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『バクマン。』の実写映画はひどい?あらすじや2が出る可能性など解説・考察!

アニメの実写化

皆さんは『バクマン。』という作品をご存知でしょうか?

漫画家を目指す二人の若者が、様々な成功と失敗を積み重ねながら、漫画家になっていくという有名な漫画です。

そんな『バクマン。』なのですが、2015年に実写映画化されて話題になりました。

特に、「ひどい」「つまらない」という批判の声も当時は少なからずあったようです。

というわけで、今回は『バクマン。』の実写映画は本当にひどいのかあらすじや2が出る可能性などを踏まえて、解説・考察していきたいと思います。

実写映画版『バクマン。』のあらすじ・キャスト

実写映画版『バクマン。』をのことを話す前に、まずは、原作について触れておきます。

まず、バクマンのストーリーは、バクマンの作者である大場つぐみと小畑健が、少年ジャンプというビッグな土壌で『DEATH NOTE』という世界的大ヒットを記録した漫画を二人で作ったという実話を元にしています。

もっと細かくいうと、作画はできないけど面白い話を作ることができる大場つぐみと、話は作れないけど漫画を描くことができる小畑健がタッグを組み、『DEATHNOTE』を作ったということです。

これを盛大に脚色して漫画化したのが『バクマン。』という作品なわけです。

原作のあらすじですが、

「漫画を描くことはできるけれど、今一つ面白い話をつくりことができない中学生の真城最高(ましろ もりたか)と、面白い話を考えることはできるが、絵のセンスが全くない高木秋人(たかぎ あきと)がタッグを組み、プロの漫画家を目指す。そして、最高は同じクラスで密かに想いを寄せていた亜豆美保(あずき みほ)に、自分たちの漫画がアニメ化したら、そのアニメの声優を亜豆がやり、それが叶ったら結婚してほしいという約束をする。三人はその夢のために、数々の苦難を乗り越えながら、奮闘する。」

というものです。

このストーリーを20巻かけて描いています。

この20巻の中には、主人公たち以外の漫画家や、少年ジャンプを刊行する集英社の編集者の人々の仕事や葛藤なども描き、割と漫画という業界を広く知ることができます。

バクマンはアニメ化もされており、アニメは3期にわたって放送されています。

アニメ版に関しては、私は10周以上している、とてもお気に入りの作品です。

漫画版は1周しか読んだことがないので、比較して詳しくここがちがうということはあまり言える立場ではないですが、忠実にアニメ化されていると感じます。

アニメ版はテーマソングや声優が魅力的なので、何度も見てしまう作品となっています。

実写映画版『バクマン。』のあらすじ

ここからは、実写の方のあらすじを話していきます。

と、言いましても、あらすじは漫画版とほぼ同じす。

特に、主人公の二人に関しては、ほとんど変わりありません。

しかし、主人公以外のキャラクターや展開などが、大きく変更されている箇所が何点もあります。

特に気になるのは、次の三点です。

  • 新妻エイジのキャラ
  • 亜豆美保の幕引き
  • 終わり方

この三点は、おそらく実写映画版『バクマン。』がひどいと言われる理由の全てだと思いますので、次の項目で詳しく話していきます。

ここで、漫画の実写化に対する私の考えを話しておくと、全ての漫画を実写化することに反対はしません。

ただ、漫画の世界観を実写でそもそも再現できないような作品は、どの作品がとは言いませんが、実写化すべきではないと思います。

今回の『バクマン。』の実写化については、私は許容範囲内です。

実写映画版『バクマン。』のキャスト

漫画の実写化で問題になってくる原因の一つに、キャストの選考というものがあると思います。

キャスト次第で、原作のキャラクターをどれだけ崩さないかが決まってくると思います。

今回の『バクマン。』はどうだったのかというと、メインキャラクター以外は少し違和感がある、という感想です。

そもそも、大枠の話は一緒でも、脚本が原作と全然違うので、それに合わせた配役になっているという感じです。

主な登場人物のキャスト表です。上がキャラ名、下が俳優名です。

 

特に良かったのは、メインキャラクターの三人です。

佐藤健さんは、ちょっとクールすぎん?とも思いましたが、実写というフォーマットでは合っているような気がします。

神木隆之介さんは、いうことないです。

小松菜奈さんは、見た目も声もイメージ通りって感じです。

この三人のキャスティングはしっかりと考えられてると思います。

サブキャラクターでも、桐谷健太さんと皆川猿時さんはイメージにマッチしています。

その他のキャラクターは普通か、それ以下だと私は感じました。

キャストについても、次の項目で関連するところは触れたいと思います。

実写映画版『バクマン。』がひどいと言われる理由

ここからは、実写映画版『バクマン。』の「ひどい」という評価について話していきます。

まず、「ひどい」という評価をされているのか、ということだと思いますが、少なからず「ひどい」という評価はあります。

ただし、「ひどい」という評価をしている人たちは、実は原作読者やアニメ視聴者に偏っているのです。

逆にいうと、『バクマン。』という作品を映画でしか見たことない人は割と高く評価をしています。

というか、実は私も、バクマンという作品に触れたのは、実写版が先でした。

そして、実写版で、「なんだこの作品!おもろ!漫画家なろ!」と当時小学生だった私は思ったことを覚えていますし、そこからアニメ、漫画と、原作方面へシフトしていったわけです。

原作を知らない人たちにとって、実写版『バクマン。』は、

「今まで不透明だった漫画制作の裏側を知れて斬新!」

「プロジェクションマッピングで漫画制作という地味な作業をパワフルに見せるはすごい!」

「漫画家という仕事の夢と現実を見せてくれる!」

などの声が上がっているのも当然だと思います。

それとは逆に、原作ファンは、褒めるべきところはあるが、原作改変されているところが気になりすぎて、ひどい!という感想になってしまっているのではないかと考えます。

特に前の項目で触れた、キャラクターや展開の改変で気になるといった3つの点を深掘りしていきたいと思います。

新妻エイジのキャラ

まず、大きく改変された要素の一つとして、新妻エイジのキャラクター設定が挙げられます。

新妻エイジは原作では、最高と秋人の良きライバルとして、時には味方になったりしながら、漫画に真っ直ぐに向き合ってきた天才漫画家のキャラクターです。

しかし、実写版の方では、ただの敵に成り下がってしまっているのです。

原作では、きちんと最高と秋人、新妻エイジの両者が互いの漫画を尊重し合って、互いに持っていないところは認め合い、盗めるところは盗んで、といったいい意味での争いがあったわけです。

だけれども、実写版の新妻エイジは、ただただ漫画が天才的に描けるだけで、自分が一番偉いと思い込んでいるような奴で、他の漫画家のことを尊敬する素振りが全くない、いってしまえば、嫌な奴になっているんです。

これに関しては、原作の新妻エイジのいいところが全く反映されていないばかりではなく、ただの悪い奴になっているので、原作で新妻エイジのことが好きだった全員が、

「これは新妻エイジではない!!!」

と思うのは当然のことだと考えます。(私もその一人です)

この新妻エイジの改変が嫌だという人が多いと思うので、一番最初に述べさせてもらいました。

と、書いていましたが、さっきラスト付近を少し見直してみると、他の漫画家にリスペクトゼロという訳ではないようでした。

ジャンプで戦うライバルとして、本心は知りませんが、セリフでしっかり、それぞれのライバルの名前を呼んで「待ってますから」と言っていましたので、記憶していたものほどひどくはなかったです。

ですが、やはり、悪い意味で一匹狼すぎるところは、原作とかけ離れていると思います。

亜豆美保の幕引き

続いて、亜豆美保についてです。

亜豆美保のキャラクターは、原作よりも多少ミステリアス(何考えてるかわからない)になった程度で、原作と遜色ないキャラクターに仕上がっていると思います。

しかし、彼女の幕引きが賛否が分かれるものになったと思います。

割とネタバレになると思いますので、原作も映画も見ていないという人はここでブラウザバックしてください。


彼女の幕引きというのは、終盤で、最高が漫画の描きすぎでぶっ倒れて入院しているとき、亜豆がお見舞いにきた際、

「あなたと付き合っていることが、事務所にバレた。事務所は恋愛禁止だから、一緒にはいられない」

という旨の発言をした後、

「待ってられないから、先に行ってる」

という旨の発言をし、最高の元から去っていきます。

これが、原作未履修の人たちからすると、儚い現実を描いているというふうに映るかも知れません。

しかし、原作亜豆美保は、何があっても、最高のことを突き放して離れ離れになるようなことは一度もありませんでした。

特に、自分たちが原因ではなく、外からの圧力のようなものに屈するほど、冷めた恋愛はしていなかったのです。

よって、この展開を見た原作勢には、心地が悪すぎる展開になったと思います。

私も原作にハマってから、こちらの映画を見返した際には「なんだかなー」と思ってしました。

とはいえ、新妻エイジほど気になっている人はいないようです。

終わり方

終わり方に関しては、製作陣は本当に悩んだと思います。

これは漫画の実写化によくあることだと思いますが、何十巻もある原作をたかだか2時間の映画にまとめるためには、相当部分的にパッケージ化するしかありません。

特に、ヒットするかもわからない中で、終わり方まで考えてことを進めるのは相当難しいことだと思います。

そういった中で、今回とられたのは、続きも作れそうな終わり方です。

最終的に、実写版の作中の中で二人が目標だった、「週刊連載1位とる」という目標は達成していますが、新妻エイジとの決着や、亜豆美保との決着などは全くつかないまま終わっています。

そして、「これからも俺たちは夢のために漫画を描き続けるんだな〜」みたいなノリで終わっています。

最初から、全てに決着をつけて終わることは難しいとはわかってはいますが、やはりモヤモヤが残ったまま、映画館を出ることになるのは、どうかと思います。

とはいえ、当時劇場で見ていた私は、そんなこと全く思わず、むしろ、

「最高!最高!」

と、思っていましたので、やはり、原作勢以外の人には楽しめる映画にはなっていると思います。

とにかく、終わり方については、原作勢や映画ファンからして見れば、不快に感じる人も少なくないのではないでしょうか。

実写映画版『バクマン。』の”2”が出る可能性

実写映画版『バクマン。』の”2”が出る可能性についてですが、先ほども述べたように、本筋の内容に決着がついていないので、続きの話を作ることは容易いでしょう。

しかし、実写版『バクマン。』の公開から10年が経った2015年現在でも、なんの公式発表もないので、続編が作られる可能性は極めて低いと思います。

特に役者さんは、あれから10年経過しているわけですから、18歳のキャラクターを演じられるのかは疑問です。(俳優にはあまり詳しくないので、なんとも言えませんが。)

結論としては、実写版『バクマン。』は続きが作れるような終わり方をしているので、続きが作れないことはないでしょうが、公式からの発表もなく、ブームも過ぎているため、続編が作られる可能性はほぼゼロに等しいのではないかなと思います。

映画だけみて、続き待っているよーって人は、ぜひ原作漫画かアニメを見てほしいです。

そっちの方が確実に面白いですし、もっと漫画に関する色んなことを知ることができますので。

実写映画版『バクマン。』の配信

最後に、実写版の配信をしているサブスクについてまとめましたので、ご参照ください。

  • U-NEXT→見放題
  • Amazon prime video→レンタル、購入
  • Lemino→レンタル、購入
  • Rakuten TV→レンタル
  • TELASA→レンタル

このようになっています。

U-NEXTは加入していれば、無料で見られますので、入ってて見てない方はぜひ見て見てください。

まとめ

今回は実写映画版『バクマン。』について話してきました。

ひどいと言われ理由は、主に原作改変によって、原作勢が違和感を感じたことにあると思います。

ですが、漫画の実写化の中では、まだ、見れる方ですし、なんなら、原作未履修者には面白い映画として、映るようですので、成功という部類に入れていいと思います。

ですが、個人的には、やはり原作漫画、アニメが一番だと思います。

まだ見ていない人はぜひ原作もお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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