価

来世は他人がいいアニメ1期を通して見たときに、一番強く感じたのは「原作の持つ空気感と台詞の“キレ”を、かなり丁寧に映像へ落とし込んでいるな」という点です。極道ものとしてのバイオレンスや、裏社会ならではの冷酷さを残しつつも、テレビアニメとして成立するギリギリのラインできちんと制御されていて、そのバランス調整が本当にうまいなと感じました。

特に序盤の1〜3話は、視聴者を一気に作品世界へ引きずり込む導入としてかなりよくできていて、

• 吉乃が大阪から東京へやってくるまでのテンポ感
• 霧島の「表の顔」と「裏の顔」が少しずつ滲み出してくる演出
• 学校でのいじめや、霧島とのやり取りによって追い詰められていく吉乃の心情

など、「視聴者にストレスを与えすぎず、でもきちんと胃がキリキリするライン」を狙っているのが分かります。ここで中途半端にマイルドにしてしまうと、作品の魅力だった“毒”が薄まってしまいますし、逆にやりすぎるとただの鬱アニメになってしまうので、その意味でかなり繊細な調整が入っている印象です。

中盤以降は、吉乃と霧島の関係性が「一方的にいじめる／いじめられる」という構図から少しずつズレていき、お互いがお互いの弱さや闇を理解しながら、それでも腹を探り合うような距離感へと変化していきます。このあたりのやり取りが、アニメで見るとさらに破壊力が増していて、声や間、BGMによって「セリフの重さ」が視覚と聴覚の両方から圧をかけてくる感じなんですよね。

もちろん、「ここはもう1話分使ってじっくりやってほしかったな」という箇所がゼロではありませんし、原作のセリフを丸ごと使ってほしかったシーンもいくつかあります。でも、全12話という枠の中で、主要なエピソードを破綻なくまとめつつ、キャラの魅力をきちんと立ててくれたという意味では、1期の評価はかなり高めです。原作ファンとしては、「よくぞここまでやってくれた」と思える仕上がりでした。

声優陣

キャスト面のハマり具合も、来世は他人がいいアニメを語るうえで欠かせないポイントです。主人公・染井吉乃役の上田瞳さんは、大阪弁のテンポ感と、シリアスシーンでの感情の爆発を自在に行き来していて、「吉乃ってこういう子だよね」というイメージがそのまま声になったような印象を受けました。ギャグ寄りのセリフではテンポよく、シリアスな場面では語尾の震えや息遣いで感情の揺れをしっかり出してくれていて、見ていて何度も「うわ、ここ刺さる…」となりました。

そして、深山霧島役の石田彰さん。このキャスティングを見た瞬間に、「ああ、これは勝ちだ」とほぼ確信していたんですが、実際に本編を見てみると想像以上でした。普段の柔らかくて落ち着いた声色の中に、ふと冷たさが混ざる瞬間があって、その一瞬でシーン全体の温度がスッと下がるんですよね。霧島の「笑っているのに目が笑っていない感じ」が、声のニュアンスだけで伝わってくるのは、本当に鳥肌ものです。

鳥葦翔真、周防薊、染井蓮二、深山萼といったサブキャラ勢も、豪華かつ実力派が揃っていて、それぞれが「声が乗ることでさらにキャラが立った」タイプです。特に極道側の大人たちは、声に年季と説得力があることで、セリフの一つ一つが一気に重くなって、「この人たち本当に怖いな…」と感じさせてくれます。

キャスト陣の演技は、2期があるなら絶対に続投してほしい要素のひとつですし、「この声の芝居で、あのシーンの先を見たい」という気持ちが、続編を待つモチベーションにもなっています。1期で声優さんの演技に刺さったあなたなら、きっと同じように「もっと見ていたい」と感じているはずです。

作画感想

作画や映像面については、「スタジオディーン制作」という情報を聞いた時点で、正直ちょっとドキドキしていた人もいると思います。私もその一人でしたが、放送が始まってみると、全体的にはかなり安定したクオリティで、作品の雰囲気にマッチしたビジュアル作りがされていると感じました。

まず良かったのが、キャラクターデザインと作画の「原作再現度」。原作の線の細さや、目つきの鋭さ、ちょっとした表情の歪みなどを、アニメ用に少し丸くしつつも、ちゃんと毒を残してくれているんですよね。吉乃の軽口を叩くときの顔と、追い詰められたときの顔の差がかなり大きくて、そのギャップが見ていてすごく気持ちいいです。

また、背景美術や色彩設計も、作品の空気づくりに大きく貢献していて、大阪パートと東京パートで微妙に色味や空気感が違うのが印象的でした。大阪は少しだけ暖色寄りで、生活感のある空気が漂っているのに対して、東京の深山邸はどこか冷たく、広いのに落ち着かない雰囲気がある。こういう視覚的な差別化があることで、「吉乃にとってのホームとアウェイ」が一目で分かるのが良かったです。

アクションシーンは、派手なバトルアニメほどの“作画ドーン！”という分かりやすい見せ場は多くないものの、殴る・蹴るといった暴力表現の重さや、生々しさはしっかり伝わってきます。変にスタイリッシュにしすぎないことで、「これは本当に痛いやつだな」と感じられる重さが出ていて、ここでも作品のトーンと映像がちゃんと噛み合っている印象です。

映像のクオリティにこだわってアニメを選びたい人には、たたみの冷凍みかん箱でまとめている作画が綺麗なアニメランキングの記事もおすすめです。制作会社ごとの特徴や、作画の方向性が分かるように解説しているので、「来世は他人がいい」のように映像と物語のバランスがいい作品を探すときの参考になると思います。

作画が綺麗なアニメランキングTOP15｜制作会社ごとの特徴解説

総じて、作画面は「大崩れすることなく、作品に合った雰囲気を維持し続けた」という評価です。2期が来るとしたら、1期と同じスタッフ構成で、同じトーンの映像をじっくり味わいたいですね。

今後期待

最後に、「ここまで踏まえたうえで、それでも来世は他人がいいアニメ2期を楽しみに待つ理由」について、私なりの視点でまとめておきます。現時点で公式発表がない以上、「絶対に2期が来る」とは言えません。ただ、それでも期待してしまうだけの材料が、この作品には揃っていると感じています。

まずひとつは、原作ストーリーのポテンシャルの高さです。アニメ1期で描かれた範囲は、吉乃と霧島の関係性で言えばまだ「スタートラインに立った」と言える段階で、本番はむしろここから。二人の関係がさらにこじれ、周囲の大人たちや他の極道組織との関係も絡み合っていく中盤以降こそ、映像で見たい山場が山ほど残っています。

次に、アニメ1期のキャスト・スタッフが作り上げた世界観の完成度です。この布陣で積み上げてきた12話があるからこそ、「この続きも同じチームで見たい」という欲が生まれます。特に声優陣の演技は、原作のセリフのニュアンスをさらに広げてくれているので、原作既読勢としても「この台詞をあの声で聞きたい」というシーンがどんどん思い浮かんでしまうんですよね。

そして何より、ファンの熱量です。続編が長く待たれている作品って、ファン側の「待ち方」もかなり大事だと感じています。ただ怒ったり諦めたりするのではなく、「原作を推し、1期アニメを見返し、グッズや配信で静かに数字を支えつつ、でもちゃんと欲しいものは欲しいと言う」というスタンスが、結果的に作品の寿命を伸ばしていくのかなと。

個人的なスタンスとしては、「2期はまだ決まっていないけれど、原作と1期をじっくり味わいながら長期戦で待つ作品」だと捉えています。焦って結論を出すよりも、「もし続きが来たときに全力で楽しめるよう、今のうちに何周も見返しておくか！」くらいの気持ちでいるのが、いちばん幸せな付き合い方かなと思います。

もし2期が動き出すとしたら、情報は真っ先に公式サイトや公式Xで告知されるはずなので、続編に期待しているあなたは、通知をオンにしておいて損はありません。そして、「続編が来るかどうかやきもきしながら待つ時間」も、アニオタにとっては大事な楽しみ方のひとつだったりします。

来世は他人がいいと同じく、「続編は未定だけど、どうしても可能性を信じたい作品」としては、『鬼灯の冷徹』なんかもよく名前が挙がります。たたみの冷凍みかん箱では、そのあたりの作品についても続編予想の記事を書いているので、「推し作品の未来について一緒に考えたい」というあなたは、そちらもチェックしてもらえるとうれしいです。

『鬼灯の冷徹』アニメ3期決定！？放送の可能性とアニメ続編予想

というわけで、来世は他人がいいアニメ2期については、焦らず、でもしっかり期待しながら、原作と1期アニメを楽しみつつ一緒に待っていきましょう。たたみの冷凍みかん箱管理人のtatamiとしても、続編情報が出たら全力で追いかけて、また全力で語り倒します。