甲鉄城のカバネリ2期や3期の最新情報を知りたくて、甲鉄城のカバネリ2期の放送日や続編の噂、甲鉄城のカバネリ 海門決戦との関係、さらに甲鉄城のカバネリ アニメの続きはどこからなのかを調べている人は多いと思います。ネットで検索すると、甲鉄城のカバネリ 打ち切りというワードが出てきたり、甲鉄城のカバネリ 配信の一覧や甲鉄城のカバネリ 全何話なのか、甲鉄城のカバネリ 無料視聴はできるのか、といった情報がバラバラに並んでいて、正直かなりわかりにくいですよね。
私も一度テレビシリーズを見終わってから、「あれ、これって海門決戦まで見たら本当に終わりなの?」「甲鉄城のカバネリ2期としてテレビで続きがくるパターンはある?」と気になって、めちゃくちゃ検索しまくりました。甲鉄城のカバネリ アニメの続編はどこから始まる想定なのか、2期や3期がもし来るとしたらどんな内容になるのか、いろいろ妄想もふくらみますよね。
そこでこの記事では、甲鉄城のカバネリ2期の有無や続編の可能性を、公式の動きやこれまでの展開を整理しながら、わかりやすくまとめていきます。あわせて、甲鉄城のカバネリ 海門決戦までを含めた視聴順、TVシリーズのあらすじ、主要キャラや世界観のおさらい、そして2025年時点の配信状況まで、一気にチェックできるようにしておきました。あなたが「結局どうなってるの?」とモヤっとしているポイントを、一つずつ丁寧にほどいていくので、気軽な気持ちで読み進めてもらえたらうれしいです。
- 甲鉄城のカバネリ2期や3期が今どういう状況なのか、公式情報とあわせて整理できる
- 劇場版海門決戦がどこまでアニメ本編の続きなのか、視聴順とともにすっきり理解できる
- 作品概要・あらすじ・登場人物・世界観をおさらいして、続編妄想がはかどる土台が作れる
- 2025年時点の配信サイトの傾向や視聴時のチェックポイントを押さえて、どこで見るか決めやすくなる
甲鉄城のカバネリ2期の可能性
ここからは、いちばん気になる「甲鉄城のカバネリ2期はあるのか?」というテーマを、丁寧に分解して話していきます。まずは現状を整理しつつ、公式の動き、期待できる材料、逆にハードルになっていそうな点、物語としてどこまで描かれているのか、そしてファンの声まで、一気に見ていきましょう。
先にざっくり結論だけまとめておくと、2025年11月時点でテレビシリーズとしての甲鉄城のカバネリ2期・3期は正式には制作発表されていません。テレビ1期と総集編映画、そして劇場中編アニメ『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』で、現状のアニメ展開はいったん区切りがついている状態です。
現状まとめ
まずは、「今どういう状況なのか」をざっくり整理しておきます。ここが見えていないと、ネット上の噂や希望的観測に振り回されやすくなっちゃうので、最初にしっかり押さえておきましょう。
ポイントを一言で言うと、甲鉄城のカバネリ2期は、現時点では「決まっていないし、公式発表もない」という状態です。X(旧Twitter)のアニメ公式アカウントや、劇場版の公式サイト、アニメニュース系の大手サイトなどを見ても、新作テレビシリーズに関する具体的なアナウンスは出ていません。
一方で、インターネット上には「2期決定!?」「3期制作か」みたいな記事タイトルや動画サムネが並んでいたりしますよね。ここがややこしいところで、よく中身を読むと「現時点で公式発表はないが、可能性を考察する」というスタンスの記事がほとんどです。つまり、タイトルだけ見ると2期が決まったように見えるんですが、実際には「まだ決まってないよ」という結論になっているパターンが多いです。
この構造は、他の続編待ち作品でもよくあるやつで、『DARKER THAN BLACK』や『鬼灯の冷徹』、あるいは自分のブログでも扱っている『王様ランキング』3期などでも、同じような現象が起きています。検索結果だけ見て「2期決まったんだ!」と早合点しちゃうと、後でがっかりしやすいので、「公式サイトや公式アカウントで明言されているかどうか」をチェックポイントにするのがおすすめです。
まとめると、
- テレビアニメ2期・3期の公式発表は現時点でなし
- 既存の映像はTV1期+総集編+海門決戦で完走できる
- ネット上の「2期決定!」的なワードは、ほぼ全部が願望や予想ベース
というのが、今のスタートラインになります。ここを踏まえたうえで、「じゃあこの先に可能性はあるの?」を見ていきましょう。
公式情報
続いて、公式サイドの動きをざっくり時系列で見てみます。ここが一番客観的な土台になるので、「噂」と「事実」を分けるためにも大事なポイントです。
これまでの公式な動き
甲鉄城のカバネリは、2016年にテレビシリーズが放送され、その後2016〜2017年にかけてTVシリーズを再編集した総集編 前編・後編が劇場公開されました。さらに2019年には、中編劇場版『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』が公開され、これが現状の「最新アニメ映像」となっています。
劇場版の公式サイトや、映画配給会社のページを見ても、海門決戦以降の新作アニメに関する具体的な続報は記載されていません。劇場公開時点のキャッチコピーやニュースリリースも「完全新作中編」としての紹介が中心で、その先のTV2期や3期への言及はない形でした。(出典:劇場中編アニメーション『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』公式サイト)
「今も動いている公式ライン」とは?
じゃあ作品自体の展開が完全に止まっているかというと、そういうわけでもありません。スマホゲームやパチスロ(スマスロ)のタイアップなど、IPとしては今も細々と動き続けています。特にパチスロの新機種などが出ると、そこから作品を知る人も一定数いて、「アニメの続きあるのかな?」という検索が増える、という流れも見かけます。
ただし、「ゲームやパチスロの新展開=必ずアニメ新作が来る」というわけではないので、ここを直接的な続編フラグと見なすのは少し危険かな、という印象です。あくまで「IPが完全には眠っていない」という程度の材料にとどめておくのが良さそうです。
最終的には、続編の有無について一番信頼できるのは、公式サイトと公式Xアカウントです。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
期待できる点
「今のところ2期は発表されていない」とは言いつつも、アニオタ的にはどうしても「ここはワンチャンあるのでは?」と期待してしまうポイントもいくつかあります。このセクションでは、あくまでポジティブな材料にフォーカスして、その理由を整理してみますね。
オリジナルアニメゆえの強み
まず大きいのが、甲鉄城のカバネリが完全オリジナルアニメである点です。原作付きの作品だと、「原作ストックが足りない」「原作の区切りが悪い」といった事情で続編が難しいケースがよくありますが、カバネリはその縛りがありません。脚本とシリーズ構成さえ整えば、極端な話、いくらでも新規エピソードを生み出せるわけです。
もちろん、それはそれでハードルもあるんですが、「原作ストック待ち」という制約がないだけでも、続編の可能性はゼロではないんですよね。特に荒木監督×大河内さんという組み合わせは、オリジナルで攻めたがるクリエイター陣でもあるので、タイミングさえ合えば再びタッグを組む未来もなくはない……と信じたくなります。
海外配信とロングテール人気
もうひとつ、最近の続編事情を語るうえで欠かせないのが「海外配信」の存在です。甲鉄城のカバネリも、NetflixやAmazonプライム・ビデオなど海外向け配信サービスで長く配信されていて、海外ファンの間でも一定の知名度があります。近年は、海外評価や配信での視聴データが、続編決定の後押しになるケースも増えているので、ここも期待ポイントの一つです。
実際、『王様ランキング』や『ヴィンランド・サガ』などWIT作品の多くは、海外での評価や配信の強さが新展開につながっている印象があります。数字の細かいところは公式しかわかりませんが、「世界観が独特でビジュアル的に映える作品」は、長くじわじわ見られ続ける傾向が強いので、カバネリもそのタイプと言えるはずです。
「忘れられていない」こと自体が強み
そしてなにより、2025年になっても「甲鉄城のカバネリ2期」というキーワードで検索する人がいる、という事実そのものが、IPとしての強さを物語っていると思います。放送から数年経って、普通なら話題に上がらなくなる作品も多い中で、「続編は?」「あの世界の続きが見たい」という声が残り続けているのは、それだけ世界観とキャラクターが刺さった人が多かった証拠です。
もちろん、これらはあくまで「期待できる要素」であって、直接的に「だから2期が決まる」とまでは言えません。ただ、「もう絶対無理でしょ」と言い切ってしまうには惜しい材料が、まだいくつも残っている、というのが私の正直な感触です。
難しい点
ポジティブな要素を挙げたところで、今度は現実的に「ここがネックだよなぁ」と感じるポイントもきちんと見ておきます。期待と同じくらい、冷静な視点も大事ですよね。
時間が経ちすぎている問題
まず一番わかりやすいハードルが、テレビシリーズからの経過年数です。TV放送が2016年、海門決戦の公開が2019年なので、そこからすでに数年が経っています。もちろん、近年は『DARKER THAN BLACK』や『コードギアス』のように、かなり時間が空いてから新作が出る例もありますが、それでも制作サイドからすると「いま改めてラインを組むか?」という重い判断が必要になります。
特にオリジナル作品の場合、シリーズ構成や世界観の再構築、キャストのスケジュール調整など、ゼロから組み直す作業も多くなりがちです。視聴者としては「続きが見たい!」の一言で済みますが、実務としては相当なリソースを割くことになるので、その点を考えると簡単にはGOサインが出ないのも理解できます。
制作リソースとスケジュール
次に大きいのが、WIT STUDIOをはじめとした制作会社のリソース問題です。私も『進撃の巨人』のWIT STUDIO降板理由を考察した記事で書きましたが、最近のテレビアニメはクオリティを維持するために相当なマンパワーと予算が必要になっています。
WITは『王様ランキング』『SPY×FAMILY』(一部話数協力)など、他の大型作品も多く抱えているスタジオです。そこにさらに1クール、もしくは2クール規模の新作を突っ込むとなると、スケジュール的にも人材的にもかなり綱渡りになってしまう可能性があります。制作ラインをいくつも並行で走らせると、作画クオリティの維持も難しくなるので、「やるならしっかり体制を整えてから」という判断になるはずです。
物語としての「綺麗な区切り」
そして意外と重要なのが、物語としては海門決戦で十分きれいに一区切りついているという点です。もちろん、もっと見たい気持ちは山ほどあるんですが、作品としてのエンディングとして見たときに、「ここからさらにTV2期分の大きな物語を続けるか?」と言われると、なかなか難しい部分もあります。
生駒と無名の関係性や、彼らがたどり着いた「生き方の答え」は、海門決戦である程度描き切られています。続編をもしやるとしたら、まったく新しいテーマを掲げるか、あるいは別の主人公視点で同じ世界を描くか、という形に舵を切る必要が出てくるかもしれません。そうなると、今度は「それをTV2期と呼ぶべきか?」というネーミング問題も出てきます。
こうした事情を総合すると、「2期が来ない理由」も同じくらい納得がいってしまう、というのがカバネリの現状かなと感じています。
物語の続き
「2期や3期は公式発表なし」とはいえ、すでにある映像作品だけでもかなりボリュームがあります。このセクションでは、テレビアニメと映画がどんな形でつながっているのか、どこまでが“本編の続き”なのかを整理していきます。
視聴順のおすすめ
まず、これから初めて見る人向けに、ざっくり視聴順をまとめるとこんな感じです。
| 順番 | 作品タイトル | 位置づけ |
|---|---|---|
| 1 | TVアニメ『甲鉄城のカバネリ』(全12話) | 顕金駅から金剛郭の決戦までを描く本編1期 |
| 2(任意) | 総集編 前編『集う光』・後編『燃える命』 | 1期を再編集した劇場版。復習・おさらい用途に便利 |
| 3 | 劇場中編『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』 | TV最終話から約半年後の物語で、事実上の「続き」 |
この順番で見れば、現時点で映像化されている物語ラインはすべて追いかけることができます。特に海門決戦は完全新作なので、「2期の1〜3話分くらいの中編スペシャル」として楽しめる内容になっています。
海門決戦はどこまで“完結”なのか
じゃあ、海門決戦まで見た時点で物語はどこまで進んでいるのか。ざっくり言うと、生駒と無名、菖蒲や来栖たちが、「カバネと共存するわけではないけれど、恐怖心だけで互いを殺し合う世界から一歩踏み出す」というところまで描かれています。
海門駅での戦いは、カバネそのものよりも、「カバネリをどう見るか」「カバネに家族を奪われた人間の憎しみをどう受け止めるか」といった、人間側の感情や錯覚が大きく関わる話です。金剛郭編で描かれた「権力と恐怖の利用」に対して、海門決戦では「悲しみと執着から生まれる新たな地獄」がテーマになっているように感じます。
その上で、生駒と無名はお互いの弱さをさらけ出しながらも、「一緒に生きていく」という選択に至る。ここまで描いてくれたことで、二人の物語としてはかなり満足度の高いエンディングになっていると私は思っています。
だからこそ、「物語としては一応の完結を迎えているのに、世界観としてはまだまだ描ける余白がたっぷり残っている」という、贅沢な悩みが生まれているわけですね。
ファンの声
最後に、ファン目線での空気感も整理しておきます。これはあくまで私がネットや周囲の反応を見ていて感じる話ですが、甲鉄城のカバネリは今でも「続編を待ち続けている層」がそれなりにいる作品です。
よく見る意見たち
具体的には、こんな声をよく目にします。
- 「作画と音楽が最高だったから、もっと長く見ていたかった」
- 「世界観がツボすぎて、別の駅や別ルートの物語も描いてほしい」
- 「海門決戦で生駒と無名の関係は一段落したけど、その先の日常編的なものも見たい」
- 「美馬ほどの存在感がある敵がまた出てきたら、絶対に盛り上がる」
一方で、「1期終盤の展開が合わなかった」「もうきれいに終わったから、このままでいい」という意見ももちろんあります。このあたりは完全に好みですが、少なくとも「完全に忘れられた作品」ではなく、今でもたまに名前が上がるタイトルであることは間違いないです。
自分自身のスタンス
私自身は、「海門決戦までで一つの物語としては満足しているけれど、それでも2期が来たら全力で追いかける」という、かなり欲張りなスタンスです。ノイタミナ枠の中でも、甲鉄城のカバネリはビジュアルと音楽のインパクトが強くて、今のアニメラインナップの中に突然戻ってきても、きっと埋もれないだろうなと感じています。
カバネリという作品は、「恐怖の中でどう生きるか」「弱さを抱えたまま、それでも前に進めるのか」というテーマが骨組みにあると思っていて、その軸さえぶれなければ、どんな形で続いても受け止められる気がしています。だからこそ、半分くらいは諦めつつ、それでも心のどこかで「いつか甲鉄城がまた走り出す日」を待ち続けたいな、というのが正直なところです。
甲鉄城のカバネリ2期を待つ前に知るべきこと
ここからは、「2期を待つ前に、まず今ある作品をしっかり楽しみ切ろう」という視点で、作品の基礎情報やあらすじ、登場人物、劇場版、配信状況、制作会社、そして世界観と感想まで、一通り整理していきます。すでに見た人は復習用に、これから見る人はガイドブック感覚で読んでもらえるとうれしいです。
作品概要
『甲鉄城のカバネリ』は、2016年に放送されたオリジナルTVアニメで、アニメーション制作はWIT STUDIOが担当しています。ジャンルとしては、スチームパンク風の和風世界観×ゾンビサバイバル×列車アクションという、なかなか欲張りなミックスです。
スタッフ陣の豪華さ
スタッフラインナップを見ると、「あ、これは本気で作りにきてるな」と一目でわかるメンツが並んでいます。
- 監督:荒木哲郎(『進撃の巨人』『ギルティクラウン』など)
- シリーズ構成・脚本:大河内一楼(『コードギアス 反逆のルルーシュ』など)
- 音楽:澤野弘之(『機動戦士ガンダムUC』『進撃の巨人』など)
- キャラクター原案:美樹本晴彦(『超時空要塞マクロス』など)
この時点で、「絵と音楽に妥協する気ゼロ」という気合が伝わってきますよね。実際、放送当時も「作画と音楽の圧がすごい」「1話の導入だけで惚れた」という感想をよく見かけました。
世界観コンセプト
舞台となるのは、蒸気機関と鉄道網が異常に発達した架空の日本・日ノ本。カバネと呼ばれる不死の怪物が蔓延したことで、人々は駅と呼ばれる要塞都市に閉じこもり、駅同士を分厚い装甲の機関車・駿城で行き来するという生活を送っています。
一言でいうと、「ゾンビが跋扈する戦国末期っぽい時代に、スチームパンク列車が走り回っている世界」です。火薬の代わりに蒸気圧を使う蒸気銃や、心臓を覆う金属質の心臓被膜など、設定まわりもかなり凝っていて、世界観だけでご飯3杯いけるタイプの作品だと私は思っています。
あらすじ
ここでは、TVアニメ1期と海門決戦の流れを、ネタバレは控えめにしつつ、全体像がつかめるくらいのボリュームでまとめておきます。細かい感情の揺れや名シーンは、ぜひ本編で味わってほしいです。
TVシリーズ前半:顕金駅崩壊まで
物語の主人公・生駒は、顕金駅で蒸気鍛冶師として働く少年です。かつてカバネに妹を奪われた過去を持ち、そのトラウマから「恐怖から逃げず、誇れる自分になる」と決意して、独自の対カバネ武器ツラヌキ筒の開発に没頭しています。
そんな顕金駅に、金剛郭へ向かう途中の駿城・甲鉄城が立ち寄り、その中には謎の少女・無名の姿がありました。彼女は人間でもカバネでもない存在「カバネリ」であり、圧倒的な身体能力でカバネを蹴散らす戦闘マシンのような少女です。
しかし同じ日に、カバネに乗っ取られた別の駿城が顕金駅へ突入し、駅は一気に地獄と化します。生駒は自らのツラヌキ筒を手にカバネと戦い、噛まれながらも自作の器具でウイルスの侵食を止め、自らもカバネリとして目覚めてしまいます。
TVシリーズ後半:狩方衆と天鳥美馬
顕金駅を放棄することになり、生駒や無名、四方川菖蒲たちは甲鉄城での逃避行を開始します。道中でさまざまな駅に立ち寄り、カバネの群れや特殊個体ワザトリ、巨大な融合群体・黒煙りとの戦いを経験する中で、一行は狩方衆という対カバネ精鋭部隊と出会います。
狩方衆を率いるのは、将軍の息子でありながら勘当された男・天鳥美馬。彼はカバネとの戦いで幾度も勝利してきた英雄として崇められていますが、その裏にはかなり歪んだ思想と過去が隠されています。無名が「兄様」と呼んで慕う人物でもあり、彼との再会は無名にとって喜びのはずでした。
しかし、物語が進むにつれて、美馬の残酷さや冷酷な決断が明らかになり、甲鉄城の面々は次第に彼に疑念を抱き始めます。顕金駅を襲ったカバネに対する憎しみ、人間の弱さに対する徹底した軽蔑、そして父である将軍との確執。すべてが絡み合って、金剛郭での大きな悲劇へとつながっていきます。
海門決戦:半年後の物語
TVシリーズの最終決戦から半年後、生駒たちは北陸の要衝・海門駅へたどり着きます。そこは5年前にカバネに占拠された呪いの地であり、今は海門を奪還しようとする北陸連合軍と、カバネに支配された城との熾烈な攻防戦が続いていました。
海門決戦では、「カバネと戦い続ける中で心をすり減らした人間たち」と、「カバネリとしての自分とどう向き合うか悩む生駒」の物語が強く描かれます。無名との関係も一筋縄ではいかず、途中でかなり重いすれ違いも起こりますが、それでも最後には「どう生きるか」の答えを二人なりに掴み取ろうとする姿が印象的です。
登場人物
甲鉄城のカバネリの魅力は、世界観はもちろんですが、それ以上に「人間の弱さと強さが両方見えてしまうキャラクターたち」にあると思っています。ここでは、主要メンバーを中心にざっくり紹介しておきます。
甲鉄城一行
- 生駒:顕金駅の蒸気鍛冶師で本作の主人公。過去のトラウマから「恐怖に負けない自分」であろうとし続ける、不器用だけど真っ直ぐな少年です。カバネリになったことで人間からも恐れられながら、それでも人を守るために前に出ようとする姿が、とにかく熱い。
- 無名(穂積):美馬に救われた過去を持つ少女カバネリ。圧倒的な戦闘力と、子どもっぽさの残る言動のギャップが魅力ですが、その裏には「弱い者は死ね」という刷り込みからくる危うさも抱えています。
- 四方川菖蒲:顕金駅を治める一族の娘で、逃避行の中で徐々にリーダーとして成長していくキャラクターです。生駒や無名の存在を信じることで、カバネリへの偏見を乗り越えようとする姿勢がとても印象的。
- 来栖:菖蒲の護衛を務める侍。最初はカバネリに強い警戒心を持っていますが、共闘を重ねるうちに生駒や無名を認めていく不器用なツンデレ枠です。剣術シーンはだいたいカッコいい。
- 逞生・鰍・侑那・巣刈:甲鉄城の技術班と運転士たち。彼らの日常的な会話や小競り合いが、ハードな世界観の中でちょっとした癒やしになっています。
狩方衆とその他
- 天鳥美馬:狩方衆の総長にして、将軍の息子。カリスマ性と残酷さを併せ持つ「危険な天才」であり、作品を強烈にかき回す存在です。彼の過去と父親との関係は、物語の大きなテーマの一つでもあります。
- 滅火・瓜生・沙梁:狩方衆側のキャラたち。美馬に心酔する者、利用されながらも逆らえない者、最後に人間味を見せる者など、単なるモブではないドラマがそれぞれにあります。
- 駒井景之・雲母(海門決戦):海門駅側のキーパーソンで、人間の憎しみと後悔がどれほど歪んだ形で暴走するかを象徴するようなキャラたちです。
こうして並べてみるとわかるんですが、甲鉄城のカバネリに出てくるキャラクターは、ほとんど全員が「恐怖」や「喪失」と向き合わされています。その中でどう選択するか、その結果として何を失うのか、という人間ドラマが、2期を妄想するうえでもすごく大事な土台になっていると思います。
劇場版
劇場版は、TVシリーズの総集編と完全新作の海門決戦の二種類があります。それぞれ役割が違うので、自分の視聴状況に合わせて使い分けるといい感じです。
総集編『集う光』『燃える命』
総集編は、TVシリーズ全12話を前後編に再編集した劇場版です。単純なダイジェストではなく、構成の再調整やカットの取捨選択が行われているので、「話の流れをコンパクトに追い直したい」という人に向いています。
TV版ですでに視聴済みの人にとっては、「印象的なシーンを一気に浴び直す」目的で見るのがおすすめです。逆に初見の人が総集編から入るのもアリですが、細かな心情描写や空気感はやはりTV版のほうが濃いので、どちらか片方だけに絞るなら私はTV版を推します。
完全新作『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』
そして、続編として最も重要なのが劇場中編『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』です。これはTVシリーズ最終話から半年後の物語を描いた完全新作で、時間的には大体3話分くらいのボリューム感があります。
海門決戦では、海門駅を巡る戦いを通して、生駒の精神的な限界や、無名との関係性の再確認、カバネリという存在そのものの位置づけなどが描かれます。生駒が自分の中の怒りとどう向き合うか、無名がどこまで自分の感情に正直になれるのか、といったテーマが、TVシリーズとはまた違う角度から掘り下げられている印象です。
配信によっては、海門決戦を3話構成のシリーズとして分割配信しているところもあります。視聴形態はサービス次第ですが、内容的にはしっかり映画クオリティなので、「これを見ずに続編を語るのはもったいない」と言い切れるくらい重要なエピソードだと思っています。
配信状況
2025年時点で、甲鉄城のカバネリは複数の動画配信サービスで視聴可能です。ただし、TVシリーズ・総集編・海門決戦のどこまで配信されているかはサービスによって違うので、ここはちょっとした注意ポイントです。
よく見かける配信サービス
ざっくり傾向としては、
- DMM TV
- U-NEXT
- Amazonプライム・ビデオ
- ABEMA
- Netflix(一部地域・プラン)
といったサービスで、TVシリーズや海門決戦が配信されていることが多いです。中には、TVシリーズは見放題だけど海門決戦はレンタル扱い、というパターンもあるので、「どこまで見られるか」は契約前にチェックしておいたほうが安心です。
配信での視聴時に気をつけたいこと
配信サービスを選ぶときに、個人的に気をつけているポイントを挙げておきます。
- TVシリーズ+海門決戦まで一気に見られるか(どちらか片方だけになっていないか)
- 字幕・画質の安定感(暗いシーンが多い作品なので、画質はわりと重要)
- 他に見たいアニメがあるか(せっかく契約するなら、カバネリ以外も楽しめるかをチェック)
配信ラインナップや料金、無料トライアルの有無は時期によってかなり変わるので、ここで書いているのはあくまで一般的な傾向です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。サブスクリプションの契約内容や支払い方法などで不安がある場合は、各サービスの公式サポートや専門窓口などの専門家に相談してから判断するのがおすすめです。最終的な判断は専門家にご相談ください。
制作会社
アニメの続編を語るうえで、制作会社の事情は避けて通れません。ここでは、甲鉄城のカバネリを手がけたWIT STUDIOについて、簡単に触れておきます。
WIT STUDIOの作風
WIT STUDIOは、『進撃の巨人』1〜3期、『王様ランキング』、『ヴィンランド・サガ』(1期)など、骨太な作品を多く手がけてきたスタジオです。特徴としては、
- アクションシーンのキレの良さ
- 背景とキャラが一体になったダイナミックな画面作り
- 光と影のコントラストが効いた画面づくり
が挙げられます。甲鉄城のカバネリでも、列車が疾走するカットや、カバネとの近接戦闘、煙と蒸気が渦巻くシーンなど、「これぞWIT」という画作りが存分に発揮されています。
続編制作のハードルと可能性
一方で、前のセクションでも少し触れたように、WIT STUDIOは常に複数の大型作品を抱えている状態が多く、制作ラインに余裕があるかどうかはかなりシビアです。私が『進撃の巨人』でWITが制作から離れた理由をまとめた記事でも書いていますが、最近のアニメ制作は、スケジュールと予算、スタッフの確保といった現実的な事情がクオリティと直結します。
甲鉄城のカバネリ2期をもしWITでやるとしたら、
- 監督・シリーズ構成・キャラデザなど主要スタッフがどこまで戻ってこれるか
- 他作品との兼ね合いで、1クール分のラインをどう確保するか
- 海外配信やパートナー企業との共同出資など、ビジネス面での条件
といった要素が大きく関わってくるはずです。その意味で、「続編をやるならかなり大きな決断になる作品」だと個人的には感じています。
ちなみに、同じく続編待ちの作品として『王様ランキング』3期の記事や、他の続編考察記事(例:『DARKER THAN BLACK』3期の可能性を解説した記事)でも触れていますが、「時間が空いたからもう無理」とは言い切れない時代になっているのも事実です。だからこそ、淡く期待しつつ、現実的なハードルも理解しておくのがちょうどいいスタンスかなと思います。
世界観
甲鉄城のカバネリがここまで刺さる理由のひとつは、やっぱり世界観の作り込みにあります。このセクションでは、日ノ本という舞台やカバネ、駿城など、作品全体の雰囲気を形作っている要素をざっくり整理しておきます。
日ノ本と駅の概念
舞台となる日ノ本は、史実の日本と似ていながらも、蒸気機関と鉄道網が異様に発達したパラレルワールド的な世界です。各地には駅と呼ばれる要塞都市が存在し、その周囲を巨大な城壁が囲んでいます。人々はその内部で農業や鍛冶を営みながら暮らし、駅同士は駿城と呼ばれる装甲機関車で結ばれています。
駅はそれぞれ個性を持っていて、顕金駅は蒸気鍛冶や製鉄が盛んな工業駅、倭文駅は政治的な駆け引きが見え隠れする場所、磐戸駅や海門駅は物語の重要な転換点となる舞台です。こうした“駅ごとのカラー”があるからこそ、旅路そのものがRPG的なワクワクを生んでいるんですよね。
カバネとカバネリ
敵として登場するカバネは、心臓が金属質の心臓被膜で覆われた不死の怪物です。普通の銃や刀では心臓被膜を貫けないため、人間は常に圧倒的不利な状況に置かれています。そして人間が噛まれれば、新たなカバネとして増殖していくという、ゾンビもの王道の絶望設定。
その中で生まれたのが、カバネと人間の中間的な存在・カバネリです。生駒や無名、美馬、滅火などがその例ですが、彼らはカバネ並みの身体能力を持つ代わりに、人の血を必要とする存在でもあります。この「守るためには人間離れしなければならないけれど、そのせいで人間から恐れられる」という構図が、作品全体の苦さと切なさを支えています。
駿城と甲鉄城
もう一つ欠かせないのが、移動要塞としての駿城です。中でも甲鉄城は物語の主な舞台であり、キャラクターたちの“家”でもあります。前方には砲台があり、内部には乗組員の寝床や炊事場、武器庫などがぎゅっと詰まっていて、その狭さが「逃げ場のなさ」と「家族感」の両方を生み出しています。
甲鉄城の車内での何気ない会話や、七夕イベントのような日常シーンは、ハードな戦闘パートとのコントラストを生み出していて、世界観の厚みを増している要素の一つです。2期をもしやるとしたら、またあの「ゴトゴト揺れる車内の日常」を見たいな、と密かに思っています。
筆者感想
最後に、アニオタとしての私の感想と、甲鉄城のカバネリ2期を待つ気持ちについて、少しだけ語らせてください。
「好みは分かれる、でも刺さる人には刺さりまくる」作品
正直に言うと、甲鉄城のカバネリは「全方位におすすめできる万人向けアニメ」ではないと思っています。ストーリーのテンポやキャラの言動、1期終盤の展開など、好みが分かれやすいポイントも確かにあります。ネット上の評価を見ても、「めちゃくちゃ好き」「世界観がどストライク」という声と、「合わなかった」という声が両方しっかり存在している印象です。
それでも私がこの作品を推したいのは、映像と音楽と世界観が、ここまで一体感を持って攻めてくる作品がそう多くないからです。1話の顕金駅崩壊シーン、甲鉄城が駆け抜けるカット、黒煙りとの戦闘、海門決戦ラストの演出……どれも「劇場で見たかった」と本気で思うレベルの迫力があります。
2期への期待と、今ある物語を楽しみ切る大事さ
2期については、この記事でずっと書いてきたように、「現時点で公式発表はないし、ハードルも高い。でも、完全に諦めるには惜しい材料もまだある」というのが私のスタンスです。だからこそ、「来たら全力で喜ぶし、来なくても今ある物語を大事にしたい」という気持ちでいます。
これから甲鉄城のカバネリを見ようとしているあなたには、まずTVシリーズと海門決戦までを、できれば腰を据えてじっくり味わってほしいです。そのうえで、「もし2期があったらどんな話が見たいか」「生駒や無名にどんな未来を歩んでほしいか」を、自分なりに妄想してもらえたら、この作品はさらに輝いて見えてくると思います。
続編の有無に関する情報は、今後も公式サイトやアニメニュースサイトなどで更新されていくはずなので、気になったタイミングでチェックしてみてください。作品や配信サービスの選び方、関連グッズの購入など、あなた自身の暮らしやお金に関わる部分については、正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は専門家にご相談ください。
それでも、いつか本当に「甲鉄城のカバネリ2期 放送決定!」というニュースが流れたら、そのときは一緒に全力でお祝いしましょう。私はその日まで、たたみの冷凍みかん箱の片隅で、ひっそりと甲鉄城の再出発を待ち続けていようかなと思います。
アニメ・映画が大好きで毎日色んな作品を見ています。その中で自分が良い!と思った作品を多くの人に見てもらいたいです。そのために、その作品のどこが面白いのか、レビューや考察などの記事を書いています。
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