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寄生獣のアニメがひどい?原作との違いや評価、2期の可能性などをまとめて考察・解説!

アニメ

皆さんはアニメ『寄生獣』を見たことがありますか?

『寄生獣』の原作は、岩明均による漫画作品で、ジャンルとしてはスリラーとかホラーになるのだろうか。

1990年代の作品で割と古い作品です。

そんな『寄生獣』は、2014年に『寄生獣 セイの格率』という題名でアニメ化されています。

実は、こちらのアニメ版『寄生獣』は”ひどい”と言われているのをご存知でしょうか。

今回は、アニメ『寄生獣 セイの格率』が”ひどい”と言われているのはなぜなのか、その理由を原作との違いや評価、2期の可能性などにも触れながら、解説・考察していきたいと思います!

寄生獣のアニメの評価

まず、原作『寄生獣』の評価ですが、名作というふうに言う人も少なくない、素晴らしい漫画です。

主に、扱っている哲学的なテーマの深さに感心を向けつつ、キャラクターの魅力やストーリーを評価する人が多くいるようです。

それに対して、アニメ『寄生獣 セイの格率』の評価はどうなのでしょうか。

結論から申しますと、全く評価は悪くありません。

基本的にどの評価サイトも、5段階評価で4.0以上つけられていました。

多かった意見としては、

  • テーマが深くて考えさせられる
  • 原作が良かったのでアニメも良かった
  • ストーリーに引き込まれ、一気見してしまった
  • 期待せずに見たけど面白かった

などです。

漫画の原作をベースにおいているので、テーマやストーリーが良いという人が多かったです。

また、実写映画を先にみたと言う人もいて、それと比べて面白いと評価する人もいました。

私個人としても、哲学的なテーマのアニメは大好きなので、こちらのアニメは大好物です。

生命というものは今般的に何なのかや、人間とは何なのかを説いていて、答えが出ないような設問に対して、答えを出そうとしているような作品のように感じました。

また、私は原作未読のままアニメを見たので、こちらが評価のスタンダードになっています。

このように、多くの人の意見を見ていると、ひどいという点などないのでは、と思います。

しかし、一部の人たち、特に掲示板系のサイトのガツガツ意見を言われる人たちからは、ひどいと言うことを彷彿とさせるような意見も出ています。

寄生獣のアニメがひどいと言われる理由

多くの人の評価は全然悪くないアニメ『寄生獣 セイの格率』ですが、一部の人たちからはひどいという評価を受けています。

では、具体的にひどいと言われている理由について解説していきたいと思います。

特に多かった意見をまとめると3つあります。

理由①:現代アレンジが不評(キャラデザなど)

まず、もっとも、アニメ化でひどいと言われやすいものの1つが、「原作改変」です。

アニメは基本的には、原作漫画やラノベを忠実に映像化していくものですが、どうしても尺の都合や構成の都合でなど様々な理由で、ストーリーや設定、キャラクターデザインなどが変わってしまうことがあります。

それが、うまいこと視聴者に受け入れられれば良いのですが、原作を愛している人たちにはどうしても受け入れられないことがあります。

今回の『寄生獣』という作品は、原作が1990年代の作品ですので、もちろん作中の時代も1990年なわけです。

しかし、今回アニメ化されたのは、2014年です。

1990年代と2014年では、人々の生活スタイルや倫理観などが大きく変化しています。

よって、アニメ化する際に現代風にアレンジされたのが『寄生獣 セイの格率』というわけなんですね。

例えば、当時は携帯電話といえばガラケーでしたが、作中ではスマホに変更されたりとかされています。

特に大きく変更されたのは、キャラクターデザインです。

主人公:泉新一は原作では、メガネをかけていなかったのに、序盤はメガネをかけていたり、ヒロインや周辺の人々が、今のアニメっぽくアレンジされているのがわかるかと思います。

アニメから入った人たちにとっては何も違和感がなかったでしょうが、原作漫画をずっと読んできた人たちにとっては、キャラデザの変更は容易に受け入れられることではありません。

したがって、ひどいという意見になってしまった人が出てきたのだと思います。

私たちのような漫画原作を読んでおらずに、アニメから入ったならそれがスタンダードなのでそういう人たちからの評価は良いのかもしれません。

理由②:心理描写が少ない

続いても「原作改変」系の理由になります。

先ほど申し上げた通り、尺や構成の都合上どうしてもカットしなくてはならないシーンがある場合があります。

その時、シーン自体がカットされたり、展開が一部カットされたり、セリフが短くなったりと様々なカットが予想されます。

特に今作で多かったのが、心理描写のカットです。

漫画『寄生獣』では、登場人物、特に主人公のモノローグが多くあります。

そこに冒頭で言った哲学的なテーマやキャラクターの魅力を引き出す葛藤などが多く含まれていると考えます。

しかし、アニメは尺の都合か、監督・演出・脚本の好みかはわかりませんが、漫画であったほどのモノローグがないものとなっています。

特に原作ファンが怒っている点もここで、原作で印象的だった心理描写がアニメでは全然印象的になっていないシーンが多くあったようです。

確かに原作で魅力的だったシーンが、アニメでは微妙だったら、腹立たしい気持ちになりますよね。

これは、作り手たちが悪いわけではないと思います。

どうしても、原作者とアニメ制作陣との解釈の相違は出てくるものです。

【推しの子】の東京ブレード編とかを見ればわかると思います。

原作者と脚本家のコミュニケーションがしっかり取れていないとああ言うふうになってしまうんです。

そこの溝を、原作者と制作陣が互いにリスペクトし合いながら制作が進むのが、一番理想だと思いますし、それができているアニメ制作会社がいいアニメを作っていると思います。

とにかく、アニメ版で心理描写が減ったことが、ひどいと言われる大きな理由であることは間違いないと思います。

理由③:音響が悪い

最後は、音響が悪いという意見なのですが、これは私はあまりそうは思わなかったです。

具体的には、

  • 寄生生物たちの効果音が微妙
  • BGMが微妙

という2点が目立った意見としてありました。

私は全くそんなことは思わずに、普通に見ることができていましたので、もしかすると、原作勢からすれば、イメージと違ったのかもしれません。

その他のひどいと言う意見

その他、ひどいと言っていた人の意見で気になったものをまとめてみました。

  • 御涙頂戴展開がきつい
  • 鬱展開
  • グロいせいで話に集中できない(テーマが深いのにグロい)
  • キャラクターに魅力がない
  • 後藤のキャラが弱くなっている

このような感じです。

これらはみなさんがそう感じているというわけではなく、個人にとどまるものだと思ったので、ここでまとめて紹介させていただきました。

個人的にグロさや鬱展開が苦手という人には、そもそも向いてないアニメだと思いますので、話だけ知りたいという方には原作や、最低限でも映画をおすすめします。

漫画だと、まだリアルさに欠けると思いますし、文章で作者が言いたいことを表現している割合が多いので、漫画がおすすめです。

寄生獣のアニメ:ミギーの声優や2期について

アニメ『寄生獣 セイの格率』の声優や2期の可能性についても触れておきます。

まず、声優ですが、特出して言いたいのは、ミギーの声優についてです。

ミギーの声を演じられたのは、涼宮ハルヒ役などで有名な平野綾さんです。

割と個人的な話になるのですが、『寄生獣』をみた当時私は、涼宮ハルヒのアニメにどハマりしていて、God knows…を冗談抜きで1000回くらい聴いていました。

そんなとき、『寄生獣 セイの格率』をみて、ミギーの声優誰だろうなとか、思っていて、エンドロール見たら、平野綾って書いてあったから、大興奮しました。

どうでもいい話すみません。

ミギーの声優は平野綾が好き、阿部サダヲも悪くはないと思いますが。

それで、2期の可能性についてですが、アニメ版でも原作の最後までやってしまったので、完結している状態です。

スピンオフとかも原作がないので作られる確率は少ないと思います。

まだ、本編を見ていない人や漫画原作を見ていない人は、そちらを見ることをお勧めします。

まとめ

本日は『寄生獣 セイの格率』がひどいと言われている理由についてお話ししてきました。

やはり、どのようなアニメでも、原作改変をされて、それがうまくハマってなかったら、ファンが怒るのは当然ですよね。

しかし、アニメーションのクオリティで文句を言っている人はいませんでしたので、そこは保証できるのではないかと思います。

色々話してきましたが、めちゃくちゃいい作品なので、見てないと言う人はぜひ、見てみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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