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『ちはやふる』アニメ4期はいつ?最新状況から考察【ファン目線】

アニメ・漫画

正直に言います。

『ちはやふる』が大好きです。

胸を刺す“感じ”の一瞬、札が飛ぶ音、勝てない夜の悔しさ…全部まとめて、もう一度アニメで浴びたい。

だからこそ、4期の“いつ”が知りたい——でも、今のところ公式のアナウンスはありません。

この記事では、ファンとしての熱と、数字や制作事情という冷静さの両方を持ち込んで、「4期はいつ来るのか?」を本音で予想します。

結論は甘くない。

でも、希望がゼロとは言い切りません。

根拠と気持ち、両方置いていきます。

『ちはやふる』アニメ 4期はいつ?最新状況をまず確認

アニメ『ちはやふる』第1期が放送されたのは2011年、第2期は2013年、第3期は2019年でした。
札が宙を舞う一瞬を、音と動きで描くあの映像。
千早が初めてクイーン若宮詩暢に挑んだ時の緊張や、太一が涙をこらえて札をつかむ姿は、何度見ても胸が締めつけられます。
そんな作品だからこそ、4期を望む声は今も止まりません。
しかし、期待とは裏腹に「公式からの発表」はまだない状況が続いています。

まずは、現時点でわかっている情報と、信頼できる確認方法を紹介しつつ、現実的にどう考えればよいのかを整理していきます。

公式発表は現時点でなし——情報の出どころとチェック手順

2025年10月時点で、アニメ4期について制作発表や予告はありません。
これは、日本テレビ・マッドハウス・公式サイト・公式SNS(X/Twitterなど)いずれにも告知がないことから明らかです。
ネット上には「〇月放送決定!」といった噂やSNS投稿もありますが、そのほとんどがファンの予想や希望にすぎません。

正確な情報を得るには、次のような場所を定期的に確認するのがベストです。

チェック先確実さ備考
日本テレビ・アニメ公式サイト高い新作アニメの放送情報が最初に出やすい
公式SNS(@chihaya_animeなど)高い過去の重大発表もここで告知
作者・末次由紀さんのSNS原作や続編に関する個人的コメントも投稿される
アニメ制作会社(マッドハウス)公式サイト新規プロジェクト公開の可能性あり

また、4期の噂を語るファンの多くが、2022年に原作が完結し、2024年から続編『ちはやふる plus きみがため』が始まったことを理由に「アニメの続編があってもおかしくない」と考えているようです。
ただし、制作者や公式が一度も「検討中」や「企画進行」を匂わせていないため、過度な期待は禁物です。

過去シーズンの放送間隔から見える“待ち時間”の相場観

シリーズごとの放送時期を見ると、4期が来るなら「これくらいの間隔なのでは?」と推測する材料になります。

シーズン放送時期間隔
第1期2011年10月〜2012年3月
第2期2013年1月〜6月約1年後
第3期2019年10月〜2020年3月約6年後

第2期まではテンポよく続きましたが、第3期まで6年も空きました。
これは、原作ストック待ちや制作会社のスケジュール調整、さらには実写映画プロモーションとの連動が関係しています。

第3期終了からすでに約5年以上。
「そろそろ何か発表があってもいいはず」と思ってしまいますが、残念ながら今のところ動きは見られません。
逆に言えば、3期までの例を考えると「何年空いても不思議ではない作品」でもあります。

アニメ第3期のラストでは、千早がクイーン戦を目指す覚悟を固め、太一が部を去る衝撃的な展開で幕を閉じました。
原作ではその後、高校最後の戦いや新との名人戦挑戦など、映像化してほしい名シーンがまだたくさんあります。
「続きを見たい」というファンの声が消えないのは、この引きの強さも大きな理由です。

劇伴・キャスト・制作会社の動き——続編の芽を探す

4期の可能性を探るうえで、制作に関わった人たちの動きやコメントも重要です。
はっきりと「4期やります」と言った人はいないものの、希望の光がまったくないわけではありません。

まず音楽です。
アニメ全期の音楽を担当した山下康介さんは、過去のインタビューで「また千早たちの物語を音で描けるならやりたい」と語っています。
このコメントはファンの間でも話題になりました。

キャスト陣も、作品への愛情をたびたび語っています。
特に千早役の瀬戸麻沙美さんは、千早が涙をこらえて札を握るシーンを収録した際「声が震えてしまって録り直した」と話しており、役への思い入れが強いことが伝わります。
このように、声優陣は続編への参加に前向きであると考えられています。

問題は制作会社です。
アニメ3期の制作を担当したマッドハウスは、現在も多くの人気作品を抱えており、新アニメの制作ラインに余裕がない可能性があります。
また、アニメ制作は制作委員会方式で資金が集まらなければ始まりません。
円盤の売上や配信契約の収益が期待に届かなければ、企画が通りづらくなるのも現実です。

ただし、原作の人気や実写映画の評価、国際的なファンの多さを考えると「完全に望みが消えた」とは言い切れません。
むしろ、時間がかかるだけで「きっかけ」があれば戻ってくるタイプのアニメでもあります。

ファン視点の率直な感想——「待てるけど、待たされるのはツラい」

『ちはやふる』のアニメを見た人なら、きっと一度はこう思ったはずです。
「この続き、早く見せてほしい」。
千早が太一の退部に涙しながら走るシーン。
新が名人になる覚悟を胸に、福井から東京を見つめるシーン。
アニメ3期は、物語としては“これからが本番”というところで終わりました。

だからこそ、ファンの心の中には常にふたつの感情が並んでいます。
「いつでも待つよ」という気持ちと、「でも、いつまで待たせるの?」という不安です。
特に高校最後の全国大会、千早が新に初めて勝ったあの団体戦3位決定戦は、多くの視聴者の記憶に焼きついています。
千早は涙を浮かべながら「かるたを続けていれば、また会える」と言いました。
その言葉は視聴者の希望そのものでもありますが、時間が経てば経つほど、その言葉が少し寂しく聞こえてくるのです。

SNSでも「続編、まだですか?」という声は今でも途絶えていません。
原作最終話まで追ったファンからも、「クイーン戦の千早までアニメで見たい」「周防名人と新の戦いを映像で見せてくれ」という声が多く上がっています。
待つ覚悟はある。
でも、心のどこかで「もう一度あの世界に連れていってほしい」と願い続けているのです。

原作は完結&ストック十分——映像化余地は“山ほど”ある

4期を望む声が消えない理由のひとつは、「映像化できるストーリーがまだたくさん残っているから」です。
原作『ちはやふる』は2022年に完結しました。
最終巻では、千早のクイーン挑戦、新と周防名人の頂上決戦、太一の変化やそれぞれの未来までが描かれています。

さらに、2023年12月からは続編『ちはやふる plus きみがため』も連載されています。
舞台は千早たちが卒業した瑞沢高校。
新入生の長良凛月を主人公に、新しい世代のかるた部の物語が始まっています。
物語そのものがまだ続いている——これもファンの期待を支えています。

例えば、アニメ3期のラストでは太一が千早に告白し、「ごめん」と断られて部を去ります。
しかし原作では、その後の太一が東大かるた会で周防名人と出会い、誰も見たことのない強さを手に入れていく姿が描かれます。
また、千早が高校最後の大会で新に初めて勝ち、涙ながらに「続けてて良かった」と思うシーンもあります。
詩暢とのクイーン戦で、千早が“襷”(たすき)を渡すシーンは原作でも屈指の名場面。
このあたりまでアニメ化されていないのは、もったいないと言うしかありません。

このように、ストックの量も質も十分です。
むしろ「原作が完結したからこそ、安心してアニメにできる」状態とも言えます。
にもかかわらず4期が来ないのは、別の理由があるからです。

それでも即4期が難しい理由を短く整理

いくら原作がそろっていても、アニメは“気持ち”だけでは作れません。
制作の現場には、見えない壁がいくつもあります。
代表的な要素をわかりやすく整理します。

理由内容
公式発表なし制作委員会の企画そのものが立ち上がっていない可能性
円盤・配信の収益3期の円盤売上は悪くないが、飛び抜けて高いわけではない
制作ラインの確保マッドハウスなど人気制作会社は新作が詰まっている
アニメ化の採算かるたという競技ものはグッズや広告タイアップが難しい
実写映画の区切り2016〜2018年の映画3部作で一区切り感が生まれた

特に重要なのは「採算性」と「制作ライン」です。
アニメ3期はファンから高く評価されたものの、作品の性質上、グッズなどの売上を見込みづらく、制作費の回収は簡単ではありません。
さらに、大きなスタジオに制作を頼むには、早くても数年単位の準備期間が必要です。

つまり、「やりたくても今すぐ動けない」というのが、最も現実的な答えです。
それでも、原作は完結しファンも熱を保ったまま。
いつか条件がそろえば、再び札が宙を舞う瞬間が訪れるかもしれません。

『ちはやふる』アニメ4期はいつ?数字と事情から“本音予想”

これまでの章では感情やファン目線から「4期を待つ気持ち」と「今の停滞感」について触れてきました。
ここからは一歩踏み込んで、アニメ制作の“現実的な事情”を数字や傾向から見ていきます。
好きだからこそ、希望だけではなく、冷静な視点も必要です。

円盤・配信の体感動向——回収難なら決裁は降りにくい

『ちはやふる』のアニメ4期を考えるうえで、どうしても避けられないのが「採算がとれるのか?」という問題です。
アニメは1クールで数億円規模の制作費がかかります。
それを回収するのは、Blu-ray・DVD(円盤)や配信権、グッズ、イベントなどです。

実際に、アニメ第3期の円盤売上は「悪くはないけれど、特別良いわけでもない」ラインだとされています。
スポーツやバトルもののようにキャラクターグッズが大量に売れるタイプでもなく、アイドルアニメのようにライブイベントで利益を出せるわけでもありません。

さらに厳しいのは、配信の時代になったことで「円盤売上だけで判断されない」一方で、「配信の利益だけで制作費を回収するのも難しい」という現実です。
『ちはやふる』はNetflixやHuluなどで配信されていますが、こうした契約の収益は公表されないため、外から判断するのは難しいです。
ただ、SNSでは「ランキング上位に入っていない」「トレンドに上がる回数が減ってきた」といった声もあります。

とはいえ、アニメ第3期の放送中、千早や詩暢の試合シーンが放送された翌日は「ちはやふる」がX(Twitter)でトレンド入りすることもありました。
これは、固定ファンの熱量が高い証拠でもあります。

参考として、Blu-rayの売上や原作の発行部数との関係を、以下のようにまとめます。

項目状況評価
円盤(Blu-ray/DVD)売上1期〜2期は約4000〜6000枚、3期はやや減少中程度の成功
原作累計発行部数2700万部突破非常に高い人気
実写映画の興収3部作で合計20億円超メディアミックス成功
配信視聴数非公開だがランキング常連ではない評価保留

こうして見ると、「原作人気は圧倒的、でもアニメは商業的にギリギリ成立しているライン」というのが正直なところです。
制作委員会方式では、投資する企業が「利益が戻ってくる見込みがあるか」を厳しく見ます。
だからこそ、「好きだから作られる」という単純な話では済まないのです。

制作ラインの逼迫——人気作でも“順番待ち”は避けられない

もうひとつ、大きな壁になっているのが「制作ラインの確保」です。
『ちはやふる』のアニメを作ったマッドハウスは、今も多くの人気タイトルを抱えています。
『HUNTER×HUNTER』、『デスノート』、『オーバーロード』など、繊細な作画と重厚な演出を得意とするスタジオです。

しかし、こうした有力スタジオほど、スケジュールは何年も先まで埋まっています。
「続きを作りたくても、すぐに席が空いていない」という状況は珍しくありません。
とくに『ちはやふる』は、かるた競技の動きや指先のアップ、札が弾かれる音のタイミングなど、非常に繊細な演出が必要になります。
1枚の札が動く角度すらこだわって描かれている世界なので、作る側にも技術と時間が求められます。

さらに声優のスケジュールも関係します。
綾瀬千早役の瀬戸麻沙美さんは『呪術廻戦』釘崎野薔薇役などで多忙。
新役の細谷佳正さん、太一役の宮野真守さんも同じです。
この3人がそろわなければ『ちはやふる』の空気は再現できません。

制作委員会にとっては「スケジュール」「採算」「市場の需要」がそろった瞬間に動くのが理想です。
今は、そのタイミングを待っている状態に近いと言えます。

とはいえ、悲観するだけではありません。
原作はすでに完結しており、物語のゴールも決まっている。
ファンは今もSNSやイベントで声をあげている。
実写映画や舞台などで過去に成功しているコンテンツだからこそ、今後、大きな節目で「復活」が実現する可能性もゼロではありません。

スポンサーとメディア戦略——勝てる編成枠が見つかるか

アニメ4期の可能性を語るうえで、見逃せないのは「どのテレビ局が、どんな意図で放送してくれるか」という点です。
これまで『ちはやふる』シリーズは、日本テレビ系の「AnichU」枠を中心に放送されてきました。
深夜アニメとしては異例の競技もの、しかも青春群像劇ということもあり、視聴率よりも“質の高いファン層”を意識した編成だったと言われています。

しかし、現在のテレビ業界では、スポンサー企業は「数字+話題性」を重要視します。
特に放送枠を押さえるためには、
・CMを出してくれる企業
・原作出版社(講談社)
・アニメ製作委員会の出資企業
これらの利益が一致していなければ、企画は動きません。

例えば、『ちはやふる』はコンビニや飲料メーカーなどと大きなコラボをしているわけではなく、グッズ販売だけで利益を出すのも難しいジャンルです。
視聴者層が若い10代〜20代女性に偏っていることもあり、企業としては「買ってくれる商品」が想像しにくいのです。
また、同じ枠では毎年新作アニメが次々と放送されており、“枠の取り合い”もかなり激しい状況です。

とはいえ、強みもあります。
『ちはやふる』は原作自体が国語の教科書に採用されるなど、文化的価値が高い作品です。
競技かるたという日本の伝統文化を描いているため、教育機関や自治体からの応援も期待できます。
さらに、滋賀県・近江神宮での聖地巡礼が観光として成功している点も、小さくない強みです。
もし4期が制作されるなら、「文化」「地域振興」「国民的漫画」という軸を打ち出し、編成枠とスポンサーを説得する必要があります。

私の結論:今すぐは難しい、長期戦で“機会待ち”

ここまでの事実と空気感を踏まえると、今の私なりの結論はこうです。
「4期はすぐには来ない。でも、完全に望みが消えたわけでもない。長期戦で待つしかない」です。

その理由を、改めて短くまとめると次のようになります。

要素状況期待度
原作ストック完結済み+続編連載中非常に高い
制作会社の余力スケジュール逼迫低い
売上・採算安定だが爆発力は弱め中程度
ファンの熱量高く維持されている高い
公式の動き新作発表なし低め

つまり、「市場の熱と素材はあるけれど、お金と時間の壁が分厚い」状態とも言えます。
でも、過去にも同じような例はありました。
『BLEACH』は10年沈黙したあとにアニメが再開しました。
『銀魂』も放送枠や形式を変えながら何度も復活しました。
原作人気とファンの声が消えない限り、“再アニメ化の種火”は確実に残り続けるのです。

それなら私たち視聴者ができることは何か。
円盤や配信で作品を見返すこと。
SNSで感想を発信し、作品の熱を絶やさないこと。
ただそれだけでも、製作委員会にとっては立派な“後押し”になります。

それでも推したい——4期が来たら見たい勝負と名場面

最後に、希望を込めて。
もし4期が実現したら、絶対に映像で見たい試合やシーンがあります。
それはただのファンサービスではなく、『ちはやふる』という物語の核心です。

まず見たいのは、綾瀬千早と若宮詩暢のクイーン戦。
詩暢が千早に襷を託され、千早が涙を浮かべながら「最後まで、全力で」と札を取り続ける姿。
この勝負は、ただの試合ではありません。
千早が「誰かのために強くなる」ことの意味を完全に理解する場面であり、アニメファンにとっても一つの頂点になるはずです。

もうひとつは、綿谷新と周防久志の名人戦。
新が「ぼくは5歳相手でも手加減せん男や」と言い切った少年時代の自分を思い出しながら、全てを賭ける戦いです。
視力を失いつつある周防が、静かに畳に立ち、耳だけを頼りに札を取る姿。
原作ファンなら、この戦いがどれほど心揺さぶるものか、ご存じのはずです。

さらに忘れてはいけないのが、太一の再起。
かるた部を去り、東大かるた会で周防と出会い、泥だらけになりながら這い上がっていく姿。
千早、新、太一——幼なじみ3人の関係が再び動き出す瞬間も、アニメでこそ見たいシーンです。

夢を語るのは簡単です。
でも、『ちはやふる』という作品は、夢を叶えるために汗を流す姿を描いてきました。
だから私たちファンも、もう少しだけ、この物語を信じて待ち続けたいのです。

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