「『俺だけレベルアップな件』アニメの続きは漫画の何巻から?」——検索しても断片情報ばかりで迷子になりがちですよね。
本記事は期別に“アニメ=漫画の何話”かをズバッと対応させ、どこから読めばいいかを最短距離で案内します。
編集の都合でカットされた見せ場や、逆にアニメで映えた箇所の“味”もプロの目線で補足。
まずは俯瞰、次に最短ルート、最後に深掘り。気持ちよく“レベルアップ”していきましょう。
『俺だけレベルアップな件』アニメ漫画何話|どこまで放送された?
アニメを見終わった人がまず気になるのは、「この続きは漫画だとどこから読めばいいの?」ということだと思います。アニメはラストに向かってテンポ良く進むので、その勢いのまま原作を読みたくなりますよね。ただ、シーズンごとに漫画のどこまで進んでいるのかを正確に知っておかないと、同じ内容を重ねて読んでしまったり、逆に大事な部分を飛ばしてしまったりすることもあります。ここでは、アニメの進行と漫画の対応話数を、実際のシーンや流れと合わせながら、わかりやすく整理していきます。
アニメは漫画の何話まで?対応早見表
アニメは現時点でシーズン1とシーズン2が放送されており、合計で漫画の110話までを描いています。主人公・水篠旬が影の君主として覚醒し、影の軍勢を従えるようになるまでが一つの区切りとして描かれています。特にシーズン2の終盤では、影の兵士「伊藤カイセル」や「鉄(アイアン)」が活躍し、旬の力の“本質”が見え始める重要なシーンへと繋がっていきます。
漫画とアニメの対応をまとめると、以下のようになります。
| アニメ | 漫画エピソード | 単行本巻数目安 |
|---|---|---|
| シーズン1 | 〜約45話 | 1〜6巻 |
| シーズン2前半 | 〜約80話 | 7〜11巻 |
| シーズン2後半 | 〜110話 | 12〜14巻 |
| 続きの漫画 | 111話〜 | 15巻〜 |
この110話という区切りは、旬が国際的にも注目されるS級ハンターとして世界に認められ始める地点であり、物語の“第一部完”のようなタイミングです。ここから先は、君主たちの正体や支配者との戦いなど、世界の裏側に一気に踏み込んでいく展開になります。
アニメ1期は漫画の何話・何巻にあたる?
アニメ1期は、旬が“人類最弱のE級ハンター”から再覚醒し、自分だけがレベルアップできる力を得るまでの物語が中心です。漫画でいうと1話からおよそ45話、単行本にすると1〜6巻あたりに相当します。
特に印象的なのは、序盤の「二重ダンジョン」です。カルテノン神殿にある巨大な石像が、ちょっとでも動いた仲間たちを容赦なく薙ぎ払うシーン。あの冷たい光の目と、石像が首を動かす音は、アニメでしか味わえない迫力でした。この体験が、旬が強くなりたいと本気で願うきっかけになります。
また、デイリークエストをサボった罰として、旬が下着姿で砂漠のような場所に飛ばされ、何百匹ものモンスターに追い回される場面も、漫画ではコミカルに、アニメでは絶望感を強く出して描かれています。この“死ぬ気で生きるしかない”感覚が、作品全体の空気を作っています。
アニメ1期の最後では、旬がレッドゲートで危機的状況の中、影の軍勢の力を初めて開花させます。これが漫画の6巻後半あたりの内容です。
アニメ2期(Season2)はどこまで進んだ?
アニメ2期は、旬が更に力をつけ、“我進ギルド”を結成し、S級ハンターとして認められていく過程が描かれています。漫画にすると46話〜110話、単行本7〜14巻あたりです。
印象に残るのは、まず“転職クエスト”です。旬が「暗殺者」から「ネクロマンサー」へと進化する場面。限界ギリギリの戦いの中で、「アリスの影よ、立て」と呟くようにして最初の影を生み出す瞬間は、アニメでも静かな演出が光ります。この転職クエスト以降、彼は「影の君主」としての道を歩き始めます。
シリーズ後半では、アメリカのS級ハンター“トーマス・アンドレ”や、中国の劉志剛など、世界規模のハンター達との絡みが出てきます。特に、旬とアメリカのハンター・ハンター協会の戦いでは、影の兵士“ベル”や“牙狼タンク”たちの戦いも描かれ、スケールが一気に大きくなります。
物語の終盤、旬の父・水篠ジュンイチローが突然姿を現すシーンも2期のクライマックスです。彼がなぜ消えたのか、何のために戻ってきたのか。その真実が語られる直前で、アニメは幕を閉じます。
このタイミングがちょうど漫画の110話あたりで、これ以降の真実や“君主”との戦いは、漫画でしか描かれていません。
アニメと漫画の違い・省略された部分まとめ
アニメはテンポが良く、戦闘シーンや音楽の迫力が魅力ですが、漫画で丁寧に描かれている心情や細かな伏線が省略される場面もあります。たとえば主人公・水篠旬が毎日のようにデイリークエストをこなす地道な場面は、漫画だと疲労や挫折感が細かく描かれており、成長のリアリティが強く伝わります。ですがアニメではテンポ優先で縮められています。
もうひとつ大きいのはコメディや日常シーンです。諸菱賢太が旬に対して天然な発言をして空回りするシーンや、旬が影たちに「影の刻印名」をつける瞬間などは、漫画ではユーモアたっぷりに描かれているのに、アニメでは一部分だけの紹介に留まっています。
また、敵キャラクターの背景についても差があります。たとえばハンター狩りを行っていたC級ハンター右京隼人の過去や、兄・右京将人との関係性は漫画のほうが掘り下げられており、なぜあんなにも歪んでしまったのかが理解しやすくなっています。
戦闘に関しても、漫画では攻撃ひとつひとつの技名や、影の兵士が増えるたびに旬が何を感じているのかが描かれています。アニメではその代わりに音や動きのスピード感で魅せているので、それぞれの良さが違うのです。
二期後半で君主関連が削られた理由
アニメ二期の後半では、「君主」という存在に関する説明や伏線がかなり省かれています。これは物語のテンポを保つためであり、視聴者が混乱しないようにするためでもあります。ただその結果、漫画を読んでいない人にとっては、敵の正体や戦う理由が少しぼんやりして見えたかもしれません。
本来漫画では、破滅の君主アンタレスや影の君主アスボーンといった存在が「支配者」と戦っていた背景や、なぜ人間の世界に干渉してくるのかなどが少しずつ語られていきます。特に旬が「自分の影の力の正体を感じ始める瞬間」や、「父・ジュンイチローが何と戦ってきたのか」といった重要な情報が少し省かれていました。
二期後半の戦闘でも、漫画では君主たちの視点から「影の君主アスボーンが戻ってきた」と警戒する場面や、その会話シーンがあります。しかしアニメではこの部分はほとんど描かれず、旬の戦闘と変身がメインで進んでいきます。これはあくまで続編で描く前提で、前半を盛り上げるための判断だったとも考えられます。
全話数まとめ(本編・外伝・ラグナロク)
物語全体の話数がどれくらいあるのかを知っておくと、この先どれくらい楽しめるのかがひと目でわかります。全体は大きく三つに分かれています。
| 区分 | 話数 | 状態 |
|---|---|---|
| 本編 | 全180話(プロローグ+179話) | 完結済み |
| 外伝 | 全21話 | 完結済み |
| ラグナロク | 37話まで | 連載中 |
本編は影の君主としての戦いが終わり、世界に一度平和が訪れるところまで描かれます。外伝は、旬が記憶を持ったまま学生時代をやり直す物語で、本編の余韻と未来が楽しめます。その先の「ラグナロク」では、新たな脅威と君主の物語が描かれ、再び戦いが始まります。
アニメ派におすすめの視聴&理解ルート
アニメを見終わったあと、「この先が早く知りたい」「でも漫画をどこから読めばいいのかわからない」という人のために、おすすめの視聴ルートを紹介します。
まずはアニメをシーズン1、シーズン2と順番に視聴します。そこまでで漫画110話分を見たことになるので、続きが気になるなら、漫画の111話、単行本なら15巻から読むと違和感がありません。
さらに世界観を深く理解したい人は、本編を最後まで読んだあと、外伝に進むと自然な流れになります。影の君主ではなく、一人の少年としての日常が描かれるので、戦い続きだった本編とは違う静かな時間が流れます。
もっと楽しみたい人は、そのあとにラグナロクを読むことで、新たな戦いの始まりを体験できます。アニメとは違って、世界の裏側や君主の感情も丁寧に描かれているので、アニメだけでは見えなかった物語の奥深さを知ることができます。
『俺だけレベルアップな件』アニメ漫画何話|続きはどこから読めばいい?
アニメを観終わった人の多くが「続きは漫画のどこから読めばいいの?」と感じるはずです。特に主人公・水篠旬が影の君主として覚醒し、世界規模の戦いに足を踏み入れる直前でアニメが終わるため、漫画で続きを知りたいという欲求が自然と高まります。ここからは、アニメが漫画のどの位置で終わっているのか、どこから読み始めればスムーズなのかを解説していきます。
アニメの続きは漫画何話・何巻から?
アニメは全体で漫画の110話までを描いています。これは単行本では14巻の終盤までにあたります。したがって、続きを読みたい人は漫画の111話、単行本15巻から読み始めれば、内容がかぶらずスムーズに物語に入ることができます。
アニメのラストでは、旬が父・水篠ジュンイチローと対峙し、その存在の謎が明かされ始める直前の場面で終わっています。影の軍勢の力を完全に使いこなした旬が、次に何と戦うのか、そして「君主」と呼ばれる存在が本格的に姿を現すのがちょうどこの続きを描く111話以降になります。
漫画を読もうと思っている人に向けて、アニメと漫画の対応位置を表にしておきます。
| 項目 | 話数 | 単行本巻数 |
|---|---|---|
| アニメ終了地点 | 漫画110話まで | 14巻終盤 |
| 続きの読み始め | 漫画111話〜 | 15巻〜 |
| 本編完結地点 | 180話(+プロローグ) | 単話版で完結済み |
111話の冒頭では、旬が韓国を離れ新たな国へ向かう準備をする場面から始まります。このあたりから君主や支配者といった存在が一気に物語の中心に関わってきます。アニメ以上にスケールが広がるので、ここから漫画を読む価値は十分にあります。
単行本と単話版どちらを読むべき?
「漫画を読むなら単行本と単話版どっちがいいの?」と悩む人も多いです。どちらにもメリットとデメリットがあるので、自分のタイプに合わせて選ぶのがいちばんです。
単行本は紙でも電子でも読みやすく、ページ構成やカラーページなどが整っているのが魅力です。1巻ごとに区切りがあるので、落ち着いたテンポで読み進められます。ただし、単行本ではまだ全話が収録されておらず、2024年時点で20巻(149話まで)しか出ていません。
一方、単話版はピッコマやLINEマンガなどで配信されており、本編180話+外伝21話+続編ラグナロクまで読めます。最新話まで追いつきたい人や、いち早く結末を知りたい人にはこちらがおすすめです。ただし、1話単位で読むので単行本よりも区切りが細かく、購入頻度も多くなります。
まとめるとこうなります。
| 形式 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 単行本 | 読みやすく保存しやすい。カラーやページ構成が綺麗。 | 149話までしか収録されていない(本編完結前)。 |
| 単話版 | 本編〜外伝〜ラグナロクまで全話読める。更新が速い。 | 1話ごとの購入でコストが積み重なりやすい。 |
もし「時間をかけてもいいからじっくり楽しみたい」という人は単行本で、「今すぐ結末を知りたい」「続きを最速で追いたい」という人は単話版が合っています。
単行本15巻以降の展開はどこまで進んでいる?
単行本15巻から物語は大きく動き始めます。旬が韓国だけでなく、世界規模の戦場に出ていき、アメリカ、中国、日本の国家級ハンターたちと肩を並べて戦うようになります。そしてこの頃から、「君主」たちの正体や、影の力そのもののルーツも徐々に明らかになっていきます。
15〜20巻(111〜149話)では、特に以下のような展開が描かれます。
父ジュンイチローとの再会と別れ
支配者と君主の戦いの歴史
旬の影の軍勢がさらに巨大化し、ベル・タンク・イクレアなどの影たちが進化
アメリカの国家級ハンター・トーマスとの激突
このあとの150話以降で、物語はついに本当の最終局面へ突入します。アンタレス率いる「破滅の君主」の軍勢が地球に降り立ち、人類vs君主の最終戦争が始まります。
単行本は149話までなので、その先を読みたい場合は単話版に移行する必要があります。本編は180話で完結し、その後に外伝、さらに続編「ラグナロク」へと物語は繋がっていきます。
単行本20巻(149話)まで出ているのに完結していない理由
「単行本20巻まで読んだのに終わっていないのはなぜ?」と思った人もいるはずです。実は漫画『俺だけレベルアップな件』は、単行本より先に単話版(ウェブ連載版)で本編が完結しています。本編は全180話(+プロローグ1話)で終わっていますが、単行本はまだ149話=20巻までしか収録されていないため、物語の終わりまでたどり着けません。
さらに単行本では、印刷用に編集される都合上、カラーからモノクロへの調整や、ページ構成の再編集が必要になります。そのため配信よりも刊行スピードが遅くなるのです。そして本編終了後には、旬の“その後”を描く外伝(全21話)、さらに続編である**『ラグナロク』**がスタートしており、物語自体はまだ続いています。つまり「単行本が追いついていないだけ」であって、原作ストーリーはすでに大きな区切りを迎えている状態です。
読む順番ガイド(本編→外伝→ラグナロク)
「どこから読めばいいのか」「どの順番で読むべき?」と迷っている人のために、一番理解しやすいルートを紹介します。読む順番は下の流れがもっともおすすめです。
| 順番 | 内容 | 話数 |
|---|---|---|
| ① | 本編(アニメの続き〜完結まで) | 111話〜180話 |
| ② | 外伝(平和になったその後の物語) | 全21話 |
| ③ | ラグナロク(外伝のさらに先) | 37話まで連載中 |
まずはアニメの続きである111話から本編180話まで読み切ることで、影の君主としての旬の戦いが完結します。その後、世界が救われた後の“もしも”の生活が描かれるのが外伝です。外伝の旬は高校生の姿に戻っていますが、唯一記憶を持ったまま生きており、家族や仲間ともう一度やり直す人生が描かれます。そしてラグナロクでは、再び影の力と君主の世界に関わる物語が始まり、戦いの続きを匂わせています。
アニメで省かれた重要シーンを補完するならここ
アニメ版はテンポよく作られていますが、その分、漫画にある細かい描写がいくつか削られています。特に以下のような場面は、漫画で読むと物語の印象が大きく変わります。
たとえば、二重ダンジョンでの“カルテノン神殿”の試練。漫画では旬の心臓の鼓動、石像の目に映る恐怖、仲間の叫びなどがページ全体でじっくり描かれており、「動くな」「跪け」「神を讃えよ」のルールの意味がより重く伝わってきます。アニメでも忠実でしたが、漫画のほうが絶望の空気が濃く感じられます。
さらに、二期の後半で削られた“君主たちの会話シーン”も重要です。本来漫画では、破滅の君主アンタレスや牙の君主ラカンが、「影の君主が再び目覚めた」と語るシーンがあります。彼らがなぜ世界を襲うのか、なぜ旬を恐れているのか、そうした伏線がアニメではほとんど描かれていませんでした。この部分を補完したい人は、漫画の第90〜120話あたりを読むと、物語の本質がぐっと掴めます。
アニメの迫力×漫画の情報量どちらも楽しむ方法
「アニメだけでも面白いけど、漫画も読むべき?」と悩んでいる人に伝えたいのは、どちらか片方ではなく両方を組み合わせると最高に楽しめるということです。アニメには、漫画では味わえない臨場感があります。たとえば影の軍勢が「起きろ(アライズ)」で一斉に立ち上がるシーン。暗闇から無数の影が光を受けて浮かび上がる瞬間、BGMの重厚さと声優の声が重なると鳥肌が立ちます。
一方、漫画には情報量と心理描写の深さがあります。旬が初めて敵を倒したときの「怖い、でも進まなきゃ」という葛藤。母を病院に残してダンジョンへ向かうときの静かな表情。こういった感情は漫画の方が圧倒的に細かく描かれています。
もし二つを最大限に楽しみたいなら、
1回目はアニメで流れを掴み、
2回目は漫画で補完しながらじっくり読む、
この順番がおすすめです。特にアニメの110話まで観た人は、そのまま漫画111話から読み始めると世界の奥行きが一気に広がるはずです。
アニメ・映画が大好きで毎日色んな作品を見ています。その中で自分が良い!と思った作品を多くの人に見てもらいたいです。そのために、その作品のどこが面白いのか、レビューや考察などの記事を書いています。
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