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マッドハウスのアニメがひどい!?作画や代表作など含めて解説していきます!

アニメ制作会社

みなさんはマッドハウス(MADHOUSE)というアニメ制作会社をご存知でしょうか?

今や日本のアニメ業界を代表するアニメ制作会社の一つです。

誰もが知っている有名作品から隠れた名作まで、さまざまな作品を長期に渡って作り続けいているスタジオです。

そんなマッドハウスですが、検索で「マッドハウス アニメ」でスペースを入れると「ひどい」というワードが出てきます。

これは多くの人が「マッドハウス アニメ ひどい」というふうに検索している証拠でもあります。

これはなぜなのだろうと思いましたので、今回は、マッドハウスのアニメがひどいと言われている理由について考察していきたいと思います。

それと同時に、マッドハウスの作画や代表作なども合わせて解説していきたいと思います。

マッドハウスの概略

まずは簡単にマッドハウスの会社の概略について話していきたいと思います。

マッドハウスが設立されてのは、1972年です。

私のサイトで紹介されてきた中で1番歴史のある制作会社になります。

創設に関わったのは、当時虫プロダクションの従業員だったメンバーだそう。

設立当時である1970年代は、自社が主導となったアニメ作品は少なく、主に東映動画や東京ムービーなどのテレビアニメシリーズの制作に携わっていたようです。

本格的に自社のアニメを作り出したのは1980年代〜1990年代。

テレビシリーズや劇場版を手がけながら徐々に力をつけていきます。

2000年代に入るとビッグネームからニッチにな作品まで幅広く多くの作品を制作するようになります。

特に、今敏、湯浅政明、片渕須直、荒木哲郎などのレジェンド監督などもこの辺りから見かけるようになります。

そして、2010年代〜現在。テレビアニメ(深夜アニメ)が世間のエンタメの中心となり、人気漫画・ラノベのアニメ化やオリジナルアニメ、劇場版、OVAなどあらゆる作品をとてもクオリティ高く世に送り出しています。

今でもよく名前を聞く、浅香守生、いしづかあつこ、小野学、清水健一などの監督もマッドハウスで監督を務めています。

この後も紹介しますが、個人的に好きなアニメ、好きな監督がたくさんいらっしゃるアニメ制作会社になっています。

マッドハウスのアニメの代表作

マッドハウスのアニメの代表作ですが、マッドハウスは歴史が長く、アニメと言っても、テレビアニメ、アニメ映画、OVA、PV、テレビCMなど多くのメディアで作品を制作している会社です。

ですので、テレビアニメ・劇場アニメに分けて代表作を紹介させていただきます。

マッドハウスのテレビアニメ

マッドハウスのテレビアニメの個人的なピックアップ作品はこちらです。

○1980年代〜1990年代

  • 『YAWARA!』(1989)
  • 『あずきちゃん』(1995)
  • 『カードキャプターさくら』(1998ー1999)

○2000年代

  • 『さくら大戦TV』(2000)
  • 『GUNSLINGER GIRL』(2003)
  • 『妄想代理人』(2004)
  • 『MONSTER』(2004)
  • 『いちご100%』(2005)
  • 『BLACKLGOON』(2006)
  • 『DEATH NOTE』(2006)
  • 『彩雲国物語(2期)』(2007)
  • 『電脳コイル』(2007)
  • 『逆境無頼カイジ』(2007)
  • 『スティッチ!』(2008)
  • 『はじめの一歩 New Challenger』(2009)

○2010年代

  • 『四畳半神話大系』(2010)
  • 『ちはやふる』(2011)
  • 『HUNTER×HUNTER(第2作)』(2011)
  • 『BTOOOM!』(2012)
  • 『ダイヤのA』(2013)
  • 『魔法科高校の劣等生』(2014)
  • 『ノーゲーム・ノーライフ』(2014)
  • 『ハナヤマタ』(2014)
  • 『寄生獣 セイの格率』(2014)
  • 『俺物語!!』(2015)
  • 『オーバーロード』(2015ー2018)
  • 『ワンパンマン』(2015)
  • 『宇宙よりも遠い場所』(2018)
  • 『ブギーポップは笑わない』(2019)

○2020年代

  • 『吸血鬼すぐ死ぬ』(2021)
  • 『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』(2022)
  • 『山田くんとLv999の恋をする』(2023)
  • 『葬送のフリーレン』(2023)
  • 『チ。-地球の運動について-』(2024)
  • 『謎解きはディナーのあとで』(2025)

こうやって、テレビアニメを並べてみてみると、本当にすごい制作会社であることがわかります。

やはり超絶人気作もあれば、ニッチな作品もあり、アニメオリジナルの作品も作っているようなスタジオです。

ジャンルもシリアスな作品が少し多いようにも感じますが、『HUNTER×HUNTER(第2作)』や『ワンパンマン』のような王道バトル系アニメも手掛けています。

さらに、『いちご100%』や『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』、『山田くんとLv999の恋をする』などのラブコメ、『ちはやふる』のようなスポコンもの、『葬送のフリーレン』のような異世界まったりファンタジーものなど本当に幅広く作品を手掛けている、オールラウンダー的アニメ制作会社です。

もちろん、担当している監督やその他スタッフによってアニメの内容は変わってくるとは思いますが、やはり、ちょっとシリアスよりが得意な制作会社なのかなとは思います。

マッドハウスの劇場アニメ

マッドハウスの劇場アニメに関しては、制作協力をあげていけばキリがありませんので、マッドハウスがメインで制作を担当した作品のみ紹介していきます。

  • 『はだしのゲン』(1983)
  • 『ボビーに首ったけ』(1985)
  • 『カムイの剣』(1985)
  • 『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!』(1986)
  • 『銀河英雄伝説 -わが征くは星の大海-』(1988)
  • 『PERFECT BLUE』(1998)
  • 『メトロポリス』(2001)
  • 『千年女優』(2002)
  • 『時をかける少女』(2006)
  • 『パプリカ』(2006)
  • 『サマーウォーズ』(2009)
  • 『マイマイ新子と千年の魔法』(2009)
  • 『君の声を届けたい』(2017)
  • 『グッバイ、ドン・グリーズ!』(2022)
  • 『金の国 水の国』(2023)

劇場アニメに関しては、制作会社の技量もさることながら、監督の実力がものを言うところかと思います。

特に細田守、今敏、片渕須直に関しては、本人達の実力が大きく映画に反映されていて、かつヒット作を生み出しているような監督だと思います。

逆に言えば、彼らが描きたいこと、やりたいことをきちんと実現できるような制作会社という点でもマッドハウスはすごいと言えるでしょう。

マッドハウスのアニメの作画

続いてマッドハウスのアニメの作画の特徴についてお話ししていきたいと思います。

まず、基本的に作画の良さを評価するとき、私は以下の4点に着目します。

  • 安定性:キャラクターの顔や動きが違和感なく作画できているか
  • フレームレート:アニメーションがヌルヌル動いているか
  • 背景美術:背景の作画や色彩が綺麗かどうか
  • 映像効果:ライティングやエフェクトが適切かどうか

この4つの点が整っているアニメは「作画が良い」と言っていいアニメだと思います。(偉そうに言っていますが、素人です。すみません。)

マッドハウスは、この4つの基準を、他の制作会社の平均値よりも高く満たしていると思います。

よって、まずは作画の良いアニメ制作会社として認識して良いでしょう。

その中でも、作画にはどのような特徴があるのかを考察&解説していきます。

リアル寄りの作画

先ほどもお話ししましたが、マッドハウスで制作されているアニメは、リアル、もしくは、シリアスな作品が多いです。

初期の方に制作された、『YAWARA!』は作画もお話しもリアリズムで知られる浦沢直樹先生の作品。

柔道でオリンピックを目指す少女のお話で、スポーツ・青春・恋愛などが絶妙なバランスで混じり合う作品です。

作画も話もリアルですし、この作品を初期の方に制作していたからこそ、その先で請け負っていた作品もリアル&シリアスな作品になりがちだったと予想できます。

2000年代、私的アニメの黄金期が始まる2010年代の一つ前の時代では、『GUNSLINGER GIRL』、『MONSTER』、『BLACKLGOON』、『DEATH NOTE』などのリアルかつシリアス、そして名作と呼ばれるような作品が続出しています。

この時代のマットハウスの雰囲気を作っていた人物としてあげられるのは、やはり、先ほどから名前を度々出していた、今敏監督です。

私の大好きな監督です。

彼は、まさしくシリアスの権化のような存在です。

現代に蔓延る社会問題を自分の独自の世界と結びつけて作品化することで、爆発的に面白いものが出来上がっている監督です。

それで、彼の世界観を体現できる制作会社として、マッドハウスはすごくマッチしたのだと思います。

具体的には、リアルな人の表情、動き、そして、リアルな背景美術、効果、演出などをうまく作品に取り入れることができています。

特にそれが体現されているのは、劇場アニメ、今敏作品だと思いますので、気になる方はみてみてください。

どんな世界でも描けるオールラウンダー的制作会社

2010年代(俺的アニメの黄金期)以降では、より王道に近いような作品も制作されるようになりました。

『四畳半神話大系』では、独特すぎる世界観を見事に描き切っています。

『魔法科高校の劣等生』では、現代のSFファンタジーものをとして魔法によるバトルを描いています。

『宇宙よりも遠い場所』では、現代のリアルな話でありながら、ふわふわとして雰囲気を保ちつつ、シリアスなところはしっかりとシリアスにキメるという緩急をつけることができています。

作品の一覧を見る中で、デフォルメによりすぎている作品、例えば、ドラえもんみたいな作品はないみたいですね。

ですので、今後のマッドハウスで、コメディに振り切ったようなアニメもみてみたいところではあります。

マッドハウスのアニメが”ひどい”と言われている理由

ここからは本題である、マッドハウスのアニメが”ひどい”と言われている理由について考察していきたいと思います。

ここまでで、マッドハウスの作画やアニメの素晴らしさについて語ってきました。

しかし、ネットでは”ひどい”という言葉とともに検索される頻度が高いことが伺えます。

その理由として私が考えられることは1つあります。

理由:会社がブラック

色々とリサーチした結果、アニメーションに対して不安を持っている人は少ないです。

個々のアニメの中で、こういうところが悪いという指摘をしている人はいましたが、マッドハウス全体として、悪いという言い方をしている方は見当たりませんでした。

その代わりに、マッドハウスの会社の労働環境が”ひどい”という口コミ、意見、噂があり得ないほどたくさん出てきました。

まず、最近の事件で言うと、2019年に長時間労働や残業代未払いなどの労働基準違反が問題となり、労働基準監督署から是正勧告を受けたということで話題になりました。

アニメーションの現場が”ブラック”というイメージは、今では割と当たり前のような認識になっているかと思いますが、実際に労働基準監督署から勧告を受けるほど、労働環境がひどかったのかとは思いますね。

企業で働く人たちの目線の口コミサイトでは、評価も高くありませんでした。

残業時間が長いのに、残業代もらわないような暗黙の了解もある、と言う口コミもありました。

また、働いているアニメーターの方々がツイッターなどで労働環境について度々発信するようですが、そこでもひどいという意見が出ています。

しかし、アニメーションのレベルは高いとの評価は変わりません。

このように、アニメーションのレベルは高いけれども、会社の労働環境が悪いことが世に広まったことによって、「ひどい」という評価が出てきたのだと考えます。

まあ、私は当事者ではありませんので、本当のところはわからないんですけどね笑。

まとめ

本日はアニメ制作会社”マッドハウス”について、会社の紹介や作品の紹介、そして、マッドハウスのアニメが”ひどい”と言われる理由について考察&解説してきました。

マッドハウスが制作するアニメはクオリティの高い作品が多く、評価も高いです。

その一方、会社の労働環境の悪さが話題となり、ひどいという意見を言う人も現れているのだと思います。

今はアニメーションの技術も結構進化はしてきていますが、なかなか現場がそれに適応できていないという現状もあると思います。

ですので、やはり日本のカルチャーの中心となったアニメを支えてくださっているアニメーターならびにその他のスタッフの人たちが働きやすい環境になれるように、私たちができることがあればサポートしていくことが必要だと思います。

まず、私たちが彼らの作品を見ることが一番はじめにできることだと思います。

ですので、マッドハウスの作品を全然みたことがないよ!って方がいらっしゃったら、ぜひ正規のやり方で試聴してみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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