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『ハズレ枠の状態異常』アニメ2期はいつ?最新情報と続き原作を語る

アニメ・漫画

ハズレ枠の状態異常のアニメ2期はいつから放送されるんだろう、そもそもアニメ2期決定って本当にあるのか、アニメの続きは原作何巻から読めばいいのか……このあたり、ずっとモヤモヤしていませんか?

私もハズレ枠の状態異常のアニメをリアタイで追いかけていた勢なので、ハズレ枠の状態異常のアニメ2期の可能性や、ハズレ枠の状態異常のアニメは漫画何話まで進んだのか、アニメの続きは小説何巻からなのか、放送がなかなか決まらないとアニメ打ち切りなのかまで気になってしまう気持ち、めちゃくちゃ分かります。

しかも、ハズレ枠の状態異常アニメ2期いつからという検索結果を見ても、サイトごとに言っていることが微妙に違ったりして、「結局どう考えればいいの?」ってなりがちなんですよね。アニメ再放送や配信の動きもあるからこそ、期待していいのか、不安になった方がいいのか、判断がむずかしいところだと思います。

この記事では、アニオタの私・tatamiの視点から、ハズレ枠の状態異常のアニメ2期の最新状況と可能性、アニメの続きが読める原作の巻数、そして2期待ちの間のおすすめの楽しみ方まで、肩の力を抜いて分かりやすく整理していきます。ここ、気になりますよね。

  • ハズレ枠の状態異常のアニメ2期が現時点でどういう状況なのか
  • アニメ2期が来るとしたらいつ頃になりそうかという目安
  • アニメの続きは原作小説と漫画のどこから読めばいいのか
  • 2期を待ちながらハズレ枠の世界をもっと楽しむ具体的な方法

『ハズレ枠の状態異常』アニメ2期の最新状況

ここでは、「そもそもハズレ枠の状態異常のアニメ2期って、今どういうポジションにいるの?」というところを、公式情報と各種指標をまとめながら整理していきます。公式発表が出ていない段階だからこそ、変に煽りすぎず、かといって悲観しすぎもしない、ちょうどいい温度感で一緒に確認していきましょう。

最新情報

まず、一番大事でシンプルな話からいきます。

2025年末時点で、『ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで』のアニメ2期は、公式サイトや公式X(旧Twitter)、制作会社などから正式な「2期制作決定」の発表は出ていません。現状のステータスは「続編未発表」、これが冷静な結論です。

ここでポイントになるのは、「未発表=2期が絶対にない」という意味ではないことです。アニメ業界では、1期放送が終わってから数年経って突然2期が決まるケースも普通にありますし、映画やスピンオフという別ルートで展開されることもあります。だから、「まだ何も決まっていない」状態を、即「打ち切り」と結びつけてしまうのは、ちょっと早計かなと思います。

実際、ハズレ枠の状態異常はテレビ放送終了後も、BSや配信での再放送が行われたり、電子書籍ストアでの特集に取り上げられたりしています。こういう動きがまったくなくなってしまうタイトルもある中で、細かいとはいえ露出が続いているのは、「IPとしてまだ生かしていきたい」という意思の表れだと受け取っていいはずです。

現状まとめると、「2期は決まっていないけれど、まだ十分にチャンスがある作品」というのがハズレ枠の状態異常の立ち位置です。ここから先は、原作売上や配信の視聴数、SNSの盛り上がりなど、じわじわとした積み上げが効いてくるフェーズだと考えています。

また、ネット上には「制作決定きた!」といった情報が一瞬だけ流れて、すぐに消えてしまうパターンもありますが、その多くは人の推測や誤解、海外サイトの飛ばし記事だったりします。アニメ続編に関しては、基本的に公式サイト・公式X・信頼できるニュースメディア以外のソースは、あくまで噂レベルとして受け取るくらいが安全です。

なので、あなたが今チェックすべきなのは、「まとめサイトの見出し」ではなく、ハズレ枠公式アカウントの動きや、アニメ公式サイトのニュース欄になります。通知オンにして、あとは普段どおりアニメを楽しみながら待つくらいでちょうどいいですよ。

制作状況

次に気になるのが、「じゃあ裏では制作って動いているの?」というところだと思います。ここは、どうしてもファン側からは見えにくい部分ですよね。

アニメ2期の制作が決まるまでには、ざっくり言うと以下のようなステップを踏むことが多いです。

ステップざっくり内容
1. 成績確認配信・円盤・原作売上・グッズなど、1期の数字を関係各社が確認
2. 企画会議製作委員会で「2期をやるメリットがあるか」を検討
3. スケジュール調整スタジオや監督、キャストのスケジュールを確認・調整
4. 制作準備脚本会議、シリーズ構成、キャラ表・設定などの準備作業
5. 情報解禁ティザーサイトやティザービジュアルの公開、PV第1弾など

このうち、ファン側から見えるのは一番最後の「情報解禁」だけです。その前にどれだけ会議が行われていようが、どれだけ脚本が進んでいようが、正式に情報が出るまでは「何も起きていないように見える」というのが、アニメ業界あるあるなんですよね。

ハズレ枠の状態異常も同じで、制作会社のセブン・アークスや原作サイドがどこまで話をしているかは、外からは分かりません。ただ、セブン・アークスは他にも複数作品を抱えているスタジオなので、仮に2期の企画が通っていたとしても、制作ラインの空き状況によっては情報解禁がかなり先になる可能性もあります。

すでに私のブログでは、『魔女の旅々』や『甲鉄城のカバネリ』など、「続編の可能性が語られ続けている作品」をいくつか追いかけていますが、どの作品も「ファンが飽きずに待てるかどうか」がけっこう大事だったりするんですよね。例えば、『魔女の旅々』2期の可能性を整理した記事でも、再放送やイベントの動きなど、制作側の長期的な仕込みが大きなヒントになっていました。

ハズレ枠の状態異常についても、再放送・イベント・原作の新刊ペースといった「長期的な動き」を見ながら、しばらく腰を据えてウォッチしていくのが良さそうだな、というのが今のところの私の感覚です。

放送時期

「で、もし2期が来るとしたら、いつ見られそうなの?」というのが、たぶん一番知りたいところですよね。ここからは、あくまで一般的な傾向と他作品の例から見た「目安」の話をしていきます。

まず、1クールアニメの2期が放送されるまでの期間は、作品によってかなり差がありますが、多いのは2〜3年程度の間隔です。1年以内にすぐ2期が放送されるパターンもありますが、それは最初から「分割2クール」や「2期前提で制作」しているケースがほとんどで、ハズレ枠の状態異常はそこまでの事前告知はありませんでした。

ハズレ枠の状態異常1期が2024年夏アニメ枠だったことを考えると、企画決定から実際の放送までには、少なくとも1年半〜2年はかかると見ておいた方が現実的です。つまり、2025年末時点でまだ公式発表がない状況だと、「最短でも2026年後半〜2027年頃」が2期放送の目安ラインかな、というのが私の予想です。

他作品の2期までの間隔をざっくり比較

作品1期放送2期放送間隔
魔女の旅々2020年秋※2期は検討段階4年以上(継続中)
盾の勇者の成り上がり2019年冬2022年春約3年
この素晴らしい世界に祝福を!2016年冬2017年冬約1年

こんな感じで、作品によって本当にバラバラなんですよね。「魔女の旅々」みたいに、じわじわ人気を伸ばしながら長期戦をしているタイトルもあれば、「このすば」みたいに一気に2期まで走り抜けるタイトルもあります。

なので、ハズレ枠の状態異常についても、「2年経ったのに発表がない=もう終わりだ」と決めつける必要はありません。むしろ、2期が来るとしたらその前に何かしらの動き(再放送・イベント・コラボなど)が出てくるはずなので、そこをチェックしていくのが現実的かなと思います。

ここでお伝えしている年月や間隔は、あくまで一般的な傾向や公開されている情報をもとにした「目安」です。実際の放送時期や企画の動きは、制作会社やスポンサーの事情によって大きく変わる可能性があります。正確なスケジュールは、必ず公式サイト・公式Xのアナウンスを確認してください。

原作ストック

続編の可能性を語るうえで、ほぼ必ずチェックされるのが原作ストックです。ここが足りないと、どれだけ人気があっても続編の企画が立てづらくなってしまいます。

ハズレ枠の状態異常は、Web投稿小説から始まり、オーバーラップ文庫の書籍版ライトノベル、そしてコミックガルドでのコミカライズという三段構えで展開されています。2025年時点で、書籍版小説は第13巻以降まで刊行されていて、さらに物語はまだ継続中。コミカライズも10巻台に突入しており、アニメの範囲を大きく追い越しています。

アニメ1期が扱ったのは、主に小説1〜3巻あたり。灯河が廃棄遺跡で地獄のサバイバルを経て状態異常スキルを磨き、セラスと出会い、女神ヴィシスへの復讐に本格的に舵を切るまでが描かれていました。ここだけでもかなり濃い内容でしたが、原作的にはようやく序盤が終わったくらいのボリューム感なんですよね。

4巻以降では、新たな勢力・強敵・仲間が次々に登場し、世界観もぐっと広がっていきます。いわゆる「第二部」的な展開に入っていくので、アニメ的にも2期・3期と区切りやすい構成になっています。ストックの量だけで言えば、2期どころか3期・4期まで視野に入るレベルと言っていいはずです。

原作ストックが十分だと何が嬉しいか

原作ストックが豊富だと、続編アニメにとってはこんなメリットがあります。

  • 1クールあたりの構成を落ち着いて組める(カットだらけ・オリジナルだらけになりにくい)
  • 「どこで区切るか」をファンの反応や売上を見ながら調整しやすい
  • 万が一アニメで新規ファンが増えても、原作側でしっかり受け皿がある

特にハズレ枠の状態異常は、状態異常スキルの応用や心理戦、政治的な駆け引きも増えていくタイプの物語なので、原作の情報量をしっかり参照しながらアニメ化できるかどうかは、作品のクオリティにも直結します。そういう意味でも、「原作ストックは十分すぎるほどある」というのはかなり大きなプラス材料です。

配信と円盤

ここからは少し現実的な話になりますが、アニメ2期が作られるかどうかを左右するのは、やはりお金です。原作の宣伝効果・配信の売上・円盤の売上・グッズ・イベントなど、さまざまな収益の合計を見ながら、「2期を作ってペイするかどうか」が判断されます。

近年は特に、Blu-ray/DVDといった円盤だけでなく、配信サイトでの視聴数や見放題契約の有無がかなり重視されるようになってきました。定額制の見放題サービスが当たり前になった今、「円盤は買わないけど配信で何度も見る」という視聴スタイルが増えているので、配信でどれだけ再生されているかが続編判断の重要な材料になっています。

ハズレ枠の状態異常も、dアニメストアやU-NEXTなどの主要配信サイトで、放送当時はシーズン内のランキング上位に入ることがあり、「今期のダーク寄り異世界枠」としてはしっかり存在感を出していました。一方で、円盤の販売枚数だけを見ると、いわゆる「覇権クラス」のタイトルと比べると控えめで、そこだけを切り取ると不安に見えてしまうかもしれません。

ただ、最近は円盤の枚数だけで続編の可否が決まるわけではなく、「配信+原作売上+グッズ+諸々の合算でどうか」という見方にシフトしつつあります。原作ライトノベルの累計発行部数が伸び続けていることや、電子書籍ストアで定期的にピックアップされていることを踏まえると、「原作の宣伝」としての役割はしっかり果たしている部類だと感じています。

ここで触れている配信ランキングや売上の話は、あくまで公開されている範囲の情報や傾向をもとにした一般的な目安です。具体的な金額や採算ラインは作品ごと・会社ごとに異なり、外部から正確に知ることはできません。続編の有無に関する最終的な判断は、あくまで製作委員会や権利元が行うものであり、ファン側からは「大まかな雰囲気」をつかむ程度にとどめておくのが安全です。

海外とSNS

もうひとつ、最近のアニメ続編で無視できないのが海外人気とSNSの熱量です。日本国内だけでそこそこの数字でも、海外配信で大きく伸びれば続編が決まる……というケースも増えてきています。

日本のコンテンツ産業全体で見ても、アニメを含むコンテンツ市場はここ10年ほどで大きく成長していて、政府の資料でも「日本のコンテンツ市場規模は10兆円を超え、中期的に緩やかに増加している」と報告されています(出典:内閣府「コンテンツ関係参考資料」)。

この中でアニメは、日本発のコンテンツとして特に海外人気が高いジャンルのひとつで、NetflixやCrunchyrollなどの海外配信プラットフォームでも常に新作が求められています。ハズレ枠の状態異常も、「クラス召喚+復讐+チート成長」という海外視聴者に刺さりやすいテンプレを持っているので、ジャンル的にはかなり強い部類です。

一方で、海外サイトのランキングやレビューを見ると、「良くも悪くも、ジャンルの王道ライン」という評価が多く、突出した大ヒットというよりは、コアファンがしっかりついている中堅ポジションに落ち着いている印象があります。SNSでも、放送当時は「ヴィシスへのヘイトがすごい」「状態異常の使い方がえげつなさすぎる」といった感想がかなり流れていましたが、長期的に見ると、他の話題作に埋もれがちなのも正直なところです。

公式Xのフォロワー数も、同時期の超人気タイトルと比べると控えめで、「ファンの声だけで委員会を押し切れるほどの規模感」とまではいっていません。ただ、アニメや漫画、ラノベの公式アカウントは、キャンペーンや新刊情報の出し方次第でフォロワー数が大きく増えることも多いので、今後の展開次第で状況が変わる余地は十分あります。

私の感覚としては、「海外人気とSNSの指標だけで2期確定と言えるほどではないけれど、ジャンルの強さと市場全体の伸びを考えると、まだまだチャンスはある」という感じです。ファンとしてできるのは、公式アカウントをフォローして情報を追いつつ、感想や二次創作などで作品の話題を絶やさないことかなと思います。

管理人の本音

ここまで、数字寄りの話や一般的な傾向をいろいろ書いてきましたが、最後はアニオタとしての本音もきちんと残しておきたいなと思います。

率直に言うと、私はハズレ枠の状態異常のアニメ2期を「期待はしているけれど、決定だとは思っていない」という、わりと真ん中あたりの温度感で見ています。原作ストックの豊富さや、ダーク寄り異世界ものとしての安定した需要、配信での一定の存在感を考えると、続編を作るメリットは確かにあります。一方で、円盤やSNSの爆発力だけ見ると、他の超人気シリーズと比べて一歩引いた立ち位置にいるのも事実です。

だからこそ、「2期が来たら全力で喜ぶし、来なかったら原作と漫画で最後まで見届ける」というスタンスが、精神衛生上いちばん楽かなと思っています。実際、このブログでも『アルスラーン戦記』や『甲鉄城のカバネリ』2期の可能性を考えた記事など、続編が長く待たされている作品について何本も書いてきましたが、「続きが見たい」という気持ちだけで何年も張り付いていると、どうしても疲れてしまうんですよね。

その意味で、ハズレ枠の状態異常は、「続編が来なくても原作と漫画で完走できる」という安心感があるタイトルです。もちろん、映像で見たいシーンは山ほどありますし、状態異常スキルのチートっぷりを2期の作画で堪能したい気持ちもめちゃくちゃあります。ただ、それを待ちながらも、自分のペースで原作を追ったり、他のアニメの続編レースを楽しんだりすることで、待ち時間そのものをエンタメとして消化できるのが理想かなと思っています。

なので、もしあなたが今、「2期が来ないかも」という不安でちょっとしんどくなっているなら、一度肩の力を抜いて、「来たらラッキー、来るまでの間に原作で追いついてしまおう」くらいの気持ちで構えてみてください。続編の有無にかかわらず、灯河の復讐譚はそれだけの価値がある物語だと、私は本気で思っています。

『ハズレ枠の状態異常』アニメ2期の続きはどこから?

ここからは、「とにかく続きが読みたい!」というあなた向けのパートです。アニメ1期が原作のどこまでを描いていたのか、小説版と漫画版でアニメの続きに入る巻数はどこなのか、そしてそれぞれの媒体で追いかけるときのメリット・デメリットを、できるだけ分かりやすく整理していきます。

アニメの範囲

まずは、アニメ1期がどこまでの物語をカバーしていたのかを、ざっくり振り返っておきましょう。ここを押さえておくと、「どこから原作を読み始めればいいか」がかなりクリアになります。

ハズレ枠の状態異常アニメ1期は、全12話構成でした。物語のスタートはお馴染みの「クラス全員異世界召喚」から。空気モブ扱いだった三森灯河が、E級勇者という最低ランクに認定され、しかも覚えたスキルは「状態異常」というハズレ扱い。女神ヴィシスに見限られて、生存率ゼロと言われる廃棄遺跡に放り込まれるところから、すべてが始まります。

序盤は、灯河が廃棄遺跡でモンスターとの死闘を繰り返しながら、状態異常スキルの本当のポテンシャルを理解していく過程がメインです。毒・麻痺・呪い……といったイメージのある状態異常を、「どう組み合わせれば敵を攻略できるのか」という戦略面がどんどん掘り下げられていくのが、見ていてめちゃくちゃ気持ちいいんですよね。

中盤以降は、セラスとの出会いや、女神ヴィシスによって召喚された他の勇者たちとの関係性が描かれ、「灯河VSヴィシス」という復讐劇の軸がはっきりしていきます。最終話付近では、新たな仲間となるイヴとの邂逅や、これから向かうべき場所・倒すべき敵の輪郭が見え始め、「ここから灯河の逆襲が本格的に始まる」というタイミングでシーズンが終了します。

原作小説ベースで見ると、この1期で扱っているのは1〜3巻あたりの内容です。細かい構成やカットの仕方にはアニメオリジナルの要素もありますが、「1〜3巻で描かれている大きな流れはひと区切りまで描いた」と考えておくと分かりやすいかなと思います。

原作は何巻

では、「アニメの続きが読みたい」となったときに、原作は何巻から読み始めるのがベストなのか。これは小説で追うか、漫画で追うかで答えが少し変わります。

小説版の場合、アニメ1期で描かれた範囲はほぼ1〜3巻に収まっているので、アニメの続きが読みたい人は4巻から入るのが基本ラインです。4巻から先が、まさに「アニメのその後」にあたるパートで、新たな舞台や敵、仲間とのドラマが一気に広がっていきます。

一方で、アニメではどうしても削られてしまった心理描写や細かい設定を補完したい場合は、3巻から読み直すのもおすすめです。特に灯河の心の中で渦巻いている復讐心や、仲間に向ける複雑な感情は、小説のモノローグで読むと印象がだいぶ変わります。「アニメで見たシーンを、もう一度活字でなぞる」という楽しみ方も全然アリです。

漫画版の場合、コミカライズのテンポや構成の違いもあって、アニメ最終話付近に相当するのはだいたい9巻あたりとされています。なので、漫画だけでアニメの続きに入りたい人は10巻から読み始めるのが素直な選択です。ただ、アニメと漫画ではカメラの寄り方や表情の描き方が違うので、余裕があれば1巻からまとめて読むのもかなり楽しいですよ。

まとめると、小説で追うなら4巻から、漫画で追うなら10巻からが「アニメの続き」ゾーンになります。そこまで戻るのが面倒でなければ、直前の巻(小説3巻・漫画9巻)から軽く読み直しておくと、記憶がつながってより没入しやすくなると思います。

なお、巻数や収録話数は版によって多少異なる場合があるので、購入前に目次や試し読みで「アニメのどのエピソードまで入っているか」を確認しておくと安心です。特に電子書籍の場合は、ストアの作品ページにアニメとの対応関係が書かれていることも多いので、チェックしてみてください。

漫画で追う

「文章だけより、絵付きでサクサク読みたい」というあなたには、まず漫画版から入るのを本気で推したいです。ハズレ枠の状態異常のコミカライズは、戦闘シーンの迫力とキャラクターの表情の描写が本当に優秀で、アニメとはまた違う意味で「うわ、このシーンえげつない……」ってなる瞬間が多いんですよね。

例えば、灯河が状態異常スキルを駆使して敵を追い詰めていく場面。アニメだと一瞬で流れてしまうような細かい表情の変化や、敵側の「何をされたのか分かっていない」困惑が、コマ割りと効果線でねちっこく描かれています。これがめちゃくちゃ気持ちよくて、「ああ、これは確かに状態異常で蹂躙してるわ……」と、タイトル回収を強く感じられるんですよね。

また、漫画版は背景や小物の描き込みも丁寧で、異世界の街並みや遺跡、魔物のデザインをじっくり眺められるのも大きな魅力です。アニメではカットされたサブキャラのリアクションや、ちょっとしたギャグシーンが補完されていることもあって、「アニメで見たシーンの裏側」を覗き見しているような感覚で楽しめます。

漫画で追うときのコツ

漫画でアニメの続きに入る場合、個人的におすすめしたい読み方は次の通りです。

  • まずは1〜3巻あたりをサラッと読み直して、アニメ1期の流れを復習する
  • アニメ最終話付近に対応する巻(9巻前後)まで一気に読み進めて、記憶を完全に上書きする
  • 10巻以降を「完全新作アニメを観ているつもり」でじっくり味わう

この読み方だと、「アニメと漫画の違い」を楽しみつつ、そのままスムーズにアニメ未到達ゾーンへ突入できるので、かなり満足度が高いと思います。電子書籍でまとめ買いする場合は、セールやクーポンをうまく使えばそこまでお財布へのダメージも大きくないので、気になる人はタイミングを見てチェックしてみてくださいね。

電子書籍ストアの割引率やクーポン配布状況は頻繁に変わります。購入前には、必ず各ストアの公式ページで最新のキャンペーン内容を確認してください。特に大きな割引が絡むセールは期間限定のことが多いので、「いつまで有効か」をしっかり見ておくのがおすすめです。

小説で追う

一方で、「ハズレ枠の世界そのものを、もっと深く味わいたい」というタイプのあなたには、小説版での読書を強くおすすめします。ライトノベル版は、とにかく灯河の内面描写と状態異常スキルの理屈が濃く書かれていて、アニメや漫画ではさらっと流されていた部分が一気に立体的に見えてくるんですよね。

特に印象的なのが、灯河の「復讐心」と「合理性」のバランスです。女神ヴィシスへの憎しみは作中でもトップクラスに重いものですが、それに飲まれきるのではなく、「どうやったら確実に復讐を達成できるか」という視点で冷静に行動を選び取っていきます。その過程で、仲間たちとの距離感や、目的のためにどこまで非情になれるのかといったテーマも深堀りされていきます。

こういった心理面の揺れ動きは、正直アニメだけだと全部は拾いきれません。小説でモノローグを読んで初めて、「あのシーンで灯河はこんなことを考えていたのか」と知って、もう一度アニメを見返したくなる、という体験もかなり多いと思います。

小説で追うときのポイント

小説でアニメの続きに入るなら、基本は4巻からでOKですが、余裕があれば次のような読み方もおすすめです。

  • 1〜3巻を「アニメの答え合わせ」としてざっくり読み直す
  • 4巻からは、新キャラの登場や舞台の変化ごとにメモを取りながら読む
  • 気になるシーンがあれば、アニメ1期を見返して違いを楽しむ

状態異常スキルの細かい仕様や、敵側の思惑なども文章でじっくり読めるので、「ゲームの攻略本を読みながら本編を遊んでいる」ような感覚で楽しめます。文章量はそれなりに多いですが、そのぶん世界にどっぷり浸かれるので、没入感はかなり高いです。

紙の本か電子書籍かで迷っているなら、「手元にコレクションとして置きたいかどうか」で決めるのがいいかなと思います。ストーリーだけ追いたいなら電子書籍のほうが手軽ですし、表紙イラストや背表紙を含めて並べて眺めたいタイプなら紙版一択です。

待ち時間の楽しみ

最後に、2期を待ちながらハズレ枠の状態異常をどう楽しんでいくか、私なりの「精神的にラクな待ち方」をいくつか提案しておきます。続編待ちって、気持ちの置き方を間違えると本当にしんどくなってしまうので、うまく「楽しむモード」に切り替えていきましょう。

1. アニメ1期をテーマ視点で見直す

普通に全話を見返すだけでももちろん楽しいですが、2期待ちのタイミングでやってみてほしいのが、「テーマを絞った見返し」です。たとえば、こんな感じで視点を決めて見直してみてください。

  • 灯河の復讐心の変化だけに注目する
  • 女神ヴィシスの発言と行動の矛盾点を探す
  • セラス視点で、「灯河という存在をどう見ているか」を追ってみる

同じ映像を見ているはずなのに、意識するポイントを変えるだけで、「あれ、このシーンってこんな意味あったの?」という新しい発見がゴロゴロ出てきます。特にヴィシス周りは、1期の段階でも「この人、絶対裏に何かあるでしょ…」という違和感が散りばめられているので、2期以降の伏線を探すつもりで見直すとかなり楽しいですよ。

2. 他の“続編待ち”作品と並走する

ひとつの作品の続編だけを何年も待ち続けていると、どうしても心がすり減ってきます。そこでおすすめしたいのが、「同じく続編待ちをしている作品たちと一緒に走る」スタイルです。

たとえば、『甲鉄城のカバネリ』2期の可能性を語った記事や、『アルスラーン戦記』アニメが2期で止まっている理由を整理した記事でも触れていますが、続編事情って本当に作品ごとに違います。「こっちは劇場版ルートで続いている」「あっちは原作の進行待ちで止まっている」みたいなケースを見ていくと、ハズレ枠の状態異常が今どのあたりにいるのかも、相対的に見えてきます。

そうすると、「ハズレ枠だけが特別に放置されているわけじゃないんだな」と冷静になれたり、「こういう条件が揃うと続編が来やすいんだな」といった共通点を見つけることもできます。続編待ちを一つの作品に集中させず、「続編待ちポートフォリオ」を組むイメージで、いくつかの作品を一緒に追いかけると、気持ちのバランスがかなり取りやすくなりますよ。

3. 業界の“続編事情”を知っておく

最後に、少し視点を引いて「アニメ業界全体の続編事情」を軽く押さえておくのも、メンタル的にかなり効きます。続編が決まる・決まらないの裏側には、単純な人気だけでなく、原作の進行状況、制作スタジオのライン、スポンサーの意向、海外展開の見込みなど、いろんな要素が絡み合っています。

そういう背景を少しでも知っておくと、「2期が来ないのは自分の好きな作品が嫌われているからだ」といった極端な考え方から離れやすくなります。むしろ、「この作品の条件なら、もう少し時間がかかるのは仕方ないな」とか、「ワンチャンあるならこの辺りのタイミングかな」といった、現実的な期待値の持ち方ができるようになります。

たたみの冷凍みかん箱では、こうした続編事情を掘り下げる記事を今後も増やしていく予定です。ハズレ枠の状態異常の2期を待ちつつ、他の作品のケーススタディも軽く覗いてみると、アニメというコンテンツそのものへの理解も深まって、待ち時間自体がちょっと楽しくなってくるはずです。

なお、ここで紹介している他作品の例や業界の傾向は、あくまで「こういうケースもある」という一例にすぎません。具体的な契約内容や制作方針は、それぞれの作品・会社ごとにまったく異なります。続編に関する最終的な判断や正式な情報は、必ず各作品の公式発表を確認したうえで受け取るようにしてください。

というわけで、『ハズレ枠の状態異常』アニメ2期について、現状の整理とアニオタ目線の楽しみ方をがっつり書いてみました。2期が来たらもちろん全力で叫びますし、来なかったとしても原作と漫画で最後まで見届けるつもりです。あなたも、無理のないペースでハズレ枠の世界を楽しみつつ、一緒に吉報を待っていきましょう。

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