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【進撃の巨人】エレンは闇堕ちしたの?本当のエレンの気持ちや闇堕ちに見えた理由について解説!

進撃の巨人

『進撃の巨人』は、その重厚なテーマと衝撃の展開で世界中に多くのファンを持つ作品です。

中でも、物語の主人公であるエレン・イェーガーの変化は、読者・視聴者に大きな衝撃を与えました。

「エレンって闇堕ちしたの?」「エレンのせいで鬱になった」「昔のエレンはどこに行った」と思った方も多いのではないでしょうか。

本記事では、エレンが闇堕ちしているように見える理由や、その背景にある本当の想いについて、具体的なシーンやファンの反応を交えながら徹底的に解説していきます。

【進撃の巨人】エレンが闇堕ちしているシーン

まずは、具体的にエレンがどこから闇堕ちしたのかをシーンを挙げていきます。

シーン①:マーレへの攻撃

エレンの「闇堕ち」が本格的に始まったとされるのが、マーレへの襲撃シーンです。

ファイナルシーズンPart1で描かれたこの場面では、エレンが単独でマーレに潜入し、演説中のヴィリー・タイバーを殺害。

その直後、巨人化して市街地を破壊し、多くの市民や兵士を巻き込んだ攻撃を開始します。

この行動は、明らかに以前の“仲間思いで正義感の強いエレン”とはかけ離れたものでした。

仲間や民間人を守ることを信条としていた彼が、無差別に人を傷つける側へと回ったことは、視聴者にとって非常にショッキングでした。

さらに、この虐殺を決行することを仲間たちにほとんど理由を明かさずに指南しています。

攻撃によって命を落とした多くの人々の姿、そして破壊された建物や市街地の光景は、視聴者の心に深い爪痕を残しました。

また、マーレ国内の人々が「自分たちが被害者だ」と叫ぶ描写が加わることで、エレンの行動が“正義”とは言いがたい印象を与え、「もう昔のエレンじゃない」「完全に敵になった」といった声が多く上がる結果となりました。

さらに、仲間たちへの相談もなく、独断で行動した点も大きな問題視されました。

ジャンやアルミン、ミカサでさえも彼の意図を理解できず、エレンの暴走に戸惑いと恐怖を感じていた様子が描かれています。

つまり、多くの人の命を奪っただけでなく、仲間たちの心まで深く傷つけた、そんな展開になりました。

シーン②:サシャ死亡時に笑う

さらにファンを驚かせたのが、仲間のサシャが死亡した際のエレンの反応です。

104期の仲間であるサシャがガビに撃たれて命を落としたとき、エレンは涙を流すどころか、「肉」と最期に言った彼女の言葉を聞いて笑みを浮かべるという、常識では理解しがたい行動を見せました。

このシーンでは、ジャンやアルミンたちが悲しみに暮れる中、エレンだけが笑っていたことで、「感情が壊れてしまった」「冷酷すぎる」と大きな批判を受けました。

彼の精神状態や、本当の気持ちに対する疑念が高まった瞬間です。

その後の描写では、笑った理由について深く語られることはありませんでしたが、多くの視聴者は「エレンなりの心の防衛反応ではないか」「絶望の中で何もできずに笑うしかなかったのでは」と推測しています。

それでも、「仲間の死に笑うなんて」とショックを受ける声が多数を占めたのは事実です。

コニーから大きな批判も上がりました。

シーン③:ミカサ・アルミンを突き放す

そして決定的なのが、エレンがかつての親友であるミカサとアルミンを冷たく突き放す場面です。

エレンは二人に対して、「ミカサはアッカーマンとして自分を守るようプログラムされている」「アルミンはベルトルトの記憶に影響されている」という旨を告げ、自分は二人のことを“嫌い”だと言い放ちます。

このセリフは視聴者に大きな衝撃を与え、「もう戻れない」「本当に闇堕ちした」と感じた人が多数いました。

さらにこの場面では、エレンがアルミンに対して暴力を振るい、ミカサに目を伏せさせるなど、あからさまに距離を取ろうとする様子が見られます。

これまでずっと行動を共にしてきた“家族のような存在”に対して、ここまで冷酷になれるのかと疑問に感じたファンも多かったはずです。

彼の言動が本心から出たものなのか、それとも誰かを守るための演技だったのか。

その真意はすぐには明かされず、多くの考察や議論を生む要因ともなりました。

【進撃の巨人】エレンが闇堕ちした真の理由(本心)

ここからは、エレンがこのような闇落ちをしてしまった理由を明かされている事実を含め考察・解説していきたいと思います。

理由①:始祖の力で人類虐殺の未来を見た

エレンが大きく変わってしまった理由として挙げられるのが、「始祖の巨人」の力によって未来を知ってしまったことです。

始祖の巨人の力には、過去・現在・未来すべての記憶にアクセスできるという特異な性質があります。

これにより、エレンは自分の意思とは無関係に未来の記憶を受け取ることになり、まだ起きていない出来事の詳細な情景や感情までも知ってしまいました。

その未来とは、地鳴らしによって全世界を踏み潰し、自分が大量の命を奪うという恐ろしいもの。

しかも、その未来は自分の意志で選んだのではなく、“そうなるしかない”と突きつけられるようなものでした。

絶望と恐怖の中で、エレンは葛藤します。

しかし最終的に彼は、その未来を変えることができないならば、せめて“自分がその責任を負おう”と決意するのです。

つまり、自分が「巨悪」となり、人類の憎しみや悲しみをすべて一身に背負うことで、仲間たちだけでも生き残らせる道を選んだのです。

この決断は、単なる「闇堕ち」では片づけられません。

むしろ、人類という大きな存在を相手に、仲間や島の未来を優先するという強い覚悟の現れだったのです。

また、エレンは未来を見たことによって、すでに「自分はこう動くしかない」という宿命を背負わされていた可能性もあります。

自由を求める彼が、誰よりも“不自由な道”を選ばされたという皮肉な構造こそが、彼の選択の切なさを際立たせています。

理由③:104期のメンバーやミカサ・アルミンを突き放すため

もうひとつの理由は、大切な仲間たちを“守るためにあえて突き放した”という考え方です。

エレンは、ミカサやアルミンたちを戦いに巻き込みたくない、そして自分の「汚れた計画」に関与させたくないという思いから、あえて冷酷な言葉を投げつけます。

もちろん、道の世界で全てを話してはいましたが、現実の世界では記憶を消しています。

「ミカサが好きだ」という気持ちがあるからこそ、彼女を遠ざけるために「お前が嫌いだ」と嘘をつき、「アルミンはベルトルトに支配されている」とあえて侮辱するような言い回しを使いました。

彼は、自分が悪役として全員に憎まれることで、彼らが“正義側”として生き残る道をつくりたかったのです。

だからこそ、涙も見せずに暴言を吐き、時に暴力を振るい、自らを“最低な存在”として演出したのです。

エレンの本心は「全員を救いたい」「誰も死なせたくない」という想いに満ちていました。

しかしそのためには、自分が誰よりも悪に染まり、仲間たちに背を向けなければならなかったのです。

誰かを救うためには、誰かを犠牲にしなければならない現実。そこに抗う手段として、彼は“憎まれ役”を引き受ける覚悟を固め、あえて心を鬼にして行動したのでした。

【進撃の巨人】エレン、闇堕ちで不人気キャラになる

最終回でエレンの真意は明かされました。

エレンにとって一番大切なのは、ミカサ、アルミン、そして、仲間たちです。

その真意が最後の最後で明かされた時のカタルシスは常軌を逸していました。

しかしながら、その真意が明かされる展開までついていけなかった読者にとっては、エレンは悪党のまま終わるという最悪オブ最悪の現象が起きています。

マーレ編以降エレンが嫌い

マーレ編以降、エレンに対するファンの評価は大きく二分されました。

かつては「正義感の強い少年」として人気を集めていた彼ですが、マーレを襲撃し、民間人を巻き添えにする姿に対して「怖い」「理解できない」「もう応援できない」といった声が目立つようになりました。

特に、彼が無差別攻撃を行う場面では、「あのエレンがこんなことをするなんて信じられない」という驚きとショックの声が多く聞かれました。

また、彼が以前の仲間たちとも距離を取り始めたことで、「もう戻れない」「人間らしさを失ってしまった」と感じる人もいたようです。

SNSなどでは「昔のエレンを返して」「ここまで変わるとは思わなかった」「もう主人公と思えない」といったコメントも多数見られ、以前のヒーロー的な印象から“闇堕ちした反英雄”という認識へと変化していきます。

また、一部のファンからは「こういうダークヒーローもあり」「最後まで見守りたい」という声も上がっており、肯定派と否定派で大きく意見が割れました。

闇堕ちしたから最後まで見れない

中には、エレンの闇堕ち展開にショックを受けて、「最後まで視聴できなかった」「好きだったのに見るのがつらい」と途中離脱してしまったファンもいます。

初期の頃のエレンに強く共感していたファンほど、彼の急激な変化に心が追いつかず、「こんなに変わる必要があったのか」と感じた人も少なくなかったようです。

エレンの行動や言動は、物語に深みと現実味をもたらすものである一方で、視聴者の感情に大きな影響を与えるものでした。

そのため、感情移入しやすい読者・視聴者ほど、物語を直視できなくなってしまったというパターンも見受けられました。

特に、仲間たちを突き放し、人類に対して破滅的な行動を取る彼の姿は、かつての“希望の象徴”としてのイメージとはかけ離れたものであり、「裏切られた」と感じたファンも少なくありません。

また、そうした視点から、彼の変化を「成長」ではなく「堕落」と捉える声も一定数存在しました。

まとめ

エレンの「闇堕ち」は、単なる性格の変化ではなく、物語のテーマそのものを体現するような重要な要素です。

彼は“自由”と“仲間の未来”のために、自分自身を犠牲にして“悪”を演じたとも言えます。

その行動は多くの人に誤解され、時には嫌われることにもなりましたが、そこには確かな信念と強い覚悟がありました。

だからこそ、『進撃の巨人』という物語は、単なるアクション作品にとどまらず、見る者に深い問いを投げかける名作として語り継がれているのです。

エレンの闇堕ちをどう受け止めるかは、あなた次第。

彼の選んだ”道”の重さを、今一度振り返ってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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