DAYSアニメ2期はなぜ中止？公式が明かした理由とOVAで完結した真相

2016年に放送されたサッカーアニメ『DAYS』は、その熱い青春ストーリーで多くのファンを魅了しました。

ところが「2期はいつ始まるの？」と期待されながらも、続編は実現しませんでした。

実は公式が「OVAをもって完結」と明言しており、事実上の2期中止となっているのです。

本記事では、なぜDAYSアニメ2期が中止となったのか、その理由と背景を徹底解説します。

DAYSアニメの放送概要

サッカーを題材にした青春アニメ『DAYS』は、2016年7月から12月にかけて放送されました。放送局はMBS、TOKYO MX、BS11、アニマックスなど全国に広がり、毎週のように熱い試合と仲間たちの成長を描き出していました。

ストーリーは「サッカー未経験の少年・柄本つくしが、仲間たちと共に走り続ける」というシンプルながらも胸を打つ内容で、視聴者の心を掴みました。どんなに苦しくても走り続けるつくしの姿は、観ている人に勇気を与え、「自分も頑張ろう」と思わせてくれる力を持っていました。

そんな『DAYS』は全24話が放送され、さらに最終話の翌週には、1年生キャストたちによる特別番組も組まれるなど、ファンの熱気に応える形で盛り上がりを見せました。

2016年に放送された1期の内容と反響

アニメ1期では、聖蹟高校サッカー部が全国高校サッカー選手権大会の東京予選に挑む姿が描かれました。物語の主軸は、主人公・柄本つくしの成長物語です。

サッカー経験ゼロのつくしが、エースの風間陣や仲間たちと出会い、ひたむきな努力を重ねながらチームの一員になっていく姿は、多くの視聴者を涙ぐませました。特に印象的なのは、練習中や試合中に何度も転びながら、それでも必死に立ち上がるシーンです。「それだけで僕はどこまでも走れる気がするんだ」という言葉に象徴されるように、彼の泥臭いプレーは物語全体を支える大きなテーマでした。

放送当時、視聴者からは「つくしの努力する姿に励まされた」「部活を頑張ろうと思えた」といった声が多く寄せられました。さらに、豪華な声優陣や、迫力ある試合描写、青春の一瞬を切り取ったような演出も高く評価されました。

円盤（Blu-ray/DVD）も順次発売され、1巻には第1話から第3話まで収録されるなど、当時の盛り上がりを数字としても残しています。

高校サッカー東京予選準決勝までの物語

アニメの最終話で描かれたのは、全国大会を目指す東京予選準決勝・京王河原戦までです。聖蹟高校が強豪相手に挑む姿は、視聴者に強い印象を残しました。

試合中、つくしは相変わらず失敗を繰り返します。しかし、そのたびに仲間の声援を受け、前を向いて走り続ける姿は胸を熱くさせます。仲間たちもまた、つくしの姿に奮い立ち、チーム全体が一体となって戦う流れが丁寧に描かれていました。

この準決勝での勝利によって、次はいよいよ東京予選の決勝、東院学園戦へ進むことになります。しかしテレビシリーズではそこまでが描かれず、結末はOVAに委ねられることとなりました。ファンにとっては「続きが気になる！」という強烈な余韻を残したラストでした。

ファンが待ち望んだアニメ2期の声

ここまで熱く盛り上がった『DAYS』でしたが、放送が終了すると同時に「2期はあるのか？」という声が全国のファンから上がりました。

1期で描かれたのは東京予選準決勝までで、原作漫画にはその先の全国大会や数々の名シーンが残っていました。つまり「続編を作るためのストックは十分にある」状態だったのです。ファンにとっては2期の放送がごく自然な流れに思えたのは当然でした。

しかし現実には、テレビアニメ2期は発表されず、代わりに2018年にOVAがリリースされるという形をとりました。この展開はファンの間に「なぜテレビシリーズとして続編が作られなかったのか」という疑問を残しました。

原作ストックが十分にあるのになぜ続編が？

アニメ『DAYS』が終了した2016年時点で、原作漫画はすでに東京予選決勝以降のストーリーが連載されていました。全国大会編は試合ごとに白熱し、キャラクターの成長も描かれており、むしろ「ここからが本番」とも言える展開が続いていました。

原作ストックが足りないわけではないのに、アニメの続編が作られない。この状況に多くのファンが首をかしげました。考えられる要因としては、円盤の売上や制作側の事情があったと推測されていますが、公式としては「OVAで完結」という立場を示しており、テレビ2期の企画は進まなかったのです。

こうした経緯は、視聴者にとって納得しづらい部分でもありました。実際に「どうしてテレビで続けてくれなかったの？」という声は少なくありません。

SNSや掲示板での期待と疑問

放送終了後、SNSや掲示板では「2期はいつから？」「原作のあの試合をアニメで観たい！」といった声が多数見られました。中でも注目されたのは東院学園戦。聖蹟高校が全国出場をかけて戦うこの試合は、原作でも非常に盛り上がる名勝負であり、ファンはそのアニメ化を熱望しました。

しかし、2017年になっても続編発表はなく、代わりに2018年にOVAとして順次リリースされることが決定します。この知らせにファンは複雑な思いを抱きました。「アニメで観られるのは嬉しいけど、テレビシリーズの2期として見たかった」という声が多く上がったのです。

結果的に、『DAYS』はテレビアニメとしての2期は実現せず、OVAによる完結編が最後のアニメ化作品となりました。

公式が発表した続編の行方

アニメ『DAYS』は2016年12月に最終話を迎え、多くのファンが「この先の試合もアニメで観たい」と期待を寄せていました。特に、東京予選の決勝戦である東院学園との戦いは、原作でも屈指の名勝負として知られており、続編を求める声は日増しに大きくなっていきました。

しかし、放送終了後に公式から発表されたのは「テレビシリーズの2期」ではなく「OVA制作決定」という知らせでした。この瞬間、多くのファンは喜びと同時に複雑な感情を抱くことになります。

最終回後に発表されたOVA制作決定

2016年12月、テレビアニメ最終回の放送を終えた後に告知されたのが「OVAシリーズ制作決定」というニュースでした。内容は、原作単行本の限定版に同梱される形で、約1年3か月後となる2018年3月から順次リリースされるというものでした。全3巻構成で、ストーリーは最終話から直接つながる東京予選決勝・東院学園戦を描くと明言されました。

この発表に、ファンの間では歓喜の声が広がりました。「あの試合をアニメで観られる！」という安心感は大きなものでした。けれども一方で「なぜテレビシリーズとして続けないのか？」という疑問も同時に浮かび上がりました。

特に、テレビ放送での盛り上がりを知る視聴者にとっては、OVAという形はどうしてもスケールダウンした印象を受けてしまったのです。

東院学園戦を描いたOVAが事実上の完結編

OVAで描かれたのは、全国大会出場をかけた東院学園との決勝戦でした。聖蹟高校のキャプテン・水樹寿人が仲間を鼓舞し、君下敦が頭脳的なプレーでチームを引っ張り、そして柄本つくしが泥臭く走り抜く。まさに『DAYS』の集大成ともいえる試合が映像化されたのです。

試合のクライマックスでは、東院学園の圧倒的な力に押されながらも、つくしの必死の走りと仲間の信頼が一つになり、チーム全体が輝きを放ちます。その姿は「努力すれば夢を掴める」という作品のテーマを強く象徴していました。

しかし、このOVAをもって「アニメ版DAYSは完結」と公式が位置づけたため、ファンが期待していた2期＝全国大会編以降のテレビシリーズは事実上、中止された形となりました。

DAYSアニメ2期が中止となった理由

ファンの心を大きく揺さぶったのは「2期はない」という事実でした。原作のストックは十分にあり、物語的にもまだまだ広がりが期待できる状態だったのに、なぜアニメはOVAで幕を閉じることになったのか。その背景を考えると、制作側の意図や状況が見えてきます。

公式が「続編制作なし」と示した事実

テレビアニメ1期が終了した段階で、公式は「東院学園戦を描いたOVAをもって完結」という発表を行いました。つまり、最初から「2期は作らない」という方針が決まっていたのです。

多くのファンは「いつか2期が来るはず」と待ち続けましたが、実際にはテレビ放送という形での続編はありませんでした。この事実は、円盤の売上や視聴率など、ビジネス面の結果が制作判断に影響したのではないかと推測されています。

ただし、公式はあくまで「OVAで決着を描く」という道を選び、作品として中途半端に終わらせることはしませんでした。この点は、ファンに対する誠意であったともいえるでしょう。

OVA完結編に込められた制作意図

なぜOVAという形で終わらせたのか。その理由の一つは「テレビシリーズとして続けるほどの採算が取れなかった」という現実的な問題にあると考えられます。テレビシリーズは放送枠や広告費、制作費など膨大なコストがかかるため、円盤や関連グッズの売上が一定以上でなければ続編は難しいのです。

その一方で、OVAは限定版コミックスに同梱するという形で発売され、コアなファン層をターゲットに確実な収益を見込める方式でした。これにより、制作側は採算を取りながら、物語の区切りをしっかり映像化することができたのです。

実際、OVAで描かれた東院学園戦は、ファンにとって忘れられない名場面の連続でした。テレビ2期がなくとも「物語がきちんと締めくくられた」という安心感を与えたのは大きな意味があります。

まとめ情報

最後に、アニメ『DAYS』2期が中止となった背景とOVAでの完結を整理してみましょう。

項目	内容
続編発表	テレビシリーズ2期は発表されず、OVA制作が決定
OVAリリース	2018年3月から順次発売、全3巻構成
描かれた範囲	東京予選決勝・東院学園戦
公式の立場	OVAをもってアニメ版は完結と位置づけ
中止の理由	テレビシリーズとしての採算が難しく、OVAで完結させたと考えられる
制作意図	コアファンに向けた確実な届け方と、物語の締めくくり

OVAという形は一見すると縮小のように見えるかもしれません。しかし、聖蹟高校が全国を目指す最後の戦いを映像として残してくれたことは、ファンにとってかけがえのないものとなりました。

「2期はない」という事実は寂しいものの、OVA完結編に込められた情熱と誠意は、今もなお多くのファンの心を熱くさせています。

なぜOVAという形で終わったのか？

テレビシリーズとして放送が続くことを期待していた『DAYS』ですが、実際に制作が決まったのはOVAという形式でした。ファンからすると「どうして続編はテレビで放送されなかったのか？」という疑問が残ります。そこには、視聴率や円盤（Blu-ray・DVD）の売上、そして制作体制の事情といった現実的な要因が絡んでいました。

※詳しいアニメの情報は公式サイトをご覧ください。

テレビシリーズでなくOVAになった背景

2016年に放送されたテレビアニメ『DAYS』は、全24話をかけて柄本つくしや風間陣たち聖蹟高校サッカー部の奮闘を描き切りました。その最終回では、東院学園との決勝を前にした緊迫した場面で幕を閉じ、「続きはいつ放送されるのだろう？」とファンを期待させる終わり方になっていました。

しかし放送終了後、公式が発表したのは「テレビアニメの2期制作」ではなく「OVA制作決定」というニュースでした。この時点で、物語はOVAという限定的な形式で続くことが確定したのです。

テレビアニメは多くの人に届く反面、放送枠の確保や宣伝費、スタッフのスケジュール調整など膨大なリソースが必要となります。それに比べてOVAは、限定版コミックスに同梱する形で販売でき、確実に作品を支えるファンに届けることができます。制作側は「より堅実に物語を締めくくる方法」を選んだといえるでしょう。

視聴率・円盤売上・制作体制の影響

『DAYS』はサッカーをテーマにした王道のスポーツアニメで、放送当時は一定の人気を得ました。特につくしが泥臭く走り続ける姿や、キャプテン水樹がチームを引っ張る姿は、多くの視聴者の胸を打ちました。

しかし、アニメの続編制作には冷静な数字も大きく関わってきます。アニメ業界では、Blu-rayやDVDの売上が続編制作の判断材料となることが多く、『DAYS』も決して失敗作ではなかったものの、他の大ヒット作品と比べると売上は伸び悩んだといわれています。

また、制作を担当したスタジオMAPPAは、当時すでに複数の人気作品を抱えており、スタッフのリソースを割くのが難しかった可能性もあります。テレビアニメという長期シリーズを続けるよりも、OVAで物語を完結させる方が現実的であったのでしょう。

こうした複数の要因が重なり、結果的に『DAYS』はテレビ2期ではなく、OVAで東院学園戦を描く形に落ち着いたのです。

ファンに残された楽しみ方

「テレビでの2期はない」という事実は多くのファンにとって寂しいものでした。しかし、だからといって『DAYS』の物語を楽しむ方法が消えてしまったわけではありません。OVAで描かれた名勝負や、原作漫画で続く展開など、ファンに残された楽しみ方はしっかりと存在しています。

OVAで描かれる熱戦の魅力

OVAで描かれた東院学園戦は、聖蹟高校にとって最大の壁ともいえる試合でした。全国大会への切符をかけ、死力を尽くした戦いは、アニメ全体のクライマックスともいえる内容です。

たとえば、試合中盤で聖蹟が押され気味になる場面。水樹が重戦車のような突破を見せ、君下が精度の高いフリーキックで流れを変えようと奮闘します。そして、誰よりも走り続けるつくしの姿が、仲間たちの心を再び燃え上がらせていくのです。

アニメーションならではの迫力ある演出や、キャラクターたちの叫び声、息づかいまで伝わるシーンは、漫画では味わえない臨場感を生み出していました。「テレビ2期がなかった」と嘆く前に、まずはOVAで描かれた戦いを堪能することこそが、『DAYS』ファンに残された大きな喜びなのです。

原作漫画で続きを読むという選択

さらに、物語の続きを知りたいのであれば、やはり原作漫画に触れるのが最も確実な方法です。アニメが描いたのは東京予選の決勝までですが、原作ではその先にある全国大会編が描かれ、聖蹟高校の戦いはさらに大きなステージへと広がっていきます。

つくしの成長はもちろん、風間の天才的なプレー、水樹のキャプテンとしての覚悟、そして全国にはまだ見ぬ強豪たちが待ち受けています。アニメで魅了されたファンにとって、原作はその先の興奮を存分に味わえる宝庫といえるでしょう。

また、2021年には短期集中連載『DAYS -fragment-』も発表され、キャラクターたちのその後や裏側の物語に触れることもできます。アニメだけでは描かれなかった部分を知ることで、作品世界がさらに広がるはずです。

まとめ：DAYSアニメはOVAで完結

アニメ『DAYS』は2016年に放送され、多くのファンを熱狂させました。泥臭く走り続ける柄本つくしや、天才的なプレーを見せる風間陣、そして仲間を鼓舞するキャプテン水樹寿人の姿に胸を打たれた人も少なくありません。

しかし、放送終了後にファンが待ち望んだ「アニメ2期」が実現することはありませんでした。代わりに、2018年からリリースされたOVAが公式にとっての“完結編”となったのです。この章では、公式が示した結論と、それでも消えない作品の熱を振り返っていきます。

公式が明かした「これ以上は作らない」という結論

アニメ1期の最終回が放送された直後、ファンの期待を背負って公式が発表したのは「OVA制作決定」というニュースでした。しかも、そのOVAが東京予選決勝・東院学園戦を描き切るものであり、これをもってアニメ『DAYS』は事実上の完結を迎えると明言されたのです。

なぜテレビアニメ2期ではなく、OVAで完結させたのか。そこには、円盤売上や制作スタジオのリソース、そしてビジネス的な判断が影響していました。アニメ業界では続編を作るには相応の収益が求められます。『DAYS』は一定の人気を得たものの、爆発的なヒットとまではいかず、テレビシリーズを継続するほどの採算が取れなかったと考えられます。

その代わり、OVAという形で確実にファンに届ける方法を選んだのです。単行本限定版に付属する形式で発売することで、作品を支えるコアなファンに物語の結末を託しました。

東院学園戦は、聖蹟高校にとって最大の試練ともいえる戦いでした。水樹の強烈なシュート、君下の精密なフリーキック、大柴の豪快なプレー、そしてつくしの誰よりも走る姿。OVAでは、それぞれのキャラクターが全力を尽くす場面が描かれ、ファンの心に強く刻まれました。

こうして「テレビシリーズの2期は作らない」という結論は寂しいものでしたが、OVA完結編によって物語はきちんと締めくくられたのです。

2期はないが、作品の熱は色褪せない

「続きはない」と言われてしまうと、どうしても寂しさや物足りなさが残ります。しかし、『DAYS』の魅力はアニメの枠を超えて、今もなお色褪せることはありません。

OVAで描かれた東院学園戦は、アニメの最後を飾るにふさわしい熱戦でした。試合中に息を切らしながらも走り続けるつくしの姿や、仲間の信頼に応える彼の必死さは、見る人に勇気を与えます。特に「弱い自分でも仲間と共に戦えば強くなれる」というテーマは、多くの視聴者にとって忘れられないメッセージとなりました。

さらに、アニメが終わっても原作漫画では全国大会編が描かれ、聖蹟高校の物語は続きます。漫画を読めば、アニメで見られなかった新たな強豪校やライバルとの戦いを体験できるのです。2021年には短期連載『DAYS -fragment-』も発表され、キャラクターたちの新しい側面を知ることができました。

つまり、『DAYS』という作品は「アニメ2期がない」という一点で終わりではなく、むしろ多様な形でファンを楽しませ続けているのです。

まとめ情報

ここで『DAYS』アニメがOVAで完結した流れと、作品の魅力を整理してみましょう。

項目	内容
放送終了後の動き	テレビ2期は発表されず、OVA制作決定
OVAの内容	東京予選決勝・東院学園戦を全3巻で描写
公式の立場	OVAをもってアニメは完結と明言
中止の理由	円盤売上や制作リソースの事情などが影響
作品の魅力	泥臭くも前向きなつくしの成長、仲間との絆
残された楽しみ方	OVA鑑賞、原作漫画で全国大会編を楽しむ、『DAYS -fragment-』でその後を知る

アニメ『DAYS』は2期という形では続かなかったものの、OVAで物語は大きな区切りを迎えました。そして原作やスピンオフを通じて、キャラクターたちの物語は今もファンの心に生き続けています。

「終わった」のではなく、「違う形で続いている」。それが『DAYS』という作品の強さであり、つくしのように諦めずに走り続ける姿勢を映しているのかもしれません。